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すべてのブログから「#介護士の独り言」タグの検索結果

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【介護士の独り言】「仕事が早い=良い介護士」という大いなる勘違い

​私は今、管理職を引退して現場の介護士として働いていますが、昔も今も変わらず、介護現場では常に「効率」が求められます。人手不足で忙しい現場だからこそ、効率を意識することはもちろん大切です。​しかし、現場には必ずこんな勘違いをする人が現れます。「効率的に仕事をこなせる人=優秀な介護士だ」と。​そう思い込んだ介護士は、とにかく効率だけを最優先し、自分中心のペースでケアを進めるようになります。入居者様のペースは無視され、安全性がおろそかになっていく。​そしてタチが悪いことに、そういう介護士に限って、「かわいそう」という言葉を使って自分の手抜きを正当化するのです。​「夜中に起こしてオムツ交換するのはかわいそうだから、やらなくていいよね」「長湯させるのは体力が奪われてかわいそうだから、サッと上がらせよう(お風呂業務を早く終わらせたいだけ)」​本人はそれが施設や周りのスタッフのため(=正義)だと思い込んでいるので、やたらと強気です。そして、楽をしたい他のスタッフもそこに同調していきます。​断言しますが、おおよそ虐待などの悲しい事件が起こる施設というのは、「業務を早くこなせる人=仕事ができる人」という評価をしている施設です。​介護における「効率のメリハリ」をつけているか?​効率ばかりを優先すると、目の前の入居者様へのケアが雑になります。かといって、一人の入居者様だけに付きっきりになると、他の入居者様への対応がおろそかになり、施設の1日の流れが崩壊します。​では、どうすればいいのか?大切なのは、介護業務を「効率化できる部分」と「絶対に効率化してはいけない部分」にきっちり分けることです。​⭕ 効
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【介護士の独り言】なぜ特養は「介護を知らない親族経営」が多いのか?

特別養護老人ホーム(特養)で働いたことがある人なら、一度はこんな疑問を持ったことがありませんか?​「なぜ、うちの施設長や副施設長は、理事長の息子や嫁ばかりなんだろう?」「しかも、介護のことなんて何一つ知らない素人なのに……」​現場で叩き上げで頑張ってきた優秀な職員たちに支えられながら、お飾りだけの施設長が一番高い給料をもらっている。もちろん、中には愚直に現場と向き合っている素晴らしい親族の方もいますが、少なくとも私が30年以上のキャリアの中で見てきた特養の多くは、この「お飾り親族経営」でした。​では、なぜこんな歪んだ構造が生まれてしまったのでしょうか。その答えは、特養の歴史を振り返ると見えてきます。​昔、老人ホームは「嫌悪施設」だった​私が介護士になったのは、もう30年以上も昔の話です。その頃でさえ、老人ホームは周辺住民から「おばすて山」や「精神科病院」のようなイメージを持たれ、建設反対運動が起きるほど嫌がられていた時代でした。​歴史のある古い特養の立地を調べてみてください。駅から遠い、交通の便が悪い辺鄙(へんぴ)な場所にポツンと建っていることが多いはずです。当時はそれほど、住宅街や駅近くには作らせてもらえない施設だったのです。​しかし、日本は急激な高齢化に直面し、圧倒的に老人ホームが足りなくなります。国はどうしても施設を増やしたいため、社会福祉法人に対して「建設費の7割以上を国が補助する」という破格の補助金制度を作りました。さらに、残りの3割の借入金に対する利息まで補助したのです。​つまり、「土地さえあれば、建物はタダ同然で建てられる」というボーナスタイムが到来しました。​こ
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【介護士の独り言】「夏祭り全員参加!」は、本当に高齢者のためになっているのか?

