中学数学の「自学」の難しさ:教科書って難しい
中学数学の教科書の難しさ私が出品するサービスの大きな目標は教科書レベルの学力の習得です。
しかし教科書を読んでいて思ったのは、
教科書は「定義」に厳密であるがゆえに
わかりにくいということです。
定義というのは厳密であり、かつ一言でたくさんの現象を説明しようとするから、言い回しはわかりにくく、しかも一言こうだと言われても、個々の現象すべてをそれで理解するのは難しいと私は考えています。こんな時難しいたとえば
「正負の数の逆数は、その数の絶対値の逆数にもとの符号をつけた数である」
これを読むことで、できるようになることを「期待される」計算は最低でも次の通り。
①2/5→5/2、②-4/7→-7/4、③-2→-1/2、④3→1/3、⑤1/4→4、⑥-1/5→-5
簡単な①、②に加えて
③④「整数の逆数は分子が1」、⑤⑥「分子が1なら逆数は分母の整数」
ということが期待され、さらにそれを正負の符号とからめて答えられることが期待されます。これを定義だけで思いつくというのは結構難易度が高いです。教えられればああそんなものだな、で済むんですけどね。まず教科書の文章を理解できる回路がない可能性中学生くらいの成長具合では教科書を読むことがまず難しい。
教科書に出てくる単語を、大人の成長具合なら意味がわかるように並べても、中学生の言語能力ではそれを解釈する回路がまだできていないということが十分あり得ます。
ましてや定義だけ教えられても、テストで問われるところはわからない可能性があります。
定義を暗記することと、「その意味するところ」がわかることはイコールではありません。教科書と学校授業の限界さらに
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