「ごめんね」「すみません」「申し訳ございません」
あなたは1日に何回、この言葉を口にしていますか?
上司に話しかける時、何かをお願いする時、友人や同僚に相談事をした時、そして自分には全く非がないのに…なぜか謝っていませんか?
「ごめんね」が口癖になり、それが自分の当たり前になると、気づかぬうちに自己否定をしていることになり、自分の価値をどんどん下げてしまうのです。
私もかつて、そんな「謝罪グセ」に支配されていた一人です(笑)
その謝罪グセをやめて、自分の価値を上げる方法を、私の実体験と共にお話ししていきます。
本来の謝罪の意味
謝罪とは本来、自分に非があった時に、相手への誠意を示すためのものです。しかし、いつの間にか、「とりあえず」というような意図で、使ってしまっていないでしょうか?
ここに大きな落とし穴があります。
悪くないのに「ごめんね」を多言すると、「私が悪い」「私の存在が迷惑」というメッセージを、自分自身に送り続けることになるのです。そうすると脳は、「私は価値のない存在なんだ」と学習してしまいます。これが自己否定を強める最大の原因なのです。
「ごめんね」に支配されていた私
私が会社員だった30代、40代、本当に「ごめんね」ばかり言っていました。
自分の企画を上司に見てもらう時、「すみませんが…」
仕事を手伝ってもらった時、「忙しいのにごめんね…」
相談を聞いてもらった時、「暗い話ばかりでごめんね…」
1日に10回以上は、謝っていたのではないでしょうか(笑)
特に私の場合は、仕事を手伝ってもらったり、お願いする場面です。
元々、完璧主義だった私は、人を頼ることがとても苦手でした。
「それくらい自分でやってよ」「何でも人に頼んでこないでよ」と思われるのではないか…と思ってしまうのです。
この思考は、人の評価を気にしながら、周りは私のことを良く思っていないという「自己否定」が前提ですよね。ですから、お願いする時は当然謝罪から入ってしまいます。
この「ごめんね」という言葉が、伝える相手だけではなく、自分自身の耳にも入ってきます。そうすることでさらに、自己否定を強めてしまいます。
「ごめんね」をやめて自分の価値を上げる方法
そしてある時SNSで、「ありがとう」の言葉の大切さを語る発信を見た私は、意識的に「ごめんね」を減らす試みを始めました。
最初は本当に難しく、相当意識しないと「ごめんね」から言ってしまうんです。40年以上の習慣は怖いですよね(笑)
その方法とは、「ごめんね」を「ありがとう」に置き換えるという、実にシンプルな方法です。簡単そうに感じましたか?
例えば、
・上司に企画を見せた時→「お忙しいところ申し訳ありません」ではなく
「ご指導いただきありがとうございます」
・助けてもらった時→「手間かけてごめんね」ではなく「助けてくれてありが
とう」
・相談を聞いてもらった時→「長々と聞いてもらってごめんね」ではなく
「たくさん話を聞いてくれてありがとう」
「否定」から始めるのではなく、「感謝」から始めるコミュニケーションに変えることで、自分の感情が心地良いものに変わる感覚がありました。
心の色で言うと、グレーからほんわかオレンジに変化したという感じでしょうか。
私の場合は、「完璧主義」は変わっていなかったので、意識しなくても自然に「ありがとう」から始められるようになったのは、コーチングで「完璧主義」を解放してからです。
しかし、言葉を変えるだけで、心の在り方やコミュニケーションの質は、温かく、また、自分の価値を上げることは間違いないと体感したのです。
「本来の謝罪」との見極め
もちろん、本当に自分に非がある時は、きちんと謝るのは当たり前ですよね。 でも、そうじゃない時まで謝る必要はありません。
無意識に、「私は迷惑な存在だ」というメッセージを、自分に送り続けることになります。
見極めのポイントは、自分に問いかけることです。
「この状況で、私は本当に誰かを傷つけたり、迷惑をかけたりしたのか?」もし答えが「いいえ」なら、それは謝罪ではなく「感謝の場面」なのです。
この「感謝の場面」の方が、結構たくさんあるんですよね。
自分が言われる立場で考えると、すぐ理解できます。
悪くないのに「ごめんね」と言われると、こちらまで恐縮してしまうし、「ありがとう」と言われると温かい気持ちになります。
言葉も大きく関与する「自己受容」
もし「ごめんね」が口癖になっているなら、まずは1日だけでいいので、意識的に「ありがとう」に置き換えてみてください。
「自分は悪くない」「自分の存在は迷惑ではない」、 そのことを、自分自身の言葉で、あなた自身に伝えてあげてほしいのです。
言葉が変われば、思考が変わり、思考が変われば、感情も変わります。 「ごめんね」ではなく「ありがとう」から、温かいコミュニケーションを是非体感してみてください。
「自己受容」つまり、あなたはそのままで十分に、価値がある存在なのですから。
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