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銀色夏生

一時期、詩にハマった時期がありまして。ハマったと言っても、めっちゃハマったわけではないんですが、韻を踏んだり、比喩や暗喩、そうした日本語の美しさに魅せられていた時期がありました。ベアたんは小中学校の頃は図書室がお友達なくらい、図書室の本を読んでいたのですが、ある程度読むと興味を引くものがなくなるんですよね。それで、本から離れていた時期がありました。そんなとき、行きつけの本屋で素敵なカバーの文庫本に出逢いました。それが銀色夏生さんの本だったのです。独特な、モノクロ写真と共に一言が載せてあって、とても惹かれ、それからしばらくは新刊が出るたびに買っていました。漫画を読むか活字の本を読むかくらいだったベアたんに、新しい風を吹き込んだのが銀色夏生さんでした。写真と文字を一体化させる。今でこそ溢れている表現ですが、それを学生の身で買える、文庫本の安い値段で出している人ってそれまで見たことがなく、しばらくは繰り返し眺めていたものです。美しい、と思いました。気狂いピエロを知ったのもそれがきっかけでした。友達には、ベアたんには似合わない本だとちょっと笑われました。でも、素敵な本でした。もう一度、読みたい。
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【絵本紹介】しろいうさぎとくろいうさぎ

大好きな絵本のご紹介です。知っている方も多いのではないかと思います。福音館書店さんの『しろいうさぎとくろいうさぎ』文字通り、うさぎが主人公の物語です。少し暗めのトーンでふんわりと、絵本の世界にゆっくり誘われるような、そんなタッチで描かれた絵本です。『しろいうさぎとくろいうさぎ』は、シンプルながらも心に深く響く絵本です。  この物語の主人公は、名前のない二羽のうさぎ。しろいうさぎとくろいうさぎは、いつも一緒に遊び、寄り添いながら過ごします。しかし、くろいうさぎは時折、物思いにふけるような表情を見せます。しろいうさぎは、その理由を知りたくなり、くろいうさぎに尋ねます。すると、くろいうさぎは「ずっとずっと、君と一緒にいたい」と静かに告げます。  この場面は、読者にとって特に印象的ではないでしょうか。誰かを大切に思う気持ち、離れたくないという願い——それは子どもだけでなく、大人の心にも深く響くものです。  さらに、この絵本の魅力は、優しく温かみのあるイラストにもあります。やわらかい筆致で描かれた森の風景や、うさぎたちの表情には、言葉以上の感情が込められています。特に、最後に二羽のうさぎが寄り添う姿は、静かでありながら、確かな愛を感じさせてくれます。  この絵本は、愛することの純粋さや、大切な人と共に生きる喜びをそっと教えてくれる一冊です。子どもの頃に読んで感動した人も、大人になって読み返すとまた違った味わいがあるかもしれません。ぜひ、大切な人と一緒に手に取ってほしい絵本です。
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喜びを感じる読書

かずみです。今日もこちらに訪問くださりありがとうございます。読書は好きですか?最近、読書しましたか?読書の仕方も時代と共にバリエーションが出てきましたよね。私は昔ながらの紙の本が好きです。電子書籍も何度も読んだことがあるのですが、何となく味気ない感じを持ってしまいます。慣れ親しんだ方を選びがちになるのかもしれませんね。私は気を抜くと自己啓発系の本ばかりを読んでしまいます。もともと「学ぶ」こと自体が好きですが、自己啓発系の本ばかりだと、「読書をした」という感じになりません。なので、意識的に自己啓発本から離れて、小説などを読むようにしています。すると、自分の中の感情が動いて「読書してるな~」という感覚になって、嬉しくなります。ここ2か月くらいかな・・・・集中して読んでいる小説があります。「紙屋ふじさき記念館」シリーズ(全7冊)ほしおさなえ著ほしおさなえさんの本で最初に夢中になったのは、「活版印刷三日月堂」シリーズ(全6冊)です。この頃、活版印刷にすごく魅力を感じていて、実際に活版印刷のお店に印刷体験に行ったくらいとりこになっていました。今、「紙屋ふじさき記念館」の最後の7冊目を読み進めています。みなさんは、どんな本を読まれていますか?
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オススメ絵本「アンジュール ある犬の物語」

久しぶりに絵本のご紹介です。「アンジュール ある犬の物語」この本は、言葉がありません。そう、文字がない絵本です。文字はありませんが、イラストでこの犬がどういう状況で、どう思い、どう感じ、そしてどうしたかがとても伝わるストーリーになっています。終始鉛筆デッサンのようなタッチで描かれたイラストで仕上げられています。この本の著者、ガブリエル・バンサンは絵本界ではとても著名な方です。デッサンで描かれた絵本を数多く残しています。アンジュールは少し悲しい絵本です。その悲しみは大人子ども別け隔てなく心に届きます。文字はありませんが、読み聞かせにも適した本だと思っています。そして、「一緒に考える」ことに適した本だとも思っています。ストーリーは最後にある展開を迎えますが、そのシーンも様々なことを考えさせてくれる絵本です。大人ことも問わず楽しめる絵本です。一度開いて見てくださいね(*´ω`*)
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好きな本と孤独について

 淋しいひとりぼっちの夏だった。ぼくは暗い階段を降り続ける。階段は限りなく続いている。そろそろ地球の中心まで達したんじゃないか、という気がするくらい。でもぼくはかまわずどんどん下降していく。まわりで空気の密度や重力が徐々に変化していくのがわかる。しかしそれがどうしたというのだ?たかが空気じゃないか。たかが重力じゃないか。 そのようにして、ぼくは更に孤独になる。村上春樹 『街とその不確かな壁』より*孤独って何だろう? 20代の頃はとても孤独だったな、と思う。 その当時の私がよく感じていたことは、誰と話していても深いレベルで分かり合える気がしない、ということ。その、深いレベルで分かり合えないだろう、ということがとても孤独だった。みんな楽しそうで、幸せそうで、きらきらしていて、自分が抱えている悲しみなど誰にも理解してもらえないのだろう、と諦めていた。友人はいたけれど、誰とも大切なことを話さなかった。私自身が奥に閉じ込めていただけなのに、私自身が自分の大切な想いに触れようとしなかっただけなのに、外側のみんなが何も共感してくれない人間であるかのように、今思えば投影していたのだと思う。きっとたくさんのものをみんなから与えてもらっていた。与えてもらえないものがあるとしたら、それは自分自身で深めていかなければいけないものなのだろう。きっとそこにひとりで立つことをとても恐れていたのだと思う。外の人に全てを完璧に与えてもらおうとしていると、いつまでも孤独感は消えないのだと思う。私はいつもこのことを考えるとき、パズルのピースのことが思い浮かぶ。誰かが自分の欠けたピースをそっくりそのまま与えてくれ
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