中学受験のボリュームゾーン

記事
学び
私がブログを少しずつ書き始めた理由は、
天上界の方々の成功体験のブログばかりだったからなんです。

そもそも天上界に行ける方はごく僅かなのに、
誰が参考にしているんだろう?

みんながこの界隈に行けると誤解して
子供たちを追い込んでいったら、
大変なことになってしまうな、、、

というちょっとした危機感を
勝手に持ったからなんです。

大雑把に四つのレベルに分けてみます。

〈レベル1〉
某大手塾のαクラスに普通に居続けらる子たちは、
授業を聞きながら解法を呼吸をするように暗記し、
その裏にある原理原則まで理解できるため、
あの量の宿題を1人で歯磨きをするような感覚で
さっさと終わらせていきます。
ご両親の負担はほとんどありません。

〈レベル2〉
αクラスを行ったり来たりする子は、
授業を聞いて理解できるが、すぐに忘れてしまい、
解法も意識的に暗記しないとなりません。
ただ、必死にやれば暗記できるので、
頑張った時は上がり、サボると下がるを繰り返す。
一度αクラスに入ってしまうと、
ご両親は当然また入れてあげたくなりますので、
子供のために一生懸命伴走してくれます。
ここが中学受験で大変なゾーンです。
ご両親の負担は天井知らずで、
完璧にやろうとするとキリがなく、
お母様がまず体調を崩してしまいます。

〈レベル3〉
4年の最初の頃にαクラスにちょこっと居て、
その後はずっとアルファベットクラスの子たちは、
授業を全て理解できなくなります。
理解できない子が増えると、
授業で扱う問題が減ります。
そうすると難問は解けないので、
自力でαクラスに上がることは不可能になります。
何とかクラスを上げようとして、
まずはご両親が付きっきりで教えて、
ご両親が教えられなくなると家庭教師が登場します。
こうなると、
この子の1週間のスケジュールは凄まじいものになり、
これでも足りなくなると学校を休ませたり、
朝5時半からマックなどで勉強させたりします。

〈レベル4〉
入塾した時からアルファベットの下位クラスに居て、
だんだんと下がり続けてAクラスに常駐する子たちが
最近はかなり多くいます。
昔からこの某塾を知っている方からすると、
『これはもう◯◯◯クスではない、、、』
というようなクラスの状況で、
子供たちが辞めないように『いいお客さん』として
しっかりと楽しませてくれます。
こうなるともうクラスは上がりません。
もう一度基礎から勉強し直さないと、
全く伸びなくなってしまいます。

以前はレベル3がボリュームゾーンでしたが、
ここ最近はレベル4の子たちがかなり増えています。
ゆるい中学受験の影響は大きいと思います。

私は一番上のクラスが偉いとは思っていません。
その子のレベルで必死に頑張っていることが偉いと思っています。
必死に頑張って、打ちのめされて、
また必死に頑張って、また打ちのめされる。
それでもやり続けている子たちは、本当に偉いです。
応援したいです!

その子たちのためにも、
間違ったクラス選びはやめて欲しいです。
あまりに無理をしてクラスを上げても、
必ずついて行けなくなります。

勉強を習いに行っている塾に通うために、
家で必死に勉強するのは本末転倒な気がします。

その子が塾の授業を理解できて、
理解できたことが楽しいと思えるレベルを選んであげてくださいね。

志望校選びも同じだと思います。
その子が伸び伸びと過ごせる学校を
選んであげてくださいね。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す