あなたや身の回りの大切な家族、友人が突然医療行為を受ける事になったとき、あなたは受ける医療行為を選択できますか?
医師として仕事をしておりますが、患者へ医療行為について説明する時間が十分に与えられない場面を何度も経験しております。
例えば交通事故で家族が搬送され、命の危険があり意思疎通が出来ないとしましょう。その場合医療行為の選択は代わりの親族が行わなければなりません。気管挿管は希望されますか?心臓マッサージはされますか?中心静脈カテーテルは入れますか?昇圧剤は使用しますか?造影剤を用いた検査は行いますか?その他様々なことをその場で決めなければなりません。患者もしくはその家族の同意がなければ、基本的に医療行為を行うことが出来ないためです。
もちろん私を含む医師は、時間が許す限り医療行為への説明を行います。
しかし、命に危険がある場合、のんびりと気管挿管とは何か、どのように行うか等を説明している場合はないのです。
また、医師によっても説明の仕方は異なります。どうしても主観的な感情が入ってしまうことが現状です。ある医師は、心臓マッサージについて、胸骨も折れてしまいますし、本人にとってお辛い治療になるかと思います。それでも希望されますか?と伝え、またある医師は心臓が止まってしまっても再開する可能性があるかもしれません。希望されますか?と伝えるかもしれません。
私がこのサービスを始めたのは、もしも自分や家族に何かあった際に、前もって緊急の判断を要する医療行為について少しでも理解するお手伝いがしたいと思ったからです。
もしも何かあったときに一人の医師の主観的感情が含まれる説明に基づいて、医療行為を選択することと、前もって医療行為について知識を深め、自ら時間をかけた選択をすること、あなたはどちらを望みますか?
具体的にお電話では、救急外来や病棟で緊急時に行われる医療行為について、どのような機械を用いて行うのか、メリットデメリットを含め説明いたします。
人は死に繋がるもしもの時の事を考えることを避けがちですが、死へ向かうことも生きることの一部です。もしもの時に受ける医療行為について一緒に考えてみませんか?
緊急時に選択が必要な医療行為について、医学的知識と医療現場での現状についてお話します。すべての人間に行う可能性のある、緊急時の医療行為のみについて説明します。
疾患ごとの緊急時の対応、例えば心筋梗塞の際のカテーテル治療について。等の各診療科の専門的知識を必要とする相談に関しては、行っておりません。