「ご機嫌銭湯」
【銭湯通い】
10歳のとき東京で築50年の家を買い
1人暮らしのおばあちゃんと
一緒に住む事になったので
転校してきた。
しかしこの時
まだお風呂場が完成してなくて
しばらくのあいだ銭湯通いになり
毎日お風呂入る事が面倒になった
最初の内は
銭湯に滅多に行った事ないから
ワクワクして嬉しかったけど
しばらくすると慣れて普通になる
+ (o゚・∀・) + ワクワク +
この銭湯には
40℃の熱湯風呂と普通のお湯と
泡風呂の3種類が楽しめて
当時とても珍しい銭湯だった。
しかし熱湯風呂は
熱すぎて入る事が出来ず
一緒に行ってた父親だけが
好き好んで入ってた。
そして泡風呂は
俺の背じゃ足がつかな程深くて
腰掛の所で立ちながら入る事になり
ゆっくり入浴できない。
なので俺は
いつも普通のお湯にだけつかり
しかも温まるのが苦手だったから
すぐにお風呂から出てしまった。
ι(´Д`υ)アツィー
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【番台さん】
銭湯から出ると
いつもビンの牛乳を買ってくれて
俺と弟が飲んでる間に父親が
マッサージチェアーで揺れてた
(*´-∀-)フフフッ
この頃のお風呂は
まだ男女風呂兼用受付の
番台さんのおばあちゃんが
いつも男女風呂の真ん中にいた。
ここでお金を払って
木の板に切り目が付いた
ロッカーのカギをもらって
そこに脱いだ洋服を入れる。
洋服を脱いでるとたまに
若い女性がズケズケと入ってきて
堂々と男湯の脱衣所を掃除し始め
当時それが普通の光景だった。
そして銭湯から出ると
母親が毎日出てくるのが遅く
父親がいつも外でタバコ吸いながら
15分くらい待たされてた
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