キャッシュフロー 活用事例 IRR 内部収益率
CFの活用事例として、今回はIRR(Internal rate of return)である内部収益率について、紹介させて頂きます。私の出品しているサービスでも複数のお見積りを頂いており、実際にサービスの提供もさせて頂きました。おそらく、皆さんが業務や研修課題なので、問題として出されると、よくわからないし、どうしてよいかわからないという状況のもと、ご相談いただいているのでは、と思っております。この指標は、投資判断に使われるもとのであり、考え方自体は一度理解すれば難しくはないのですが、教科書的な説明をきいてもピンとこない方も多いのではないかと思います。「対象期間の各CFの現在価値の総和がゼロになるような割引率」とか説明されても、ハァ、という感じにしかなりません。割引計算は以前の記事で紹介させて頂きましたので、詳細な説明は割愛させて頂きますが、単純に割引計算していけばよいのです。ただ、その割引計算する割引率がIRRそのものであり、皆さんが欲しい答えかと思います。実務的にいえば、エクセル関数でIRRという関数が勝手に計算してくれるので、答え自体は一瞬で出ます。例示キャッシュフロー:1年目:-1000、2年目:+400、3年目:+400、4年目;+400この状態でエクセル関数、IRR(1年目:4年目)=9.7%と出ます。おそらく、皆さん、この9.7%って、結局何だろう?、と思っているのではないでしょうか?もうちょっと、ひも解いていきましょう。各期間の現在価値を計算します。1年目:‐1,000(そのまま)2年目:+400/(1+9.7%)=364.63年目:+400/{(1+9.7%)*(
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