一時期、詩にハマった時期がありまして。
ハマったと言っても、めっちゃハマったわけではないんですが、韻を踏んだり、比喩や暗喩、そうした日本語の美しさに魅せられていた時期がありました。
ベアたんは小中学校の頃は図書室がお友達なくらい、図書室の本を読んでいたのですが、ある程度読むと興味を引くものがなくなるんですよね。
それで、本から離れていた時期がありました。
そんなとき、行きつけの本屋で素敵なカバーの文庫本に出逢いました。
それが銀色夏生さんの本だったのです。
独特な、モノクロ写真と共に一言が載せてあって、とても惹かれ、それからしばらくは新刊が出るたびに買っていました。
漫画を読むか活字の本を読むかくらいだったベアたんに、新しい風を吹き込んだのが銀色夏生さんでした。
写真と文字を一体化させる。
今でこそ溢れている表現ですが、それを学生の身で買える、文庫本の安い値段で出している人ってそれまで見たことがなく、しばらくは繰り返し眺めていたものです。
美しい、と思いました。
気狂いピエロを知ったのもそれがきっかけでした。
友達には、ベアたんには似合わない本だとちょっと笑われました。
でも、素敵な本でした。
もう一度、読みたい。