キャッシュフロー計算書は、財務三表の一つであり、大事な財務諸表となっています。B/S、P/LとともにC/Fと略されることが多いです。
新人のころは、ある程度ベテラン社員が作成することになっており、業務担当を任されたときは、必死に勉強したりもしました。
よく、教科書や書籍でもP/Lは発生主義のため、必ずしもお金の流れを表していないため、C/F計算書が大事だと記載しているのを見かけます。
確かにC/Fは大事です。
よく出される例として、売掛金商売をバンバンして売上高最高を達成と言っても、回収条件は支払い条件でも悪い場合には、立替先行となり、金融機関などから資金を調達できないと、仕入代金などが払えなくなる、いわば黒字倒産ということもありえます。
なので、C/Fは大事なんだ、と言っていることはわかる、と思っていました。
実務に携わってから改めてC/Fを俯瞰的にみて思ったのが、C/F表は間接法で作成することがほとんど(※別の回で後述します)で、B/S科目の差し引き増減をみても、結局どうなったのかわかるのかなぁ、なんて思ったりもしました。
各科目を各論として捉えれば、キャッシュインになったのか、キャッシュアウトになったのかというトレンドはわかるのですが、それに対してどう経営判断にもっていくのかが、よくわかっていませんでした。
ただ、何回かC/Fを作成していくと、B/Sの分析などに役立っていることを体感するようになってきました。
簡単な例ですが、売掛金の増減比較で、以下が瞬時にわかるようになってきました。
売掛金増加→立替金増加→キャッシュアウトポジション
売掛金減少→立替金減少→キャッシュインポジション
また、業種によるかもしれませんが、売上拡大局面では、立替金が増加傾向になるため、キャッシュアウトポジションになります。逆に売上衰退局面では、キャッシュインポジションになります。
C/F計算書としては、キャッシュインが良いことと思っていましたが、上記のように状況次第では逆にも捉えられますし、各社の業態・フェーズ、状況などを総合的に見ないといけない計算書なんだということがわかってきました。
ちなみに、実務するうえでは、C/Fは財務三表のなかで一番、調整余力がない財務諸表であると聞いたことがあります。
P/Lであれば、今期利益でたから、ちょっと引当金積むか、とか、この支出の費用認識は現時点で微妙やから仮払金にしておこう、とかいろいろありますが(CPAは良い顔しないので、こそっとほどほどにですが。)、C/Fは基本的には、B/S増減の差し引きで作成するため、答えはひとつとなります。(どの科目で表現するのか、という調整しろはまだあるかもしれませんが)
私はパズルが比較的好きで、C/F計算書もステップ毎に手法がきまっているパズルを解くのと似ているので(すみません。私の主観です)、比較的作業するのに苦はなかったです。
余談ですが、連結決算作業も個社の決算を積み上げてつくるという意味では似ているので、こちらも割と得意な作業でした
結論として、C/F計算書は大事な財務諸表であり、作ってみて、内容をきちんとみれば、財務諸表分析にも役立てられ、よい経営判断にも繋がりますので、作成代行にぜひご活用ください。