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第8回 開業後の運営改善と収益アップの考え方

宿を作って終わり、ではありません。開業してからが本当のスタートです。数字を“見える化”する毎月1度、以下の数字を見直しましょう。・稼働率・平均宿泊単価(ADR)・レビュー評価・予約経路(どのサイトから来ているか)数字を見る習慣が、運営改善の第一歩です。収益を伸ばす小さな工夫・平日割引で空室を埋める・季節ごとに写真・説明文を更新・リピーターに特典を出す・SNSやLINEで情報発信する大幅な投資をしなくても、小さな改善の積み重ね で利益は伸びます。続けるために大切なこと宿は、オーナーの思いがそのまま映る場所です。あなたが楽しんでいれば、あなたの宿は必ず選ばれます。焦らず、一歩ずつ。「喜んでもらえる宿づくり」を続けていきましょう。
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レビューでクレームを書かれたときの対応は?

民泊や宿泊施設を運営していると、どんなに気をつけていても「ネガティブレビュー(クレーム)」を書かれることがあります。そんなとき、長々と弁明してしまうのは逆効果。読み手(潜在顧客)に「言い訳がましい」と映り、予約につながりません。ポイントは 端的に、誠実に反応すること。ケース別・短い返信例清掃に関するクレーム「この度は清掃が行き届かずご不快な思いをさせてしまい申し訳ございません。今後はチェック体制を強化いたします。」設備不具合のクレーム「設備の不備によりご不便をおかけし申し訳ございません。改善に向けて対応を進めております。」不当と思われるクレーム「ご指摘いただいた点については当日〇〇の状況でございました。ご期待に沿えず申し訳ございません。」まとめ謝罪はシンプルに改善の意思を短く添える感情的な説明や長文は避けるレビューは次のゲストに向けた公開メッセージです。1〜2行の誠実な対応で十分に信頼は伝わります。
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第一回 民泊開業、最初の壁は“住民説明会”だった — 京都で感じる現実と本音

民泊の開業を検討している方の多くは、許可申請や物件探し、内装工事といった「準備の大変さ」をまず想像されると思います。しかし、京都市内での民泊開業において、最初の大きな壁は別のところにありました。それが「住民説明会」です。「説明会」は単なる挨拶ではない京都市は全国でも民泊に関する規制が非常に厳しい地域です。その背景には、世界的観光都市としての景観保護や、地域コミュニティの維持があります。そのため、開業前には近隣住民へ事業内容を説明する場を設けることが求められます。ただし、この説明会は「やりますのでよろしくお願いします」という軽いものではありません。地域によっては、過去の報道やSNSの断片的な情報から、民泊に対して強い不安や抵抗感を抱かれているケースもあります。実際にあった反応今回、私が関わった案件では、まだ工事も始まっていない段階から「騒音やゴミ、治安の悪化が心配」「過去に起こったトラブルと同じことが起きるのでは」といった声がありました。これらの多くは、実際にはまだ起きていない懸念です。しかし、「不安」や「心配」は事実として存在するため、軽視はできません。結果として、説明会はただの事業紹介ではなく、信頼関係のスタート地点になります。圧迫感と心理的負担正直に言えば、この説明会は精神的にも負担が大きい場面です。開業側がどれだけ地域と共存したいと思っていても、否定的な意見や、開業そのものを望まない空気に触れることがあります。この瞬間、事業者としてだけでなく、人としても心が揺さぶられるものです。しかし、ここを丁寧に乗り越えるかどうかで、開業後の運営のしやすさは大きく変わります。コンサルと
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第5回 集客の基礎 〜まずはここから〜

宿をオープンして最初にぶつかる壁は「どう集客するか」。どれだけ素敵な宿を作っても、“知られなければ”予約は入りません。最初に取り組むべきは、OTA(オンライン旅行代理店)への登録です。OTAとは?Airbnb、Booking.com、楽天トラベル、じゃらんなどの予約サイトのこと。掲載するだけで世界中の旅行者があなたの宿を見つけてくれます。▼ OTAの特徴Airbnb:個性ある宿・一棟貸しが多いBooking.com:ホテル・旅館・一棟貸し ユーザー数世界最多楽天・じゃらん:国内旅行客・家族連れに強いあなたの宿のターゲットに合わせて使い分けましょう。写真は最強の営業ツール新規のお客様にむけては“写真”がすべてを決めます。・自然光で撮影・必要なもの以外は片付ける・部屋全体・バスルーム・外観・周辺環境も掲載古い宿でも、「清潔感」さえ伝われば予約は入ります。説明文のコツ「宿の魅力」ではなく、“滞在中の体験” を書くと刺さります。例)・静かな住宅街で、暮らすように滞在できます・駅徒歩5分。商店街が近く食事に困りませんポイントは、1.立地2.特徴3.ここでしかできない体験の3点を簡潔に。最初のレビューが命オープン直後は予約が入りにくいもの。知人やモニターに泊まってもらい、最初の3〜5件のレビューを集めるのもひとつの戦略です。ただし選ばれる宿でなければ選ばれません!強みを明確にして開業することを最重要課題としてオープンしてくださいね。次回は、「お客様対応の基本マナー」 をお届けします。
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高評価レビューを増やす10の小さな工夫

