TOEFL精読シリーズ ② : 第二段落

TOEFL精読シリーズ ② : 第二段落

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学び
TOEFL はもちろんのこと、TOEIC や大学入試、その他全ての英語の試験で必ず課されるリーディング。読んでも内容がさっぱり入ってこない場合もあれば、大体の内容はわかるのに設問で正解を出せない場合等、リーディングでは乗り越えなければならないハードルがあります。

本文、設問を問わず、とにもかくにも英語が正確に読めていなくてはなりません。これは試験であろうが試験でなかろうが一生にわたり必ず必要となる基礎スキルです。

今回はそんな基礎スキルを前回の第一段落

に続く第二段落を使って身につけていきましょう。英文を読んでいるときの頭の動きを文字にして可視化いたしますので、ついてきてください。

可能な範囲で結構です。次の設問と段落を一読されてみてください。

その後、ご一緒に読むプロセスをご用意いたします。最初にご自分お一人で読まれた時とご一緒に読む時の間にどんな差があるのか。その頭の動きの差に注目されてみてください。

設問3
According to paragraph 2, camels were important because they

(A) were the first domesticated animal to be introduced to Africa

(B) allowed the people of the West African savannahs to carve out large empires 

(C) helped African peoples defend themselves against Egyptian invaders

(D) made it cheaper and easier to cross the Sahara

Livestock also came from outside Africa. Cattle were introduced from Asia, as probably were domestic sheep and goats. Horses were apparently introduced by the Hyksos invaders of Egypt (1780–1560 B.C.) and then spread across the Sudan to West Africa. Rock paintings in the Sahara indicate that horses and chariots were used to traverse the desert and that by 300– 200 B.C., there were trade routes across the Sahara. Horses were adopted by peoples of the West African savannah, and later their powerful cavalry forces allowed them to carve out large empires. Finally, the camel was introduced around the first century A.D. This was an important innovation, because the camel’s ability to thrive in harsh desert conditions and to carry large loads cheaply made it an effective and efficient means of transportation. The camel transformed the desert from a barrier into a still difficult, but more accessible, route of trade and communication.

それでは今後はご一緒に。

設問3. 

According to paragraph 2, 
第二段落によれば、

camels were important 
ラクダは重要だった

because they
なぜならラクダは からである


→ 第二段落によれば、ラクダが重要だった理由は ..... である。

ということだな、ということが正確に理解できれば第一関門突破です。おめでとうございます!

これにより、

(1) この設問は第二段落を読めば解けるということ、
(2) ラクダが重要である理由が第二段落で述べられるはずであること

がわかります。

ラクダが重要で、その理由を第二段落中から探せば良いのだなということわかれば完璧です。

選択肢を先に読んでから本文を読みにいくと、第二段落の内容が頭に入りにくくなるので、選択肢をご一緒に読むのは第二段落をご一緒に読んでからにいたします。

<< paragraph 2 >>

第一文

Livestock 
家畜

also 
もまた

came 
やってきた

from outside Africa.
アフリカの外から

→ 家畜もまた、アフリカの外からやってきた。

これは第一段落の内容を受けています。第一段落では農業がアフリカの外、西アジアからやってきたことが示されていました。それと同様に、家畜もアフリカの外からやってきた、ということが述べられている部分です。それが第二段落の第一文でした。

第二文

Cattle were introduced 
肉牛が導入された

from Asia,
アジアから

as 
のと同様に

probably
おそらく

were domestic sheep and goats. 
家畜の羊や山羊がそうだった

→ 肉牛がアジアから導入された。おそらく家畜の羊や山羊がそうであったのと同じように。

as + be 動詞 + S の語順になっていますね。これで 「S が be である(またはあった) のと同じように」という意味を表します。この V + S の部分には疑問文の語順にした英文を入れます。以下、疑問文の語順にあたる箇所を太字で示します。

