人の目が気になって動けなくなる、あなたへ
言いたいことがあったのに、言えなかった。やってみたいことがあったのに、 「どう思われるかな」が先に立って、そのままになった。帰り道でふと、 「なんであのとき動かなかったんだろう」と思う。そんな夜がありませんか。自分が弱いからだ、と考えてしまう方が多いです。 もっと強くならなければ、気にしない自分にならなければ、と。でも、そういう話ではないように思っています。私自身、長いあいだ同じところにいました。誰かに評価されないと、やる気が出てこない。 自分では良いと思っていることでも、人の目が気になって手が止まる。誰かに「いいね」と言ってもらって、 そこでやっと、肩の力が抜ける。これは性格の欠点というより、その人の「クセ」に近いものです。同じクセを持っていても、 他人の期待があるから頑張れる、という形で力に変えている方もいます。出方が違うだけで、持っているものは同じなのです。では、どうすれば出方が変わるのか。私の場合、根っこにあったのは、 自分が何を大事にしたいのかが、はっきりしていなかったことでした。自分の中に基準がないと、判断の材料を外に探すしかありません。 その場の空気が、そのまま自分の答えになってしまう。とはいえ、 「あなたの価値観を言葉にしてみましょう」と言われて、 すぐに出てくる人は、あまりいません。私も、すぐには出てきませんでした。大切にしているものというのは、 考えて取り出すというより、 話しているうちに、ふと顔を出すことのほうが多いように思います。「あのとき、なんであんなに嫌だったんだろう」 「どうして、あれだけは譲れなかったんだろう」そんな話をしているうちに、 自分でも
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