あなたはスパイ?組織の生産性を極度に低下させる「過度なルール順守」

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皆さま

いかがお過ごしでしょうか。
本日は組織を破壊するためのサボタージュマニュアルについて紹介します。

皆様の職場にこんな人はいないでしょうか?
資料のフォーマットの最新版にこだわる。申請書の文字の色について黒じゃなければダメと言ってくる。敬語の使い方について間違ってはいけないからと時間をかけて調べまくる。議事録の中でもあまり重要でない箇所の細かい言い回しや内容について照会してくる

もしかすると、その人はライバル会社からのスパイかもしれません。

サボタージュマニュアルとは、CIAの前身だったOSS(戦略諜報局)が70年ほど前に作成した、組織のパフォーマンスを極度に低下させるマニュアルです。敵国にスパイを送り込み、だれにもばれることなく自然と組織を機能不全に追い込むためにまとめた本気のマニュアルです。

上記の例について、冷静に見れば組織の生産性に何も貢献しない行動ばかりです。やるだけ時間の無駄になる行為です。

しかし、これらを責めることが出来るでしょうか?

そうです。表向きは正しいことをしている様に見えるため、言うに言えない行動ばかりです。だからこそ、敵国の組織を破壊するためのマニュアルの一つとして上記の様な過度にルールを順守するというものがあります。

マニュアルにはこう記載されています。
何事をするにも「決められた手順」を踏んでしなければならないと主張せよ。迅速な決断をするための簡略化された手続を認めるな。

上記の例の様な行動をされると、多くの人が本当に取るに足らないことに時間を奪われてしまいます。細かなルールを確実に順守すると誰に気づかれることもなく、正当なことをしている、正しいことをしていると見せて組織を破壊することが出来ます。それこそがライバル会社から送り込まれたスパイの使命なのかもしれません。どうでもよいことにあえて時間を使うことで生産性を下げ、所属している組織にばれないように貢献しないようにしているのかもしれません。

冗談はさておき、今の時代スパイが存在するかは不明ですが、上記の様な行動をとっている人は多いかと思います。何だったら自分もやってしまっていないでしょうか?正直私でもやっていることはあります。

日本人の70%が不安遺伝子を持っているとも言われています。恐らく私も不安症のビビりタイプです。なので、死ぬわけではないのに細かな言い回しやルールをいちいち確認したりすることもあります。

しかし、それらの行動は組織の生産性を下げるのに一役買っているという考え方があるのをサボタージュマニュアルで学びました。

やはり、直感や自分の感情で行動すると知らず知らずのうちに良くない行動を取っているのかもしれません。

皆さまも是非とも一度、自分の行動を振り返るきっかけにしてみては如何でしょうか。


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