「諦めた方がいいですか?」と聞きたくなる夜に
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夜になると、
考えなくていいことまで、
考えてしまう時があります。
連絡が減ってきた気がする。
以前のような空気感がなくなった。
もしかしたら、もう無理かもしれない…。
正直言って、相手の気持ちは、
今となってはよくわからない。
「いっそ、もう諦めた方がいいのかな」
そう思うのに、
なぜか心は、
まだ相手を見てしまう。
期待して、
落ち込んで、
「もうやめよう」と決めた後に、
ついスマホを見てしまう。
恋愛で本当に苦しくなるのは、
想いが届かないことより、
終わりの見えない状態が
続くことだったりします。
「諦めた方がいいですか?」
そう聞きたくなる時、
人が本当に終わらせたいのは、
「恋」ではなく、この「苦しい時間」
なのかもしれません。
待ってしまう自分。
期待してしまう自分。
相手の一言で気持ちが揺れる自分。
その不安定で苦しい時間に、
心が疲れてしまう。
だから、
早く決着をつけたくなる。
いっそ「もう無理です」と言われた方が、
楽になれる気がしてくる。
人は「答えが出ない状態」が長く続くと、
苦しさよりも先に、
心が消耗していきます。
でも、
「諦められない」のは、
単純に気持ちが残っているから
だけではありません。
楽しかった記憶。
信じた時間。
頑張ってきた自分。
「この恋には意味があった」と、
どこかで思いたい気持ち。
恋愛は、
相手との関係だけでなく、
「その恋をしていた自分自身」とも
強く結びついています。
だから、
恋を終わらせる時、
人は相手だけでなく、
自分のあの頃まで
失うような感覚になることがある。
簡単に割り切れないのは、
それだけ真剣に向き合ってきた証拠。
ただ苦しいからといって、
無理に答えを出そうとすると、
心が壊れてしまうことがあります。
「諦める」
「忘れる」
「次に行く」
頭では正しいとわかっていても、
気持ちが追いつかない時はある。
そんな時に、
無理やり感情を切り捨てようとすると、
気持ちだけが取り残されてしまう。
だから、
今すぐ答えを出せなくてもいいのだと、
私は思います。
まだ揺れていてもいい。
期待してしまう日があってもいい。
「諦めたいのに諦められない」
その矛盾を抱えたままでも、
人は少しずつ整理していけるから。
恋愛で苦しい時、
本当に必要なのは、
無理に結論を出すことではなく、
「自分は本当はどうしたいのか」を、
少しずつ取り戻していくこと
なのかもしれません。
答えを急がなくていい夜もあります。
もし一人で抱えきれなくなったら、
話せる場所がここにあります。