(例) 
Maiko was happy, as was Taro
舞衣子は、太郎がそうであったように幸せだった。

第三文

Horses 
馬は

were apparently introduced
見たところ導入されたようだ

by the Hyksos invaders of Egypt (1780–1560 B.C.) 
エジプトの侵略者ヒクソス人によって (1780-1580 B.C.)

and then 
そして

spread 
広がった

across the Sudan to West Africa. 
スーダンを横切って西アフリカへ。

馬が 

① 導入されたようだ

ということと、

② 広がった

ということの2つが述べられていることに気づいていれば OK です。馬がどうしたのか。その「どうした」という部分に対する答えが二つあるわけです。一つ目が「おそらくは導入された」ということ。二つ目が「広がった」ということです。

→ 馬はおそらくエジプトの侵略者ヒクソス人によって (1780-1580 B.C.)導入され、そして次にスーダンを横切って西アフリカへと広がった。

第四文

Rock paintings in the Sahara 
サハラの複数の壁画は

indicate 
を示している

that horses and chariots were used 
馬と二輪戦闘馬車が使われたということ

to traverse the desert 
その砂漠を横切るために

and 
そして

that by 300– 200 B.C., 
紀元前300年から200年までに ということ

there were trade routes across the Sahara. 
サハラを横切る複数の交易路があった

サハラの複数の壁画が示しているわけです。で、その示していることが二つあるのですね。一つ目がその砂漠を横切るために馬と二輪戦闘馬車が使われたということ。二つ目が紀元前300年から200年までに、サハラを横切る交易路があったということです。

→ サハラの複数の壁画には、砂漠を横切るために馬と二輪戦闘馬車が使われたこと、そして紀元前300年から200年までには、サハラを横切る複数の交易路があったということが示されている。

第五文

Horses 
馬が

were adopted 
取り入れられた

by peoples of the West African savannah,
西アフリカサバンナの複数の民族によって

people に複数形の s がついた場合、それは「複数の民族」という意味を表します。


and later 
そしてのちに、

their powerful cavalry forces 
彼らの力強い騎兵隊戦力が

allowed them to carve out large empires. 
彼らが複数の大帝国を生み出すことを可能にした。

allow O to do で「 O が to do することを許す、可能にする」とう意味を表します。

carve out O で「 O を彫刻によって掘り出す」という意味を表します。そこから転じて今回の文脈では、「 O をゼロから生み出す」という意味で使われてます。

→ 馬は西アフリカサバンナの諸民族によって取り入れられ、その複数の民族が持つ強力な騎兵隊戦力により、大帝国を複数生み出すことができた。

第六文

Finally, 
ついに、

the camel was introduced 
ラクダが導入された

around the first century A.D. 
紀元1世紀ごろ

→ そしてついに、紀元1世紀ごろになるとラクダが導入された。

第七文

This was an important innovation,
これは重要な革新であった

because 
なぜならば + からである

★ あっ!ここ!設問で問われていたところではないか!ラクダが重要だったのはなぜか、という設問。設問3にあったあの設問だ!

the camel’s ability
ラクダの能力が

to thrive in harsh desert conditions
厳しい砂漠の条件の中でよく成長する

and 
そして

to carry large loads cheaply
大きな荷物を安く運ぶ

made 
を に した

it 
それ(=ラクダ)

an effective and efficient means of transportation. 
効果的で効率的な交通手段

なぜならば、厳しい砂漠の条件の中でよく成長する、そして、大きな荷物を安く運ぶラクダの能力により、ラクダが効果的で効率的な交通手段になったからである

さあ、これでしっかり理由が出てきました。ラクダが重要な理由。それは砂漠の厳しい環境に順応し、大きな荷物を安く運ぶことができたからです。これを頭に入れて選択肢を読みにいきましょう。