この時期、多くの施設で「夏祭り」が開催されているのではないでしょうか。夏祭りに限らず、敬老会、クリスマス、節分、お花見など、介護施設では年間を通してさまざまなイベントが行われます。そこで一つ、質問があります。あなたの施設では、「入居者・利用者全員の参加」を目標にしていませんか?「全員参加でイベントが大盛り上がりしました!」「皆さんとても喜んでいました!」施設ではこれが「素晴らしいこと」として評価されがちですが、私は以前からここに強い違和感を抱いていました。果たして、本当に誰もがイベントを「楽しい」と感じ、参加したいと思っているのでしょうか?「自分が好きだから、みんなも好き」という大きな勘違いもちろん、イベントを楽しみにしていて「やってよかった」と感じる入居者様が大半かもしれません。しかし、全員がそうではないはずです。人混みが嫌いな人、大勢でワイワイやるのが苦手な人、静かに自分の時間を過ごしたい人。人間なのですから、一人ひとり価値観が違って当たり前です。実は、私も昔は「全員参加」を目指す介護士の一人でした。私自身がお祭りやイベントが大好きで、ワクワクしながら準備をし、入居者全員が参加できるように気を配っていました。そして、参加された方の笑顔を見て「満足」していたのです。しかしある時、「私は行かない」とはっきり仰る入居者様が現れました。せっかくのイベントなのになぜ行きたくないのか理由をお尋ねすると、「私は昔から、そういう大勢が集まる場所が好きじゃないの」とのことでした。ご家族に確認してみても、「確かに昔から地域のお祭りやイベントには一切行ったことがない人です」とお話ししてくださいま
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【介護士の独り言】「訪問介護」の倒産が過去最多。施設介護より遥かに高い能力が求められる

今、介護現場では深刻な人手不足が続いています。それもそのはずです。若者の生産年齢人口が減り、サポートを必要とする高齢者が増えているのですから。昔から介護業界は「不景気になると人が集まり、景気が良くなると人手不足になる」と言われてきました。「本当は他の仕事をしたいけれど、働き口がないから仕方なく介護をしている」という人が一定数いたからです。しかし今は、ただの景気の波ではありません。単純に「日本の働く人口そのものが減っている」のです。他業種でも空前の人手不足が続き、新卒獲得の争奪戦が起きています。他にいくらでも選択肢がある時代に、わざわざ過酷と思われがちな介護の世界を選ぶ人は減る一方です。そして今、最も深刻な危機に瀕しているのが「訪問介護」の事業所です。「1対1で楽そう」は大間違い。訪問介護と聞くと、「施設と違って1対1だから余裕を持ってケアできるのでは?」と思われがちですが、実態は全く逆です。施設介護よりも遥かに高い「現場対応力」「判断力」「柔軟性」が求められます。天候に関わらず絶対に行く移動は自転車やバイク、徒歩。猛暑だろうが大雨だろうが極寒だろうが、決まった曜日・時間に利用者の家へ向かわなければなりません。「行ったら留守」の虚しさ苦労して辿り着いても、本人が忘れて通院や買い物に出かけてしまっていたり、事情を知らないご家族が連れ出して留守だったりすることも日常茶飯事です。完全オーダーメイドの住環境施設のようにバリアフリー化された安全な空間ではありません。家ごとに違う段差、深すぎる浴槽、狭いトイレ。その家の壊れかけの掃除機や古びた雑巾を使い、その場の環境に一瞬で適応してケアを行い
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【介護士の独り言】良かれと思った「個人面談」が、チームを崩壊させる引き金になる。

組織において、定期的な「面談」の機会をつくることは非常に大切です。個別に理念や目標を共有できますし、普段は言えない悩みや不安を吸い上げることで、不満の解消や働きやすさの向上に繋がります。​しかし、この面談も一歩やり方を間違えると、組織の士気を一瞬で奈落の底に突き落とす「毒薬」に変わってしまいます。​役職を引退し、現場介護士として働く私の身の回りで、先日こんなことがありました。​施設長と介護長による面談が行われ、「今思っていることや、話しておきたいことはない?」と聞かれたのです。スタッフの声を丁寧に拾い上げようとする姿勢に、最初は「とても良い機会だな」と感心していました。​しかし、数日後・・・フィードバックと称して、現場主任から私を含めたスタッフたちに、こんな内容が伝えられたのです。​「周りのスタッフから、あなたたちに対してこんな不満(愚痴)が出ている」「あのフロアは私語や愚痴が多いと言われている」​耳を疑いました。​役職者が「告げ口の拡声器」になってどうするのか​よくよく話を聞いてみると、ことの真相はこうでした。​コミュニケーションが苦手で、なかなか現場の輪に入れない介護士がいました。その人が、笑顔でテキパキと連携を取りながら仕事をしているメンバーたちを見て、「仲間外れにされている」「私語が多い」「誰かの悪口を言っているに違いない」と、被害妄想的に面談で不満をぶちまけたのです。​実際は、細かなケアの調整や確認を、カンファレンスを待たずにその場の立ち話でスピーディに決定・連携していただけでした。​問題は、役職者がその一方的な愚痴を真に受け、なんのフィルターも通さずに「フィードバッ
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【介護士の独り言】「室内の仕事でしょ?」猛暑の介護現場は、命がけの危険地帯です