宿泊施設にとって、レビューは集客の大きなカギです。星の数ひとつで予約率が変わることも珍しくありません。では、どうすればゲストが自然に「高評価レビューを書きたい」と思ってくれるのでしょうか。今日は、私が実際に運営してきた中で効果のあった“ちょっとした工夫”を10個紹介します。1. チェックイン前の心配り到着前に「お気をつけてお越しください」と一言メッセージを送るだけで安心感が生まれます。2. わかりやすい道案内迷わず来てもらえるように、写真つきの案内やタクシー運転手向けの文面を準備。到着のストレスを減らせます。3. 清潔感は“当たり前以上”に髪の毛1本で印象は台無し。清掃は「完璧すぎるかな?」と思うくらいでちょうどいいです。4. 季節の心配り夏場は冷えた麦茶を用意。冬場なら部屋を暖めておく。小さな心遣いが大きな印象になります。5. 快適なチェックイン準備チェックイン時間に合わせてクーラーをつけておくなど、到着した瞬間に「ホッ」とできる環境を作ります。6. チェックイン案内は簡潔に長旅で疲れているゲストに、長い説明や雑談は不要。必要な情報を短く伝えることが、逆に評価につながります。7. 地元情報のプラスα観光案内パンフレットを部屋に置いておく。さらに地元ならではのおすすめを一言添えると喜ばれます。8. 滞在中の一言メッセージ「お部屋は快適にお使いいただけていますか?」と一度聞くだけで、安心感と信頼につながります。9. チェックアウト後の一言「ご滞在ありがとうございました。お気をつけてお帰りください」と一言添えることで余韻が良くなります。10. レビュー依頼はタイミングよくチェックア
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観光客のマナー違反は誰の責任?宿泊事業者としてできること

「観光公害」という言葉が広がる中で、「マナーの悪い観光客が増えている」と耳にする機会も増えました。でも本当に、それは“観光客だけの問題”でしょうか?私はそうは思いません。多くの場合、観光客は「知らないから」マナー違反をしてしまっているのです。例えば、ゴミの分別や、夜の生活音、電車内でのマナーなど…。その国で当たり前とされているルールを、外国からの観光客が知っているわけがありません。では、どうすればいいか。伝えるタイミングはいくらでもあると思うのです。・飛行機の中で、日本のマナーを案内する・空港から主要都市へ向かう電車で、観光客向けのアナウンスを流す・宿泊施設でチェックイン前にメッセージを送り、地域で守ってほしいルールを伝えるこうした工夫を積み重ねれば、観光公害は“ゼロにはできなくても減らせる”はずです。観光客をただ非難するだけでは、地域の空気は悪くなるばかり。だからこそ、私たち宿泊事業者は「伝える工夫」と「ゲストとの密なコミュニケーション」にもっと力を入れる必要があります。観光は、人と人と地域をつなぐもの。観光公害を減らす第一歩は、私たち受け入れ側ができることから始まるのだと思います。悲しい事実ですが、、、マナー違反については、日本人客にも問題があります。灯台下暗し。インバウンドに懸念を持つ前に、日本人としての在り方ももう一度見直したいですね。
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民泊の集客減は万博のせいじゃない。年間を通じた強みづくりが必要です

最近、YouTubeなどで「この夏の民泊稼働が前年割れ」という話題を耳にしました。原因を「大阪万博に観光客が集中しているから」とする声もありますが、私はそうは思いません。確かに、関西圏には万博を見越した投資や動きが出ています。ですが、もし本当にそれが理由だとしたら、東京や他の観光地の民泊には全く影響が出ていないはずです。実際にはそうではなく、宿泊客の流れは一時的なイベントに左右されやすいのです。ここで考えるべきは、「イベントがある地域に人が流れるのは当たり前」ということ。京都でも、東京でも、沖縄でも、地域ごとに大きな催しや観光シーズンの波があります。それを「外部要因のせい」にしてしまっては、いつまでも安定した経営はできません。大切なのは、自分の宿の強みをどう活かすか。他にはない体験やコンセプトを持ち、繁忙期だけでなく閑散期でも選んでもらえる宿になることです。そうすれば、イベントや流行に左右されず、年間を通じて安定した稼働につながります。民泊は「価格競争」ではなく「価値競争」。自分の宿ならではの強みをどう作り込むか。それが、これからの時代に生き残る宿の条件だと考えています。
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同業者から見る、特区民泊の危険性

大阪を中心に広がった「特区民泊」ですが、ここにきて離脱する都市が増えています。理由はシンプルで、観光の経済効果よりも地域の安全安心な生活を優先したということ。私はこれを当然の流れだと思っています。特区民泊は、通常の民泊と違って「住宅宿泊管理業者(監視役)」を置かなくても運営ができる仕組みでした。結果として、管理の目が届かない運営が増え、近隣トラブルや住環境の悪化を招いてしまったおおきな要因の一つでもあります。今後は、おそらく 新規受付の停止や、住宅宿泊管理業者の設置義務化などの規制強化が進むのではないかと考えられます。「民泊は簡単に稼げる」と謳う業者には特に注意してください。民泊は小売業ではなく、サービス業です。お客様や地域住民と真摯に向き合い、共存してこそ成り立つもの。全てを代行業者にお願いし、短期的な利益を追いかけるだけの運営を勧める業者にも注意をした方がいいと思います。まとめ特区民泊のように“抜け道”に見える制度は、一時的に広がっても必ず規制で締め付けられます。これから始める方は、しっかりとした土台を作り、長く続けられる運営を目指しましょう。「制度や許可について詳しく知りたい」「将来のリスクを避けながら運営をしたい」と考えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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【民泊リアル特別編】民泊申請は行政書士?開業前に知っておくべき落とし穴

