夏休みの学習計画の立て方|「計画の借金」で心が折れる仕組み

夏休みの学習計画の立て方|「計画の借金」で心が折れる仕組み

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夏休みの計画表、8月20日ごろに真っ白な予定を前に固まってしまう。これは、多くのご家庭で見られる、毎年恒例の光景です。計画倒れは、お子さんの根気が足りないからではありません。原因は、計画の立て方そのものにあります。

「計画の借金」という考え方


1日2ページの計画を立てたとしましょう。順調なうちはいいのですが、遊びに出かけたり、体調を崩したりして1日休むと、翌日には4ページが待っています。

この「1日休むと2倍になる」仕組みが、計画を苦しくする正体です。休んだ分がそのまま積み重なり、気づけば1週間分、10ページ以上が山になっている。この「計画の借金」が、子どもの心を折ります。真面目な子ほど、この借金を前に、計画そのものを投げ出してしまいがちです。数字にすると、たった一日の遅れが、翌日には二日分の重さになっている。これでは、休んだ罪悪感まで背負うことになってしまいます。

あえて、少なく計画する


対策は、意外にシンプルです。1日分の量を、あえて少なく設定すること。1日2ページではなく、1日1ページ。

「そんなに少なくて、夏休み中に終わるの?」と思われるかもしれません。

当然の疑問だと思います。けれど計算してみると、答えは明らかです。1日1ページを40日続ければ、40ページ終わります。逆に1日2ページの計画で三日に一度挫折していては、実際に進むページ数はずっと少なくなってしまいます。少なく始めて確実に積み重ねる方が、結果として多く進むのです。

ですが、1日1ページなら、多少の遅れがあっても取り返しやすく、何より「今日も終わった」という達成感を、毎日積み重ねられます。この「今日も終わった」の積み重ねだけが、40日間という長い夏休みを、最後まで運んでくれます。量を減らすことは、後退ではなく、完走のための工夫です。

家庭でできること|計画は、お子さんと一緒に


計画を立てるとき、大人が一方的に決めてしまうと、それは「やらされる計画」になります。できれば、お子さんと一緒に、量を相談しながら決めてみてください。

「1日どのくらいならできそう?」と聞いて、本人が答えた量を、まず信じてみる。少なすぎると感じても、まずはそこから始めて、様子を見ながら調整すれば十分です。自分で決めた量は、大人が決めた量より、実行に移されやすいものです。

もし途中で計画通りに進まない日があっても、それは失敗ではありません。計画とは、最初から完璧に守られるものではなく、様子を見ながら調整していくものだと考えておくと、親子ともに気持ちが楽になります。

40日間を、気持ちよく完走するために


夏休みの計画は、立てた瞬間の見栄えより、実際にどれだけ続けられたかがすべてです。1日1ページの地味な計画の方が、1日4ページの立派な計画より、結果として多くのことを積み上げられます。

計画倒れを繰り返してきたご家庭ほど、今年は思い切って、量を減らしてみることをおすすめします。

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