部下のやる気を爆上げするコーチング

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皆さま

いかがお過ごしでしょうか。
緊急事態宣言が解除されましたが、部下との関係は緊急事態のままという方もいるのではないでしょうか。

自分で考えて行動しない、指示を出してもやる気を出して動いてくれない、何なら反発してくるという人もいるのではないでしょうか。

そんな時は、相手に何をするかを自分の口から言わせる、決めさせるというのが良いかもしれません。

相手にすべきことを指示するのがティーチング
相手に何をすべきか考えさせるのがコーチングです。

部下の人が相談に来た時に、考えさせることなくティーチングで答えを言っていないでしょうか?新人や初めての時などはティーチングは必要です。しかし、ずっと指示を出し続ければ考えることをしませんし、言われたことをやるのではやる気も上がりません。

そんな時は君はどう思う?と聞いてみる良いかもしれません。答えが一個返ってきてもそこは我慢です。自分の中のアドバイスモンスターをコントロールする必要があります。相手の成長のためにもアドバイスしたい衝動を抑えましょう。他には何か手はあるかな?と再度質問してみましょう。相手が黙りこくっても焦りは禁物です。相手が黙るということは考えているということ、相手にとって成長しているチャンスです。言葉を発するまでただ待ちましょう。

どうしても出てこなくなった時は、例えばこんな案もあるけどどうだろう?と言うと良いかもしれません。その際にも相手に選択させるのが良いかと思います。一番良いのは自分で思いついた案で行動することです。この時に部下のモチベーションは爆上がりし、上手く行けば充実感を得て自信を持ちます。

そのコントロールが上手い上司は、答えは分かっていても我慢して黙って、相手の口からその答えが出るのを待ちます。時には分からないように誘導します。そして、相手の口からその答えが出た時がチャンスです。「それいいね!やってみよう!」ということで部下は自分で出したアイディアと思っているのでモチベーションは爆上がりです。自ら進んで行動してくれます。

人間には心理的リアクタンスという心理があります。相手からやれと言われると、やった方が良いと思っていてもやりたくないものです。自分で選択して行動したいという心理があるからです。良く親が子供に勉強しなさい!というと反発してやらなくなってしまう心理です。私も研究職なので良く分かるのですが、他人のアイディアで検討する時は確かにやる気が下がります。

相手が進んで行動するには、自分で選択したという感覚が重要です。質問することで促したり、上手く誘導して相手に言わせてみると良い結果が待っているかもしれません。






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