CF直接法は、間接法と比べると作成が非常に煩雑となります。
間接法は、B/S2期分の差し引きをベースにつくるため、パズル感覚で作成する手法に対し、直接法は、一からP/Lを作成し直すに近いイメージとなります。
直接法は、現預金の入出金を伴う取引のみを営業活動フローとして集計するため、例えば売掛金や買掛金を経由する取引の場合、その取引が現預金の収受・支払まで完了したのかを追う必要があります。
とはいえ、直接法にも簡便的にやる方法があるといえばあります。
売上原価を計算するときのようなT字バランスを作成し、会計期間の実際の現預金の収受・支払を算出する方法です。
例えば、売掛金でいえば、
期首残:100
売上発生:200
期末残:50
差し引き=250 ⇒これが現預金の収受取引(すなわち、直接法の売上による収入)となります。
それを各取引(売上、仕入、経費、等)で行っていけば、直接法でのCFを簡便的に作成することは可能です。
ただ、本来の直接法の意義である、現預金の動きを把握する意味では取引毎に管理できていませんため、趣旨とはずれていますし、簡便的にとはいえ、ひと手間かけるくらいであれば、そもそも間接法で作成する、という会社がほとんどです。
IFRSが直接法を推奨しているため、IFRSベースの財務諸表の場合には作成している企業も増えたかもしれませんが、実務的にはまだまだ間接法が作成しやすく、採用している企業が多いのではと思います。
IFRSでは間接法は認めず、直接法のみをするという案も以前からあるようなので、今後の動向に注視が必要かもしれません。
私の出品サービスも間接法で作成と謳っております。
直接法では、上記に記載した簡便法であればやれなくもないかもしれませんが、各科目の補助簿や総勘定元帳なども入手し、
確認・分析が必要となり、かなりの時間と工数がかかるため、出品サービスとするには難しいと考えているからです。
ご興味やキャッシュフロー表を作成してみたい方いらっしゃれば、お気軽にコメント頂ければと存じます。