また、今年も「猛暑」と言われる夏がやってきました。夏は、私たち介護士にとってまさに「試練の季節」です。​なぜなら、常に熱中症の危険にさらされながら働いているからです。​「えっ、室内で冷房の効いた場所で働いているのに?」と思われるかもしれません。しかし、現場のリアルはそんなに甘くありません。​高齢者の多くは、冷房を嫌がります。食堂で少し風があたっただけで「寒い」、設定温度を少し下げただけで「寒い」と仰るため、フロアの冷房設定温度はだいたい27度程度に保たれています。​座って過ごされている入居者様にはちょうど良くても、常にフロアを走り回り、移乗や介助で体を使っている介護士にとっては、汗が噴き出す温度です。​そして、夏場最大の「地獄」がお風呂の担当(入浴介助)です。​湿度100%の灼熱地獄で、2時間ぶっ続けの重労働。​浴室の中に冷房はありません。高温多湿で、時には外の気温よりも高くなるような空間です。​制度上、入居者様を週2回以上お風呂に入れなければならないため、毎日の入浴スケジュールは朝から夕方までギッシリと組まれています。自分で身体や頭を洗える入居者様はごくわずか。介護士は高温多湿の浴室の中で、手足をフルに動かし、抱え上げ、身体を洗い続けます。​途中で一息ついて休憩することすら許されず、この過酷な状態が2時間以上ぶっ続けで続くのです。​これは、誰がどう見ても「熱中症のリスクが極めて高い危険な労働環境」です。​施設は、入居者様の水分補給や体調管理にはものすごく気を配ります。しかし、それを支えているスタッフの体調管理への配慮は、驚くほど欠けているのが現状です。​介護士の熱中症リスクを
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【介護士の独り言】「完璧なリーダー」を諦めたら、最高のチームができた話

私は長い間管理職として介護に携わってきましたが、約8年前にストレスから突発性難聴を発症し補聴器が必要な状態になってしまいました。決断には少し時間がかかりましたが、今までのキャリアを諦め管理職から引退する事にしました。今は何の役職もない介護士として、現場で奮闘しております。身体はキツくなりましたが、精神的なストレスは無くなりました。おかげ様で今は病状も安定し悪化することなく過ごしております。管理職を経て現場介護士で働いて思う事管理職を経験した私からすれば、どうしても私よりも若い上司。つまり役職者の行動や言動が気になります。「もっとこうすればいいのに」「なんでそんな言い方するのかな」等色々思う事があります。でも、私が出しゃばると現場が混乱してしまいますから静かにしていますが(笑)。私が初めて役職をいただいた時​私が初めて役職をいただいた時の理由は、単純に「勤務年数が長いから」でした。前任者が辞めた穴埋めの人事。当時は、何を求められているのかも分からず、誰も仕事の仕方を教えてはくれませんでした。ただの年功序列。最初の役職は、そんな風に「何もしないまま」終わってしまいました。役職ってなんだ?​役職について深く考えさせられたのは、2つ目の職場である病院でのことです。そこには、長年病棟を支配しているお局様のような主任がいました。誰も逆らえず、指示されるがままに動く現場。日々何も考えずに働けるという意味では、ある意味で楽な環境でした。しかし、その安心はある日突然、病院の「世代交代」という方針によって崩れ去ります。なんと、ある程度の経験があるという理由で、私が急にその病棟の主任に指名されたので
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