最近、民泊開業の申請を行政書士に依頼する方が増えています。確かに「書類作成」を代行してもらえるのは便利ですが、実際の現場を見てきた私からすると、そこにはいくつかの危険な点があるのです。行政書士ができること、できないこと行政書士は法律に基づいて申請書類を作成してくれる専門家です。しかし、その多くは実際に民泊を運営しているわけではありません。つまり、言ってしまえば「書類を作るだけの人」。運営経験がない方には、近隣住民から寄せられるリアルな質問や不安に対して答えられないケースが多いのです。住民対応の不安が大きなリスクに民泊は「地域との共存」が欠かせません。申請内容と実際の運営に差があると、余計なトラブルの原因にもなります。開業前に地域住民から質問があったとき、住民説明会で詳しく説明を求められたとき、行政書士も初心者オーナーも答えられないとどうなるでしょう?開業前から不安が広がり、地域に不穏な空気が漂ってしまうのです。これは運営にも大きな悪影響を与えます。自分で申請するメリットもちろん、申請書類は簡単ではありません。でも、自分でやってみると運営に必要な知識がしっかり身につきます。そして「これは一人では難しい」と思ったときこそ、民泊運営の経験者に手伝ってもらうのがベストです。現場の知識を持っている人のアドバイスは、書類以上の価値があります。これからの民泊に求められるもの最近は民泊トラブルが増加しており、開業のハードルはさらに厳しくなると予想されます。知識のないまま開業すると、運営が続かないどころか地域に迷惑をかける可能性すらあります。だからこそ、 開業時にしっかり知識をつけること が最も
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【民泊リアル#5】民泊は簡単に稼げる時代じゃない。本気で考えるべき3つのこと

「民泊は誰でも簡単に稼げる」そんな時代は、もう終わりました。2015年ごろの“空き部屋を貸せば予約が埋まる”という状況はなく、今は競合が増え、ゲストの目も厳しくなっています。だからこそ、開業前に本気で考えておくべきことがあります。① 誰に泊まってほしいかを決める「誰でもいいから来てほしい」では、結局は誰からも選ばれません。ファミリーなのか、海外の個人旅行者なのか、ビジネス利用なのか――ターゲットを明確にすることで、宿の方向性と集客の軸が見えてきます。② ゲスト満足をどう生み出すか民泊は“ただ泊まる場所”ではなく、旅の一部です。快適な滞在を提供する工夫や、地域ならではの魅力を伝える工夫がある宿ほど、高評価の口コミにつながります。その積み重ねが、リピーターや紹介客を呼び込みます。③ 地域とどう共存するかゴミ出し、騒音、チェックイン時の迷子…。地域トラブルは、すべて宿の経営リスクに直結します。「地域に嫌われない」ではなく「地域に応援される」宿を目指すことが、長期的な安定経営につながります。まとめこれからの民泊運営で必要なのは、「誰に」「どんな体験を」「どんな地域で」提供するかを考え抜くことです。それを明確にできた宿だけが、これからの時代でも利益を残し続けられます。5回にわたってお届けしてきた「民泊リアル」シリーズ。少しでも開業や運営のヒントになれば嬉しいです。
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【民泊リアル#4】地域に嫌われる宿と愛される宿、その分かれ道

同じエリアにある宿でも、「ここは本当に迷惑」と言われる宿と、「あの宿はいいね」と言われる宿があります。その差は、立地や建物の豪華さではなく、運営者の姿勢にあります。地域に嫌われる宿の特徴私が実際に見てきた「嫌われる宿」には共通点があります。・ゲストへの説明が不十分で、ゴミ出しや騒音のトラブルが頻発・近隣住民の声を無視して、チェックインや駐車を強行・「利益優先」で、地域の迷惑を軽視・トラブルが起きても運営側が地域に顔を出さないこうした運営を続けると、周囲からのクレームは当然増えます。そして最終的には行政からの指導や営業停止につながるケースもありました。愛される宿の特徴一方で、地域から応援される宿も存在します。そのオーナーは次のような工夫をしています。・ゲストに対して、地域のルールを丁寧に説明している・チェックイン前に地図や道案内を共有し、迷惑を最小限に・住民の声を積極的に取り入れ、改善を重ねているこうした宿は、住民から「困ったらあの宿に聞いてみて」と言われるほど信頼されています。分かれ道は「誰を見ているか」嫌われる宿は「利益」や「自分の都合」ばかりを見ています。愛される宿は「ゲストの快適さ」と「地域の安心感」を見ています。この違いが、長く続けられる宿と、短期間で消えていく宿の分かれ道になります。まとめ民泊や簡易宿所の運営は、ゲストと地域の双方に目を向けることが欠かせません。地域に愛される宿になることが、結果的にもっとも安定して利益を生む方法なのです。次回は、「民泊は簡単に稼げる時代じゃない。本気で考えるべき3つのこと」をテーマにお届けします。👉 【民泊リアル#5】もぜひお楽しみに
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【民泊リアル#3】“儲かる”だけで始めると危険。民泊運営に必要な視点とは

