肩書きが消えても生き残る人はどんな人?──生成AI時代に「人間力」で勝負する覚悟
先日、私が立ち上げたFM番組の第1回ゲストとして出演していただいた、尊敬する先輩編集者が定年退職されたという知らせが届きました。
その方は、岡本太郎、ひろゆき、森永卓郎、さいとうひとり、谷川俊太郎……枚挙にいとまがないほどの著名人の出版を、自ら企画し、交渉し、実現してきた“本物の編集者”です。
彼が主催する飲み会には、大手から中堅、小規模出版社、さらに著者までもが何十人も集まります。肩書きではなく、“人としての信頼”で人が集まってくる人でした。
最終的に彼が活躍していたのは小規模な出版社。
それでも彼の周りの熱量は、大手出版社の編集者以上でした。
肩書きで戦う編集者は消える。実力と人柄で戦う編集者だけが残る
私はこれまで数百人の編集者を見てきました。
その中で痛感していることがあります。
編集者は天狗になったら終わり。
大手でヒットを出して天狗になる――よくある話です。
しかし、大手の看板が外れた瞬間、その人の本当の価値が露わになります。
「俺がすごいんだ」と勘違いした編集者や著者が、肩書きを失い、
そのまま生き残った例を、私はほとんど知りません。
小説や漫画の世界では例外もありますが、
実用書・ビジネス書の世界では9割が淘汰されます。
では何が残るのか?
人としての信用。
誠実さ。
人間力。
もちろん変種者としての実力
そして、
著者や関係者と“向き合いきる覚悟”があるかどうか。
先輩編集者はまさにその象徴でした。
肩書きが変わろうと、出版社が変わろうと、
いつも人が集まり、また声がかかる。
理由はただひとつ。
「この人に任せたい」と思われ続けてきたからです。
生成AI時代こ
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