こんにちは、効率オタクです。
今回は経験の積めにくいものについて考察してみました。
工場設備の中には、消耗品ではないものの、一定期間ごとに交換が必要な部品があります。
3年に1回や、なかには10年に1度の交換を要するものも存在します。
これらの部品は交換頻度が非常に低いため、対象となる設備も限られており、取り扱う機会そのものが少ないのです。
そのため、企業によっては交換作業を限られた担当者のみが行っており、いわゆる「属人化」しているケースも少なくありません。
私の経験では、こうした担当者が有給休暇中に設備不具合が発生し、緊急対応として出社してもらわざるを得なかった事例もありました。
このように、「経験を積む機会が少ない」ことが、実は大きなリスク要因となることがあります。
とくに作業頻度の低い業務ほど、「分かる人が手早く済ませる」というスタイルに頼りがちですが、これは属人化を深め、将来的な継承を困難にする要因になります。
そのため、こうした作業は短時間で済ませることを優先するのではなく、あえて時間をかけて記録を取り、若手への教育機会として活用する方が良いのではないでしょうか。
仮に手間や時間がかかったとしても、その一回の記録が次の交換時に大きな助けとなり、誰でも再現できる作業へと変えていくことができます。
理想的には、標準作業書を整備し、写真や手順を含めて作業内容を記録に残します。
また、作業はベテラン社員が行うのではなく、ベテランは指導に徹し、実作業は若手が担当することで、次世代への技術継承にもつながります。
特に「稀な作業」こそ、属人化に頼るのではなく、全体で共有可能な仕組みとして積み上げていく視点が重要です。
これにより、不測の事態にも対応できる体制を構築することができるのではないでしょうか。