「民泊は稼げるらしい」「空き部屋を貸せば副収入になる」そんな言葉に惹かれて開業を決める方は少なくありません。しかし、私がこれまで見てきた多くの失敗例は、“儲かる”という理由だけで始めてしまった宿です。儲け優先で起こりやすい失敗・客単価を上げるために、やみくもに料金を高く設定して予約が入らない・「とにかく集客」と安売りして、利益が出ない・清掃や備品をケチって、口コミ評価が下がる・地域住民への配慮が後回しになり、トラブルを招くこうした運営は一見「コスト削減」「利益確保」のように思えますが、結局は長く続かないのです。本当に必要な視点とは民泊に必要なのは、「どうやってゲストに喜んでもらうか」という発想です。ゲストが快適に過ごせれば、口コミ評価は上がり、自然と集客につながります。さらに、地域との関係を大切にすることで、住民の方からも応援される宿になれます。この積み重ねが、結局は利益以上の価値を生み出すのです。成功したオーナーの共通点利益を出しているオーナーほど、口をそろえてこう言います。「ゲストに喜んでもらえることを考えた結果、利益は後からついてきた」つまり、ゲストと地域に愛される宿を作ることが、長期的に最も稼げる方法なのです。まとめ民泊は「お金目的」だけで始めると失敗する可能性が高くなります。逆に、「ゲストの満足」と「地域との共存」を軸に運営することで、結果的に安定した利益を得られるようになります。次回は、「地域に嫌われる宿と愛される宿、その分かれ道」をテーマにお届けします。👉 【民泊リアル#4】もぜひお楽しみに。
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応援される宿には理由がある。地域に愛されるための視点とは?

宿泊業を始めると、どうしても「集客」「収益」「稼働率」といった数字ばかりに目がいきがちです。もちろんそれも大切ですが、長く続く宿、そして応援される宿になるために必要なのは、地域との関係性です。今日は「地域に愛される宿になるために、どんな視点が必要か?」についてお話しします。宿は地域の中にあるということ宿は、観光地や駅の近くに“ただ建っているだけ”ではありません。「地域に住む人々の暮らしの中に存在している」ということを忘れないこと。たとえば…・ゴミの出し方が地域ルールと違っている・深夜にチェックインして騒ぐお客様がいる・路上喫煙を黙認しているたった一つの行動が、地域の方々に大きな不安や不満を与えてしまうことがあります。「宿泊業=迷惑」という印象を持たれてしまうと、地域との関係修復はとても難しくなってしまいます。地域の方が「また来てほしい」と思える宿に実際に、私がサポートしている施設の中でも、地域住民と良好な関係を築いている宿は、運営がとてもスムーズで、長く続いています。共通しているのは、こんな視点があることです。・地域のルールを事前にしっかり伝える・チェックイン・チェックアウト時間をきちんと管理する・騒音・喫煙などのトラブルが起きないよう案内を徹底する・時には地域のイベントやお店をゲストに紹介して、町全体に還元するこれらはすべて、「地域の中で運営している」という視点があるからこその行動です。「泊まる」だけじゃない体験を民泊や簡易宿所は、ただ寝るための場所ではありません。「〇〇の宿に泊まって、本当に気持ちよく過ごせた」「地元のお店を紹介してもらえて、楽しかった」「またこの場所に戻っ
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地元に愛されるために。宿が考える観光公害との向き合い方

観光公害(オーバーツーリズム)という言葉を聞いたことはありますか?京都や鎌倉など、一部の観光地ではニュースなどで耳にすることも増えてきました。ですが、まだまだ“自分には関係ない”と思っている宿泊事業者の方も多いかもしれません。でも、観光公害はある日突然、あなたの施設の周りでも起こり得るものです。その引き金になるのが、実は「宿の運営の仕方」だということ、意外と見落とされがちなんです。地域との共生は“姿勢”から始まる私がずっと大切にしているのは、「地域にリスペクトを持つこと」。観光地があるから宿が成り立つのであって、宿があるから観光地が輝くわけではありません。チェックイン時の騒音、ゴミ出しのルール無視、道案内の不備による迷子…こういったことは、宿泊客のせいではなく、「宿の案内不足」が原因であることがほとんどです。事前の丁寧な説明、深夜チェックインを避ける工夫、そして地域の生活リズムに配慮したオペレーションこそが、観光地に迷惑をかけずに収益を上げる“やさしい運営”だと考えています。地元に応援される宿になる観光客が増えれば、収益は上がるかもしれません。でも、地域からの信頼を失ってしまえば、宿の未来はありません。地元の人たちに「あの宿なら安心」と思ってもらえる。「観光客が来るのは嬉しい」と言ってもらえる。それが、これからの宿泊業にとって最も大切な資産だと思っています。最後に民泊や簡易宿所を運営していると、つい「利益」や「予約率」に意識が向きがちです。でも、地域とのバランスを崩してしまっては、本末転倒。旅が、誰かの生活の中にお邪魔する行為であることを、私たち運営者がまず忘れてはいけない。そ
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空き家問題 VS 民泊トラブル

〜どちらも本質は同じ。“私たちのまち”を守るために〜近年、「空き家問題」と「民泊トラブル問題」が同時にクローズアップされています。でも実はこの2つ、まったく別の問題のようでいて、本質は同じ場所に根を持っています。・空き家が増えて地域が衰退していく・民泊が増えて地域の生活環境が悪化するどちらも、地域にとって深刻な課題です。では、この2つの問題はなぜ “対立する構図” に見えてしまうのでしょうか。■ 空き家問題:増え続ける空き家と、止まらない老朽化日本全国で空き家は増加し、2030年には 4軒に1軒が空き家 になると言われています。空き家が増えると——・治安の悪化・景観の低下・倒壊・火災リスク・地域の価値低下地域の衰退に直結します。その対策として、多くの自治体が「空き家の利活用」=民泊や簡易宿所への転用を推奨してきました。つまり民泊は、もともと“空き家問題の味方”として生まれた側面があります。■ 民泊トラブル問題:急増する苦情と規制強化一方で、民泊が増えるにつれ、地域からのトラブル報告も増えました。・ゴミ出しルールを守らない・夜間の騒音・道に迷ってウロウロする・防犯面の不安・管理が行き届かない物件これらはすべて「一部の民泊事業者」によるものですが、世間のイメージとしては“民泊=迷惑”という極端な構図が出来上がってしまっています。そして各自治体は、この声に応えるかたちで民泊の規制を強化せざるを得なくなりました。■ ここが対立のポイント本来は、「空き家問題の解決手段」として期待されていた民泊。しかし、不適切な運営によって「地域トラブルの原因」と見られるように。空き家を活用したい自治体と
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ほんとうの “おもてなし” とは

