「占ってもらって、どうなった?」という問いに答えるとしたら
「鑑定を受けると、何か変わりますか?」と、聞かれることがある。この問いに答えようとすると、私は少し迷う。「変わる」という言葉が、どこか正確ではない気がしているからだ。鑑定で何かが「変わる」というより、見えなくなっていたものに、もう一度、気づけるようになる。感覚としては、そちらの方が近い。でも、そう言うと今度は、「どういうことですか?」と聞かれる。だから今日は、そのことを少し丁寧に、言葉にしてみようと思う。鑑定後に、「すっきりしました」と言ってくださる方は多い。けれど、その理由を聞くと、「答えが出ました」という人は、実はあまり多くない。「気持ちが整理された気がします」「自分がどうしたいのか、少し見えました」「なんでこんなに苦しかったのか、わかった気がします」そういう言葉の方が、ずっと多い。明確な答えが出たというより、霧が少し晴れた。そんな感覚なのだと思う。私は、占いは「何かを当てるもの」ではないと思っている。もちろん、流れや可能性を読むことはある。でも、本当に大切なのは、“今、その人に見えなくなっているもの”を見つけることだと思っている。人は、感情の渦の中にいると、視野が狭くなる。不安が強くなると、ひとつの可能性だけを見続けてしまう。「嫌われたかもしれない」「もう終わりかもしれない」「今は動かない方がいいのかもしれない」でも、少し離れた場所から見ると、まったく違う景色が見えることがある。本人は、まだそこに気づいていない。けれどカードを通すと、その人が見落としていた感情や、関係性の流れ、言葉になっていなかった本音が、ふっと浮かび上がることがある。「そんな見方をしたことがなかったです
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