子育てで、自分を責めてばかりの毎日に疲れていませんか?
「また怒ってしまった」「こんな親でごめんね」夜、子供の寝顔を見ながら、そんなふうに自分を責めていませんか?
「完璧な親にならなきゃ」と頑張るほど、自分のダメなところばかりが目について、気づけば心はボロボロ。
しかし、親のことを大好きな子供は、「親を悲しませないようにしよう」「怒られないようにしよう」と、自分の言いたいことを我慢します。そして、「怒られる自分はダメ」と、自己否定するようになってしまうのです。
親自身の「自己否定」や「完璧主義」が、どれほど子供に影響するか、私の実体験と共にお話ししていきます。
親自身の「自己否定」から生まれる弊害
自己否定の強い親は、無意識のうちに、子供にも否定的な言葉をかけてしまいがちです。「なんでできないの」「ダメじゃない」「もっとちゃんとしなさい」、こうした言葉の裏には、実は親自身への否定が潜んでいます。
すると、子供はどうなるか。
失敗を恐れるようになります。「完璧でいなければ愛されない」と思い込み、常に「ちゃんとしなきゃ」と、自分を追い込むようになるのです。一見、真面目ないい子に見えるかもしれません。でも、その子供の心の中では、小さな失敗さえも許せない、苦しい戦いが続いているのです。
私は子供を産んでおらず、事実婚の夫の息子と中学3年生から同居し、子育てを少しかじった程度です。ですから、乳児期、幼少期の子育ての方法や大変さは、偉そうに語れません。
しかし、その「親の心の在り方」という観点から、私自身が幼少期に受けた母の育て方や環境で、自分がどうなったかのほんの一部を、語らせていただきますね。
「条件付きの愛情」がもたらす子供の苦しみ
私の母は、とても真面目で責任感の強い人でした。77歳の今は認知症のため、全く別人ですが(笑)そして、コーチングを受けるまでの私は、母のコピーのような人間で、本当に生きづらく苦しい毎日でした。
幼少期の頃、私は聞き分けが良く、一生懸命勉強し成績も良かったので、母の自慢の娘でした。クラブのホステスをしていた母は、私によくこう言うのです。「水商売の子供って不良が多いけど、愛ちゃんは違う、私の自慢の娘!」
それを言われて、私はとても嬉しかったのを覚えています。「そっか!「ホステスの母なのに優秀な子」というギャップが、母さんは嬉しいんだ!私は不良になる子たちと違って、凄いんだ!」と。
今となれば、母も私もめちゃくちゃ歪んでますよね(笑)この実話は、誰にでも当てはまるアルアルではないと思います。しかしこの実話の中に、誰にでも当てはまるポイントがあるのです。
それは、「条件付きの愛情」です。「母の手をわずらわせないイイ子」なら愛されるのです。
結果、私は大人になってからも、常に周りの期待に応えようと必死でした。ちょっとしたミスで自分を責め続け、「失敗してはいけない」と思う癖が染みついてしまったのです。
これは、母を責めているわけではありません。「愛ちゃんは私の命そのもの」と母はよく言っていたので、母なりの愛情はたっぷりだったのだろうと理解しています。
まずは親から「自己受容」する方法
親の心の在り方、価値観は、必ず子供に伝播します。子供の未来を想うと同時に、まず自分自身を大切にすることが大変重要です。
完璧な親になる必要はありません。「失敗してもいい」「イライラしてもいい」、そんな自分を、「まあ、こんな日もあるよね」と受け入れることが、つまり、「自己受容」が大切なのです。
例えば、
・自分を責める言葉に気づく:「またやってしまった」「私ってダメ」、そう
思ったら、「今、自分を責めてるな」と気づくだけでも大きな一歩です。
・小さな「できた」を認める:今日一日、何か一つでもできたことを、寝る前
に思い出してみてください。「子供と一緒にご飯を食べれた」だけでも十分
です。
・完璧を手放す:掃除が行き届いていなくても、夕飯が手抜きでも大丈夫。そ
れは決して「今日の自分の失敗」ではありません。
親が自分自身を受け入れる姿を、子供に見せることで、「失敗してもいいんだ」「完璧じゃなくても愛されるんだ」、そう感じた子供は、のびのびとありのままで生きていく大きな一歩になります。
子供の未来のために
コーチングで「自己受容」ができる私でも、自分にダメ出しする日だって正直あります。
しかし、今はそのダメ出しの自分を、「あぁ、今自分にダメ出ししてるなぁ」とそのまま感じ受け入れます。「うんうん、それも私。そして今は何をすればいいのか?」と、スムーズに考えられるようになったのです。
幼少期時代を思い出した時に、思い当たることがあれば、あなたが悪いわけじゃありません。あなたの親から、そう教え込まれてきただけです。これは決して親を責めることではなく、あなたが「ありのままの自分を受け入れる」ということが大切なのです。
大人になった今は、自分で生き方を選択できます。幼少期につながれたその鎖を、今、少しずつほどいていきましょう。あなた自身と、何よりも大切な子供の未来のために。
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