〜淡路島の旅で思い出した、宿泊業の原点〜先日、母と淡路島へ旅行に行ってきました。宿泊は、関西の方なら誰もが口ずさめるあのフレーズ——「ホテル ニューアワジ」 さんの系列、愛犬と泊まれる 島花。ここに泊まるのは3回目。最後に訪れたのは約8年前でしたが、今回、心から「すごい」と思った出来事がありました。■ 変わらない、いや“以前以上”のおもてなし久しぶりの再訪にもかかわらず、接客・サービスの質は落ちるどころか、さらに洗練されていました。そして何より胸を打ったのは——たくさんの宿泊客がいる中でも、母1人に気を配ってくれたこと。母は段差を降りるのが少し苦手です。スタッフの方はその様子をよく見ておられ、こちらがお願いする前に、自然に、さりげなく、サポートをしてくれました。あれは「仕事としてのサービス」ではなく、まぎれもない“おもてなしの心”でした。■ 宿泊業に長く携わってきた私が思わず感動した理由私自身、宿泊業に長年携わり、おもてなしには自信がありました。だからこそ、「本当のおもてなし」に触れた瞬間、胸の深いところが震えるような感動がありました。■ 民泊業界では、絶対に勝てない領域があるこの体験から、あらためて感じたことがあります。民泊や簡易宿所では、どうしても “非対面” が基本になります。利便性のある仕組みではありますが、人の温かさ という点では到底勝てません。宿泊業の本質は、「どれだけ丁寧に、目の前の人を見てあげられるか」。その深さを、老舗旅館で痛いほど思い知らされました。■ また行きたいと思わせる宿老舗旅館は、設備が新しいわけでも、派手な演出をするわけでもありません。それなのに、
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【2026年】民泊業界はどう変わる?

新しいルールの時代をどう乗り切るか2026年は、民泊業界にとって大きな転換点になる年だと言われています。各地で、民泊新法(住宅宿泊事業)のルール改正が進む可能性が高く、これまで以上に「地域と共存」する運営が求められるようになります。その背景には、一部の民泊事業者による不適切な運営から生まれた“民泊の悪いイメージ”があります。私自身、現場で感じてきたのは、実際は真面目に運営している方が大半であるということ。しかし、世間のイメージだけでルールが変わっていくのは止められません。だからこそ、変化が起きる前に準備をしておくことが大切です。■ ルール改正の対象外だと思っている方こそ要注意今すでに民泊を運営している方、これから民泊新法で始めようとしている方――「うちは対象外だから大丈夫」と思っていませんか?ルール改定の動きは、自治体ごとに少しずつ広がっていきます。今年は関係なくても、来年・再来年に自分の地域で同じような改正が起きる可能性は十分あります。だからこそ、“自分の地域でも同じことが起きたら、どうするか?”今のうちに考えておく必要があります。■ 選択肢は大きく3つ① 民泊新法(年間180日)に留まる今のやり方を続けるという選択肢です。ただし、180日の制限や、受付制限、見回り・騒音対策などが今後さらに厳しくなる可能性があります。② 簡易宿所(旅館業)の許可を取る休業日数の制限がないため、安定した運営をしたい方は“こちらが本命”になっていくと思います。今後もし地域のルールが厳しくなる場合、簡易宿所へ移行しておくことで影響を最小限にできる可能性があります。③ 辞めるという選択肢も含めて考え
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第7回 トラブルを防ぐ!よくある失敗とその回避法

宿を運営すると、予想外のトラブルが必ず起きます。でも安心してください。ほとんどは 事前準備で防げるトラブル です。よくあるトラブル・チェックインの暗証番号を伝え忘れた・清掃が終わらず次のゲストと重なる・ゴミ出しルールを守らず近隣からクレーム・家電の使い方が分からず問い合わせが増える防止策1、すべてチェックリスト化する 鍵・清掃・備品・連絡、全部リスト化するとミスが激減します。2、写真付きマニュアルを置く 家電の使い方は写真が最強です。3、近隣との関係づくり トラブル時の連絡がスムーズになります。事後対応のポイントトラブル時は感情ではなく 事実ベース で対応すること。「確認のうえ対応いたします。」この一文だけでも印象が大きく変わります。大切なのは事前の案内を強化すること。このブログでも何度もお伝えしていますので、詳しくは以前のブログを読んでくださいね。次回は、いよいよ最終回。「開業後の運営改善と収益アップの考え方」 をお届けします。
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第6回 お客様対応の基本マナー

宿の印象を決めるのは、設備や清掃のレベルの高さだけではありません。「ゲストとのやり取り」 が非常に重要です。事前の問い合わせ対応返信は「速さ」が命。24時間以内の返信を意識するだけで信頼が生まれます。文章は長くなくてOK。・不安を取り除く・必要な情報を簡潔にを意識すれば十分です。チェックイン案内長旅で疲れているゲストに長い説明は不要です。・道案内は写真付き・鍵の受け渡し方法を簡潔に・無駄な会話は避けてスムーズにこれだけで「丁寧な宿」という印象になります。レビュー返信返信は“次のゲストへの公開メッセージ”でもあります。▼ ポジティブレビュー「ご滞在ありがとうございました。またお越しください。」短くても心が伝わります。▼ ネガティブレビュー「ご不便をおかけし申し訳ございません。改善に努めます。」端的かつ誠実に。長文の言い訳は逆効果です。おもてなしの本質最新設備よりも、“気持ちのいい対応”が記憶に残る宿 になります。次回は、「トラブルを防ぐ!よくある失敗とその回避法」 です。
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京都の現状 宿泊料金の差について

