子どもの勉強のつまずきには必ず理由がある|元教員が伝えたい、たった一つのこと
「何度教えても、同じところで間違える」「うちの子は、どうしてこんなにできないんだろう」。お子さんの勉強を見ていて、そんなふうに頭を抱えた夜が、一度はあるのではないでしょうか。二十年以上、子どもたちの勉強を見てきて、最後に残った考えは、そんな夜を過ごす保護者の方に、いちばん伝えたいことでもあります。それは、たった二つの文にまとまります。この二つが、これから書いていくすべての記事の土台になります。つまずきには、必ず理由がある一つ目は、「子どものつまずきには、必ず理由がある」ということです。九九が言えないのも、作文で固まるのも、文章題で手が止まるのも、やる気や性格や生まれつきのせいではありません。必ず、その手前に理由があります。音が聞き取りにくい、言葉のイメージがわかない、順番を一つ飛ばしている。理由は子どもによって違いますが、理由のないつまずきを、私は一度も見たことがありません。「やる気がないから」で片づけてしまうと、そこで探すのをやめてしまいます。原因が見つからなければ、当てずっぽうの対策をくり返すことになる。でも、本当の理由はもう少し奥にあります。そこまで見に行くと、景色が変わります。教室でも、「やる気がない」と言われて私のところに来た子の多くは、やる気を失う前に、どこかでつまずいて、それを誰にも気づいてもらえなかった子でした。理由に光が当たった瞬間、その子たちの表情は驚くほど変わります。理由がわかれば、必ず打つ手がある二つ目は、「理由がわかれば、必ず打つ手がある」ということです。原因の場所さえ突き止められれば、対処はだいたい決まっています。七の段が言いにくいなら、目で覚える。
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