設問3

According to paragraph 2, 
第二段落によれば、

camels were important 
ラクダが重要だった

because they
なぜならラクダは、   からである


(A) 
were the first domesticated animal 
最初の家畜化された動物だった

to be introduced to Africa
アフリカに導入されることとなる

→ ラクダが重要だったのは、ラクダが、アフリカに導入される最初の家畜動物だったからである。

→ ラクダが重要だったのは、砂漠の厳しい環境に耐え、大きな荷物を安価に運ぶことができたからと第七文中にありました。ラクダが導入された順番は無関係です。またラクダよりも先に導入されていた動物は、肉牛、羊、山羊、馬というようにたくさんありました。よってこの選択肢 (A) が正解になる可能性はありません。


(B) 
allowed 
( O が to do すること ) を許した

O = the people of the West African savannahs 
O = 複数の西アフリカサバンナの人たちが

to do = to carve out large empires 
to do = 複数の大帝国をゼロから作ること

「ラクダが、西アフリカサバンナの人たちが大帝国を作るのを許した。」

つまりは、

「ラクダのおかげで、西アフリカサバンナの人たちは大帝国を作ることができた」

ということを意味するのがこの選択肢 (B) です。これは第五文にあった馬の話ですね。馬があるから遠くまで遠征に出かけることができ、遠くにいる弱小勢力を従わせて大帝国を作ることができるようになったとありました。第五文をよくご覧になって下さい。大帝国を作ることができたのはラクダのおかげではありません。馬のおかげです。ですからこの選択肢 (B) が正解選択肢になる可能性はありません。



(C) 
helped 
を助けた

African peoples 
アフリカの諸民族が

defend themselves 
彼ら自身を防衛すること

against Egyptian invaders
エジプト人の侵略者に対して


help + O + 動詞の原形「O が動詞の原形することを助ける」という意味を表します。

この選択肢 (C) は選択肢の前にある設問の英文を合わせると、「ラクダが重要だったのは、ラクダが、アフリカの諸民族が彼ら自身を味プト人の侵略者から防衛することを助けたからである。」という内容を意味します。ラクダが重要だったのは、砂漠の厳しい環境に耐え、大きな荷物を安価なコストで運んだからです。これが第七文にはっきり書かれていました。ラクダのおかげで荷物が運べるから、だからラクダが重要なのであって、ラクダのおかげでアフリカの諸民族がエジプト人の侵略者から自分たちの身を守りやすくなったからではありません。従ってこの選択肢 (C) も正解の候補にはなりません。


(D) 
V           = made 
仮目的語 = it 
C           =cheaper and easier
真目的語 = to cross the Sahara

make O C は "make America great" でお馴染み。「 O を C にする 」という意味です。今回はこの O の位置に仮目的語の it がきています。その具体的な内容は真目的語の位置にあります。

サハラを横断するのをより安価に、より容易にしてくれた、ということですね。誰がか。ラクダがです。ラクダのおかげでサハラ横断はより安く、より簡単になったのです。ラクダは砂漠の環境によく耐え、大きな荷物を安く運んでくれる存在として重宝されたため、その重要性が増しました。この第七文にある内容をこの選択肢 (D) の内容は一致しています。よって (D) が正解だと判断できます。

第八文

The camel 
ラクダは

transformed the desert 
砂漠を変えた

from a barrier 
障壁から

into a still difficult, but more accessible, route
今なお困難ではあるが、より利用可能な経路への

of trade and communication.
交易と交通の

→ ラクダは砂漠を、壁から、交易・交通の経路へと変えた。

→ ラクダのおかげで砂漠は壁ではなくなり、道になった。


これで第二段落終了です。お疲れ様でした。
communication は「意思疎通」「コミュニケーション」と思われているかもしれませんが、「交通 (transportatio )」という意味で使われることもあります。

communicaition は「意思疎通」ではなく、「情報やモノの流れ」

と覚えておけば良いでしょう。

この先の段落も読み進められたい方は
にいらして下さい。ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

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