観光都市・京都では、季節によって宿泊料金の差がとても大きいと言われています。閑散期と繁忙期の価格差は、時に「5倍」にもなるほどです。具体的には、閑散期は1月・2月・6月・7月・8月・9月。一方で桜のシーズン(3〜4月)や紅葉シーズン(11月)には、宿泊料金が一気に跳ね上がります。これは観光地ならではの現象であり、京都で宿泊施設を運営する際には「この価格差をどう乗り越えるか」がとても重要な課題になります。内装勝負だけでは難しいということ。開業準備の段階では、「室内をおしゃれにしたい」「内装にこだわりたい」と考える方も多いです。もちろんそれ自体は大切ですが、京都には同じように工夫された宿が無数にあります。内装だけで差別化するのは難しいのが現実です。むしろ大事なのは、閑散期でも選んでもらえる理由をつくることです。「他の宿では体験できない滞在価値」や「価格以外の魅力」が、リピーターや口コミにつながります。逆に、閑散期だからといって「とにかく価格を下げる」戦略を取ってしまうと、宿そのものの価値を下げてしまうリスクがあります。一度「安さ」で来たお客様は、価格が戻った繁忙期には選んでくれないことが多いからです。京都で宿を続けていくためには、シーズナリティーを理解し、閑散期に強い集客のコンセプトを持つことが成功のカギになります。実際の閑散期対策については、私が現場で培ってきた経験をもとにさまざまな方法があります。ここでは書ききれませんので、詳しく知りたい方はぜひご相談ください。
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【民泊リアル特別編】Yahoo!ニュースから読み取る、民泊の今後

最近のYahoo!ニュースで、民泊トラブルに関する記事が取り上げられていました。ここでまずお伝えしたいのは、「民泊運営者=悪」ではないということです。しかし世間一般にとっては「民泊」と「簡易宿所」の違いはほとんど認識されていません。そのため、真っ当に運営している施設まで「民泊=迷惑」というイメージを持たれてしまうのです。ニュースで取り上げられるのは、どうしてもルールを守らない運営者や、トラブル事例ばかり。その一方で、地域と共存しながらきちんと運営している事業者も数多く存在します。私が考える「真っ当な民泊運営」とは、・地域のルールを守る・近隣住民への配慮を欠かさない・観光と暮らしの調和を意識するこの3つを軸にしたものです。これから開業を考えている方には、まず「民泊は誤解されやすい事業である」という現実を知ってほしいと思います。正しい準備と正しい運営を行うことが、住民の信頼を得て、長く続けられる民泊への第一歩です。そして、昨今のトラブル増加の影響で、今後さらに規制が厳しくなる可能性も十分にあります。だからこそ、「利益」だけでなく「信頼」も育てる民泊を目指してほしいと願っています。まとめメディアの報道だけを見て「民泊は危ない」と思うのではなく、正しい運営を知ることが何より重要です。もし「これから始めたいけれど、何から準備したらいいのか」「地域との関係性が不安」という方がいらっしゃれば、ぜひ一度ご相談ください。京都で長年、宿泊施設の運営やサポートを行ってきた経験から、安心して続けられる民泊の形をご提案できます。
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【民泊リアル#2】民泊トラブルから学ぶ、失敗しない開業の条件

昨今、大阪で特に増えているのが「特区民泊」のトラブルです。「国家戦略特区」を利用して、規制を緩めた条件で運営できる民泊ですが、これが必ずしも成功に直結しているわけではありません。トラブルの背景大阪は訪日観光客が多く、インバウンド需要を見込んで一気に物件が増えました。しかし実際には――・運営者トラブル発生時に対応しない・対応が遅い・短期で稼ごうとするオーナーが増え、地域との関係性を築けない・外国人ゲストがルールを知らず、近隣トラブルにつながるこうした理由から、トラブル物件=地域全体の迷惑施設というイメージがついてしまっています。特区民泊だからこそ気をつけたいこと制度上、通常の旅館業よりも開業のハードルは下がります。だからこそ「誰でも簡単にできる」と勘違いされやすいのです。ですが、実際に続けられる宿になるためには:・近隣住民への説明と理解を得ること・トラブル時のサポート体制を整えること・清掃・管理を外注に丸投げしすぎないことこの3つが欠かせません。成功している宿の共通点大阪の特区民泊でも成功している宿はあります。それらに共通しているのは、「短期的な利益」よりも「地域との信頼関係」を優先していることです。信頼を得た宿は、近隣からの協力も得やすく、クレームも減り、長く安定した運営ができます。まとめ特区民泊は「規制が緩い=簡単に儲かる」というわけではありません。むしろ、地域に理解されないまま始めると、トラブルによって早期撤退を余儀なくされることも。開業前に“地域とどう共存するか”を考えることが、失敗しない最大の条件です。次回は、「“儲かる”だけで始めると危険。民泊運営に必要な視点とは」
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【民泊リアル#1】民泊は誰でも稼げる?いいえ、地域と共存できなければ続きません

