カウンセリング トレーニング

記事
占い
こんにちは。ライフ・キャリアコンサルタントShizuです。

週末は久しぶりにカウンセリングのロープレをしました。
13人にオブザーブされながら、カウンセラー役。
カウンセリングのトレーニングはカウンセラー役とクライアント役、オブザーバー(カウンセリングを観察する役)に分かれて行います。
全員、カウンセラーです。

カウンセリングにはクライアント役がリアルな悩み事を相談する”ライブ方式”と、事前に人物設定を渡されてその役になりきる”ロールプレイ方式”があります。便宜的にどちらのパターンも”ロープレ”と呼ばれています。

今回はライブ方式のロープレでした。

ロープレ後はオブザーバーやクライアント、カウンセラーが全員でそのセッションを振り返りよりよい関わり方を全員で検討します。
この検討を段階を”振り返り”と言います。

昔からある方式ではこの振り返りがロープレをしたカウンセラーへの非難やダメ出しでカウンセラーが潰れるという。指導的な側面の強いやり方が主流でした。
この方式ではあまりにカウンセラーがダメだしされすぎることなどから(しかも、ロープレ参加者全員カウンセラーという中で、全員からバッシングされているような気持ちになるのです。)カウンセラーを潰しさず、ロープレ参加者全員が”自分ならどうかかわるのか”という学びの場を提供できるようにという意図で最新の方式としてPICAGIP(ピカジップ)という方法があります。

この方法は、カウンセリングの父と言われるカール・ロジャースの代表的なカウンセリング方式である”Person centered aproach"を事例検討や振り返りに反映していることからPCAGIP方式と名づけられました。今回はこちらで実践。
オブザーバーの発言でクライアント役(は、リアルな悩み相談してますから。)の内省が深まり、カウンセラーとしてはスパッと聞きにくいあたりをクライアント役から話してくれるのは、クライアント役もカウンセラーだからだろうと、クライアント役の度量の深さに今回も感謝です。
オブザーブなのに自分が同じ質問をされたら、と内省される方もいて、代表ロープレ(グループ全体でロープレが1つだけ行われており、カウンセラーとクライアント役以外は全員オブザーバーという体制でするロープレの総称)は、どの役割に当たっても本人がどういう姿勢で臨むかで得られものがまるで違う、と思いました。 
自己の内面を観察させられるクライアントは、カウンセラーよりしんどいです。自分のいいところも認めたくない自分も、直面させられるのがカウンセリングです。受け入れい難いことは今、受け入れられなくてもそれはクライアントの自分を守るという正常な心の反応がそうさせているのですから、無理は鬼門つです。
毎回、ご相談くださる皆様の勇気と心構えに、敬意を払わずにはいられないのです。



サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す