金融や行政機関で 中途採用が増えています
1.転職希望社が増えている
2022年に転職した20代~50代の男女1,500名を対象に調査した『転職動向調査2023年版』によると、2022年の正社員転職率は7,6%で、2016年以降最高水準となりました。
2022年は、まだコロナ禍で先が見えない状況でしたが、それでも多くの方が転職をしています。
今年に入り、求職者が増えているため、昨年以上に多くの方が転職されるのではないでしょうか。
この転職市場に、さらに追い風が吹いています。
2.金融や行政機関で中途採用が増加
これまで、行政機関や銀行などの業界では、新卒採用が主流でした。
どちらも終身雇用や年功序列が残っており、比較的途中で退職する人が少ないことから、中途採用はあまり行っていませんでした。
しかし、最近では、キャリア採用という枠を設けて、中途採用が増えています。
今後はさらに、中途採用が増えていくと予測しています。
3.増加している理由
その理由はいくつかありますが、やはり組織のマンネリ化の打破でしょう。
新卒で採用し、ずっと同じ環境で働いている人たちばかりですから、どうしてもものの見方や考え方が同一化してきます。
つまり、ワンパターンになってしまう。
変化の乏しい時代なら、同じような人がたくさんいた方がマネジメントが楽になります。
しかし、それでは行き詰まってしまう。
でも、同じような人ばかりですから、なかなか違った発想が出てこない。
そのため、外部から新しい人を登用する必要があります。
4.中途採用するメリット
中途採用をするメリットは、他にもあります。
外部から採用することで、自社の生え抜き社員とは異なる価値観や
0