「民泊は空き家や余った部屋で簡単に稼げる」そう思って開業を検討される方は少なくありません。でも、現実はそんなに甘くありません。私が実際に相談を受けてきた中でも、地域住民との摩擦やトラブルで廃業に追い込まれた宿は数多くあります。なぜ共存が必要なのか宿泊施設は「ゲスト」とだけ向き合っていればいいわけではありません。チェックインやゴミ出しのタイミング、夜間の騒音など、地域の暮らしに直接関わる部分が多いからです。「お金を払って泊まっているんだからいいじゃないか」と考えるゲストも一定数います。その結果、近隣住民が被害を受け、自治会や役所からクレームが入るケースは珍しくありません。私が見てきた事例・ゴミ出しルールを守らず、周辺にゴミが散乱してしまった・夜遅くまで騒ぐゲストにより、近隣住民にとっては騒音でしかない状況に・夜遅くのチェックインで道に迷い、近隣の家に尋ね歩くケースこれらはすべて、宿泊者本人には「小さなこと」でも、地域にとっては大きなストレス。積み重なると、「民泊は迷惑」というレッテルが貼られてしまうのです。稼ぐ前に考えるべきこと民泊運営を考えるとき、多くの人が「収益シミュレーション」や「内装デザイン」から入ります。しかし本当に考えるべきは、地域に受け入れられる運営かどうかです。「地域に応援される宿」になれば、クレームは減り、口コミも自然と広がります。逆に「地域に嫌われる宿」になれば、どれだけ広告にお金をかけても続きません。まとめ民泊は「誰でも稼げる」事業ではありません。地域と共存できてはじめて、長く続けられる宿になるのです。次回は、実際に大阪で増えている特区民泊トラブルから、失敗
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第三回 民泊開業に必要な“覚悟”と地域との共生」— 京都で学んだ現場のリアル

開業のゴールは“全員がハッピー”になる宿づくり民泊を開業する——その言葉だけを聞けば、「空き部屋を活用できる」「世界中の人に喜んでもらえる」「地域活性化に貢献できる」といった、明るいイメージを抱く方も多いかもしれません。しかし、現実のスタート地点は、想像以上に険しいことがあります。特に京都市のような観光都市では、過去の事例や報道による悪い印象が根強く、「民泊は迷惑」「治安が悪くなる」など、まだ起きてもいないトラブルを前提に話が進むこともあります。開業準備の大きな壁 — 住民説明会京都市内で民泊を始めるには、住民説明会がほぼ必須です。しかしこれは、単なる形式的な集まりではありません。地域の方々が、運営者を信頼できるかどうかを見極める重要な場です。その場での質問は厳しく、時に感情的になることもあります。「夜中にうるさくなるのでは?」「外国人観光客のマナーは?」「ゴミの出し方は守られるのか?」こちらが丁寧に説明しても、すぐに納得されるとは限りません。時には、開業をあきらめたくなるほどの圧迫感を感じることもあります。なぜそこまで慎重になるのか地域の方々は、日常生活の平穏を守るために当然慎重になります。過去に一部の民泊施設でマナー違反や騒音があった事例も事実として存在します。そのため、誠実に運営しようとする事業者まで一括りに疑われてしまうのです。これは不公平に感じるかもしれませんが、信頼を得るには避けられないプロセスです。開業には“覚悟”が必要こうした現実を知ると、民泊開業に対して不安を感じる方もいるでしょう。しかし、私はあえてここでお伝えしたいのです。「地域で民泊を開業するなら、このぐ
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第二回 民泊開業における「説明会後」の落とし穴

京都で感じる現実と本音 — 地域との関係はここからが本番説明会が終わっても、まだ“スタート”には立てていない民泊開業を目指す多くの方は、「住民説明会を無事に終えれば、一安心」と思いがちです。しかし、実際には説明会の終了はゴールではなく、地域との共存のための本当のスタートラインです。私が京都でコンサルとして関わった事例でも、説明会を終えて承諾を得た後にこそ、本当の試練が訪れました。京都で特に感じるハードルの高さ京都は景観や文化財保護、地域コミュニティの強さなど、他の地域以上に外部からの新しい事業に慎重な土地柄です。この慎重さは、伝統を守るために必要な大切な価値観でもありますが、民泊開業者にとっては高いハードルとなります。単に法律や規制をクリアするだけではなく、「地域に溶け込むための配慮」が求められます。この配慮は、マニュアルや制度ではなく、一件一件の地域や人に合わせた“オーダーメイド対応”が不可欠です。コンサルとして感じる重要な視点私が民泊開業支援をする中で常に心がけているのは、「事業者と地域、双方の心理的ハードルを下げる橋渡し役になる」ことです。事業者は収益や運営効率を重視しますが、地域住民は暮らしの安心や静けさを守りたい。この“価値観のギャップ”を埋めるために、説明会前後のフォロー、個別訪問、そして質問や懸念に対する事前準備が欠かせません。説明会後の動きこそが、民泊事業の長期的な安定に直結します。次回予告次回、第3回では、いよいよ「民泊開業と地域共存の最終関門」に踏み込みます。説明会を終えたあとも続く、予想外の“静かな圧力”。「承諾を得たはずなのに、なぜ空気が重くなるのか?」
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たった3年で利益5倍。私が京都の宿でやったこと

