急成長する物販事業者のための資金戦略

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ビジネス・マーケティング
今日のお話はEC事業者の中でもD2C事業や既製品の仕入れ販売の物販事業者様を対象に、お金にかかわる大切なお話をしますので最後までぜひご一読ください。

このタイトルの記事をご覧になっている方は、物販事業で急成長の段階にある方かと存じます。

物販事業をはじめて数ヶ月、新商品を増やし仕入れを増やし、売上も急拡大している中で、口座の残高を見て、

「なぜ口座の現金増えてない?」

「Amazonに知らない手数料取られてる?」

「もしかして利益計算が間違っていたのか?」

と不可解な状況ではないかと・・・・

なぜこのように私が明確に想像しているか・・・

それは全ての物販事業者が成長期に確実に抱える問題だからです。

利益計算が合っていても仕入れて在庫を抱える事業者に必ず訪れる問題です。

むしろ、D2C事業や中国輸入OEM事業で新商品を増やしている段階で「何も対策しなくても口座のお金が増えています!!」という方はおそらく計算間違っている可能性が高いです。

物販事業者が成長期を迎えた後は、以下の二通りに分かれます。

まず、この現金がなぜか増えない問題を放置してしまったために、恐くなって物販から撤退する人、または黒字倒産を迎える人。

一方で、これを乗り越えて次のステージに行って裕福な暮らしを手に入れる人。

今、あなたはこのY字路の分岐点にいます。

感覚的には7割が前者です。

ちなみに、数億円の売上ありますという物販事業者はこれを乗り越えている・・・とは限らないんです。

解決策は「融資を受けること」というアドバイスを良く耳にします。

これは正解ではありますが、これだけは明らかに重要な解決策が抜け落ちています。  

多額の融資を受けてお金を最適に回せていると勘違いされている方が多いです。

大金が口座に入ったから、お金が増えているように見えて現金は減っている可能性も高いです。 BSが読める方はピンとくるはずです。

これが一番恐いんです。 

お金を借りてお金持ちになった気になってお金の動きは税理士任せ。
これが黒字倒産を招く原因の一つにもなります。

数十億円の売上を上げている会社が黒字倒産したというニュースはまさにこれです。

こわい話ばかりしていますが、実は逆のパターンもあります。

ずーーっと営業赤字で法人税をほとんど払わずに会社を成長させている会社があるのはご存知でしょうか?     

ずばり、皆様もよくご存知のAmazon、メルカリです。

意外ですよね。

なぜ赤字なのに会社と事業が急成長しているのか?

答えはシンプルで「キャッシュフロー戦略」が緻密で営業赤字にしても資金が逆に増えていく仕組みをつくっているからです。
詳しくは別機会にお話しますので、ここでは割愛します。

もちろん、物販事業者が彼らのようなキャッシュフロー戦略を取ることは出来ないですし、する必要もないのですが、裕福な暮らしをするために始めた物販なのでせめて現金が減らないようなお金流れのコントロール方法を身につけて頂くのを強くおすすめいたします。

そうすれば新商品を増やして仕入れが増えても不安を抱えることがなく、裕福な生活が見えてきます。

不幸な事業者を守りたいためこのようなシビアな記事を書きましたが、この大きな壁を越えれば、他の事業よりもスケールしやすく、夢のある事業です。

私は現在42歳ですが、27歳で物販事業を急成長させていたときもまさに、現金が増えずむしろ減少している経験をしました。 

そこからお金の勉強を必死で行い、この問題を克服し、物販事業を拡大させ、2023年5月には自社が手掛けたブランドの商材で番組内でグランプリを獲得するところまで成長してきました。
※Tokyo Happy Style チバテレ・テレ玉にて放映

そして、現在はEC事業をスタッフにまかせて、私自身は事業戦略コンサルとして多くの事業者の悩みを解決する仕事を行っています。

その中で、以前の私のようにやはりキャッシュフローに悩みを抱える事業者様の相談が多く、この度この記事を書くことにいたしました。

実際に物販の講師の方をコンサルすることも増えてきました。
(コンサル同士の紹介)

このように、物販事業にとってお金の動きを把握し管理することが重要であること、放置できないことはなんとなく感じて頂けたと思います。

この課題を放置せず、現金が増えない理屈と対策を知って明日から実行すれば大丈夫です。

以下に、資金管理の概要をポイントを記載します。

資金管理の重要ポイント5選

✦計画と予算
成長に向けた計画と予算の作成が必要。
どれだけの資金が必要かを明確にし、浪費を防ぎます。
商品数が少ないうちは固定費を極限まで抑制する。
広告運用やその他システムなどの高額なサブスクを申し込まない。
セラースプライトは除く(笑)
✦収支管理ではなく、向こう3ヶ月の収支予測表の徹底活用
 ドラマとかでよくある経理部長が「社長!このままだとうちは倒産
します!」というのは、経理部長がこの収支予測をサボっていたからです。 3ヶ月先の収支が予測できていたら、倒産するはずがないんです。 フォーマットがあれば難しくないのに・・・
✦ 仕入れの最適化:
仕入れを最適化し、在庫を適切に管理します。
需要と供給のバランスを保ち、過剰な在庫を削減します。
少なくなってきたから発注していませんか?
特に中国輸入をされている方、この発注方法は現金減ります。
✦資金調達
銀行融資や投資家からの資金調達を検討します。
必要な時に資金を迅速に調達できる仕組みを準備します。
 多くの事業者が勘違いしているのですが、お金が少なくなってから融資を受けるのではなくて、お金と利益があるうちに融資を受けるのです。お金が減少して、利益はプラスでも年間キャッシュフローが1円でもマイナスの事業者には銀行は1円もお金を貸してくれません。
つまり、今、動かないと手遅れになります。
手遅れになる前に明日から実行できる具体的でかんたんな方法を身につけましょう。
放置は厳禁です。
物販をはじめた頃に描いていた裕福な暮らしと事業家としての成功を実現するためにまずはこのキャッシュフロー管理の足もと固めから行いましょう。

まずは無料相談から。リンクをクリックしてお問い合わせください。


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