住宅ローン減税の改正など
新築で住宅ローンを満額組む人にとっては、改正とは言えないかもしれません。減税率が減るからです。常識で考えて、住宅ローンの実効金利より減税率が大きいことが問題でした。改正になって当然です。反対に、新築ではない場合、かなり良い改正内容です。特に築年数が撤廃されることが大きいです。木造の場合、現時点から20年以内、という制度でした。数日不足していても適用外でした。ひどいと思っていました。これが改正されます。改良というほうが適切かもしれません。新耐震基準を考慮し、昭和57年1月1日以降に新築された物件について、減税対象とされます。とても良いことです。築年数が40年程度経過していても、対象になってきます。しかも、登記年月日で判断することになりますので、かなり簡単になります。改正前までは、築年数が経過している場合、別に耐震診断等を受ける必要がありました。増築があると、かなり面倒でした。ほとんど目視での簡易検査なのに、費用は15万円+税、のような団体等もありました。そのせいか、先日、5万円+税で検査します、のような内容で突然、担当者が来ました。軽く聞き流しました。昭和56年12月末までに新築された物件の場合、旧耐震基準なので検査の意味がでてきます。新耐震基準の物件なのに、検査を依頼することは釈然としませんでした。これが改良されます。単に住宅ローン減税が受けられるだけではありません。不動産取得税も減税されます。登記費用も変わります。評価額が高い物件や、ローンの金額が2,000万円程度になる場合、良い効果が期待できます。その代わり、上限が変わります。段階的に下げられます。4,000万円→3,00
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