2015年、京都で簡易宿所を立ち上げました。観光地として右肩上がり…という時代ではあったものの、わずか3年で利益を5倍にできたのは、流れに乗っただけではありません。私がよく口にすることそれは「差別化」です。他の宿とは違う価値を生み出すこと。そして、その価値を**“どう発信するか”**を変えること。実際にやったのは──・ターゲットを絞る・発信の方法を変える・サービス内容を見直す当時、SNS広告は一切使っていません。売上を上げ、経費を削減する──それだけです。客層が変わると、宿も変わるお客様を絞ることで、観光マナーや地域への配慮をしてくださる方が増えました。結果的に、地域住民の方にも応援される宿になったのです。ポイントは「売り方」「特別な仕入れルート」や「派手なキャンペーン」があったわけではありません。売り方を変えるだけで、利益は大きく変わります。もしあなたの宿が、もっと喜ばれ、もっと利益が出るようになったら──ちょっとワクワクしませんか?この内容は、別の記事で具体例も紹介しています。まずは、「何を変えるか」よりも「誰に届けたいか」を考えるところから始めてみてください。
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第3回 開業費用のリアル

宿泊業を始めるときに、最初に気になるのが「どのくらいお金がかかるのか?」という点です。ここでは、開業時にかかる主な費用の概要をまとめます。🔹 初期費用の目安開業初期費用のおおまかな内訳-----🔹 見落としやすい経費・リネン交換や清掃にかかる外注費・ゴミ回収・光熱費・消耗品やアメニティの補充コスト・インターネット回線・保険料初期投資よりも、運営コストを正確に把握することが長く続けるポイントです。意外と細々としたものが多く、開業には思った以上に時間がかかります。計画的にスケジュールを組んでおいてくださいね。次回は、消防設備と安全対策の基本についてお話しします。
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あなたの強みはなんですか?

突然ですが、ご自身の宿のコンセプトは固めていますか?とりあえず「良さそうなもの」を全部詰め込んでも、実はお客様には響きません。情報が多すぎると印象がぼやけ、「結局どんな宿なのか」が伝わらないからです。本当に大事なのは、“あなたの宿だけの推しポイント”を一点集中で伝えること。たとえば「家族連れに優しい宿」「静かに過ごせる大人の宿」「ペットと泊まれる宿」など、ターゲットを明確にするだけで伝わり方が変わります。競争から抜け出すには、「他の宿と比べない強み」をつくること。あなたの宿の個性を見つめ直すことが、これからの時代に選ばれる第一歩です。ぜひ一度考えてみてくださいね✨
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【民泊リアル#6】宿泊客が物を壊す?持ち帰る?その実態と対策

相談を受けていると、よく聞かれる質問があります。「ゲストに物を壊されたり、持って帰られたりしませんか?」結論から言うと、私の経験上、実際にはそう多くはありません。ただし、ゼロではないので、事前に対策をしておくことが大切です。対策① レベルの低いゲストを呼ばない何度もこのブログでお伝えしていますが、価格を下げるとゲストの質も下がります。海外ゲストか日本人かは関係なく、安さだけで選ばれるとトラブルが起きやすくなります。まずは自分の宿が「価格勝負」になっていないか、チェックしてみてください。対策② ゲストが触れる物は「壊されても仕方ない」と思うゲストと私たちの常識は違います。触られる、壊される、持ち帰られる――これは起こりうることです。それが嫌なら、最初から鍵付き収納にしまっておくこと。置く物は「触られても大丈夫」なものだけにしておく方が安心です。結論もうお気付きかと思いますが、持って帰られる・壊される問題は提供者次第。いろんなお客様が来られるからこそ、こちらがどう対策をするかが重要です。よくある質問:「トイレットペーパー等はどうする?」「消耗品はどこまで置いておけばいいですか?」という質問もよくいただきます。このテーマについては、次回の記事で “消耗品のストック管理” を詳しく書きたいと思います。まとめ・ゲストの質は価格設定で決まる・触られて困る物は最初から置かない/鍵付き収納へ・運営側の心構え次第でトラブルは最小限に「備品トラブルが心配で開業に踏み切れない」という方も多いですが、実際は大きな問題になるケースは多くありません。正しい価格帯と準備をしておけば、安心して運営できます。
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新人タクシー・ナビなしタクシーに要注意!宿泊ゲストが迷子になる理由

「タクシーを使えば安心」…その思い込み、危険かもしれません。駅から遠くてもタクシーで向かえばスムーズにチェックインできる。そう思っていた民泊を開始した方の、予想外のトラブルを紹介します。新人ドライバー、ナビ非搭載、土地勘なし…。宿泊ゲストがタクシーで迷子になる理由と、サポーターとして実際にアドバイスしていた内容を、今日はシェアしたいと思います。タクシーを使えば安心、ではない宿泊施設の運営をしていると、「駅からはタクシーで行きます」というお客様も少なくありません。「タクシーなら確実にたどり着けるだろう」と思いがちなのですが、これが落とし穴でした。京都市内でも、いまだにナビを搭載していないタクシーもあり、さらには新人の運転手さんにあたることも。道をよく知らないまま「たぶんこの辺」と進まれ、目的地が見つからず迷子に…。その結果、遠回りでタクシー料金が高額になったり、お客様が疲れた表情で到着されたりすることが何度もあります。実際に行っている対策そんな状況を回避するために、以下のような対策を提案しています。・チェックイン前のメッセージに「運転手さんに見せる用の文章」を添付・物件周辺の道案内写真や目印の画像を数枚添付・必要に応じて、動画で道順を案内たとえナビがなくても、これらを運転手さんに見せてもらえばほとんどの場合、スムーズにたどり着いていただけます。駅近物件でも安心とは限らない駅から徒歩圏の物件でも、・住宅街で建物が似ている・私道が入り組んでいる・看板がない(民泊ではよくあること)などの理由で迷われるケースは多くあります。実際、近くまでは来ているのに「場所がわからない」と電話が鳴ること
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