絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む

すべてのカテゴリ

3 件中 1 - 3 件表示
カバー画像

もしも自分の本の担当編集者がAIだったら

「AIでKindle出版」ブームの違和感 最近、「生成AIを使って、誰でも簡単にKindle本が出せます」という広告をよく見かけます。 確かに、AIがタイトル案を考え、構成を作り、本文まで生成してくれる時代。 文章を書くハードルは、かつてないほど低くなりました。 けれども、私はどうしても、そこに引っかかるものを感じてしまいます。 なぜなら、「本を作る」という行為は、本来もっと“人の想い”と“信頼関係”の中で育まれていくものだからです。 紙の出版では「担当編集者」が必ずいる商業出版の世界では、著者に必ず「担当編集者」がつきます。 著者の思いや経験を掘り下げ、読者にどう伝えるかを一緒に考え、何度もやり取りを重ねながら本を作っていきます。 よっぽどの大物作家でもない限り、「自分一人で原稿を書いて完結」ということはまずありません。 それは、著者自身が自分のことを客観的に見るのは難しいからです。 たとえば、 ・この章のテーマは、読者に伝わっているか? ・このエピソードは、著者の想いをより深く伝えられるか? ・読者が読み終えたあと、何を感じ、どう動くか? そうした“読者目線の調整役”こそが、担当編集者の一番の役割です。 では、もし生成AIが担当編集者だったら? もしも、生成AIがあなたの本の担当編集者になったらどうなるでしょうか。 AIはあなたにこう言うかもしれません。 「この項目にまつわるエピソードを教えてください」 「この出来事の背景を、もう少し詳しく話してください」 まるでインタビューのようなやり取りが続き、原稿はどんどん形になっていく。 とても便利です。 けれども、私はこう思います
0
カバー画像

我流でKindle本を書こうとする人が、なぜ挫折してしまうのか― 300冊以上を編集してきた立場からの率直な見解 ―

最近、「自分でKindle本を書こうと思うのですが」という相談を受けることが非常に増えました。 同時に、「生成AIを使えば、あっという間にKindle本が作れます」という広告もやたらと目にします。 しかし結論からいえば—— 我流で“人に読まれるレベル”のKindle本を作るのは、ほぼ不可能 です。 これは編集歴30年、紙・電子合わせて300冊以上の本を編集してきた私の経験から断言できます。 ■ 実際に「自分でやります」と言った人はどうなったか 編集のプロである私に対しても、 「自分でKindle本を書いているので、今回も自分でやります」 と言う方は少なくありません。 ですが、そのほとんどが 途中で挫折します(やり遂げる人ももちろんいますが)。 理由は単純です。 書き慣れていないから、いざ書こうとすると手が止まる 3日、1週間、1ヶ月と“書けない時間”が積み重なる テーマも構成も明確でないから迷走する 書いているうちに「これでいいのか?」と自信がなくなる 気付けば、原稿はほとんど進まず、執筆意欲もゼロに。 これは特別なことではなく、むしろ“よくある結末”です。 ■ 「AIで作るKindle本」が“クズ本”になってしまう理由 生成AIの進化は目覚ましいものがあります。 Gemini 3がリリースされ、今後も大きく進化するでしょう。 しかし現状では、 AIを駆使すれば即、商業レベルの本が作れる、というのは幻想です。 たとえば「相続手続き」や「冠婚葬祭マナー」など、 誰が書いても内容が大きく変わらないテーマならAIでも一定レベルにまとまります。 ですが—— 自分のビジネスメソッド 自分
0
カバー画像

生成AIでどこまでのレベルの原稿が書けるのか?

毎日のようにChatGPTをはじめとした生成AIに触れながら仕事をしている。そんな立場から、今日は「紙の書籍」「電子書籍」の原稿をAIがどこまで書けるのかを考えてみたい。一般情報なら、AIでも“それなり”に書けるたとえば──・上手な節約術・手間のかからない掃除のやり方・冠婚葬祭のマナー・相続の手順こうした「一般的な情報を整理したテーマ」であれば、AIでもかなりの精度で原稿を書くことができる。情報の正確ささえ確認すれば、文章の体裁も整っているし、構成力もそれなりにある。要するに、“ネット上で拾える知識”をベースにした原稿であれば、AIは非常に優秀だ。しかし、問題はその先にある。「血の通った原稿」は、AIにはまだ書けないたとえば「自分の実体験をもとにしたメソッド」や「生き方の提案」といったテーマ。こうした原稿は、AIがいくら優秀でも簡単には書けない。人の体験には、その人しか持っていない痛み、喜び、迷い、そして発見がある。それを文章にするには、膨大なエピソードや思考の積み重ねをAIに“覚え込ませる”必要がある。しかも、それを読者の心に届くように編み上げる力が求められる。私はこれを「血の通った原稿」と呼んでいる。AIは文章を“組み立てる”ことはできても、“感じ取る”ことはできない。だからこそ、読者の心を動かす原稿は、まだ人間にしか書けないのだ。書店にあふれる「生き方本」は、その証拠なぜ今、書店には「年代別の悩み」「前向きに生きるヒント」など、生き方に関する本があふれているのだろう。それは、人の心が人の言葉を求めているからだと私は思う。たとえば、売れている投資本を見ても同じだ。単なる投資
0
3 件中 1 - 3