事業が拡大すると1人では対応しきれない場面が出てきます。
それは事業活動が順調に進んでいる証拠で大変良いことですが、人手が足りないとなると、誰かを雇用しなければならない。
ということで、前回の記事では「パート・アルバイト」について深掘りをしました!
パート・アルバイトはシフトを柔軟に調整でき、有期雇用の場合は正当な理由があれば契約を更新しないこともできる、といった特徴があります!
(前回のブログはこちらから!)
でも、専門性に乏しかったりモチベーションの低い人が多い傾向にあるため、慎重に雇用しなければなりません。
ここで角度を変えて、「雇用」ではないパターンをご紹介したいと思います。
業務委託です。
業務委託は会社の一員として採用するのではなく、外部の第三者に任せる契約方法です。
そこには大きなメリットが盛りだくさん!
具体的にはどんなメリットか?
逆にデメリットは?
詳しくご紹介しますので是非最後までご覧ください!
◆業務委託とは?
業務委託とは、企業が特定の業務を外部の第三者に任せる契約方法を指します!
業務を委託する際は、企業と受注者の間で業務委託契約を結び、業務内容やその成果物に対して企業が報酬を支払います。
また、業務委託は「請負契約」と「委任(準委任)契約」の2つに大別されます!
意味合いとしては以下の通りです!
【請負契約】
依頼した業務の「成果」に対して報酬を支払う契約
【委任(準委任)契約】
依頼した業務の遂行を目指した「行為」に報酬を支払う契約
業務委託は社員(正社員やパート)と違ってかなり自由に業務遂行します!
詳しく見ていきましょう!
◆業務委託の特徴
◇雇用関係
業務委託は企業から受注した仕事を請け負い、その仕事を完了するまでの契約であるため、雇用関係はありません。
社員の場合は「労働者と使用者」という主従関係がありますが、業務委託はいってしまえば企業と対等な立場となります。
◇勤務時間
業務委託の場合、勤務時間の制約がありません。
先述したように、労働ではなく業務の「成果」や「行為」に対して、報酬を支払う仕組みとなっているため、大袈裟にいえば、1日1時間労働の場合もあれば、15時間労働の場合だってあります。
その裁量は基本的には、業務委託側に任せることとなるため、「1日8時間で!」と指示することはできません!
社員(正社員やパート)の場合は、労働基準法の適用となるため、その範囲内で労働させることができます!
◇ 指揮命令権
指揮命令権とは、企業が労働契約に基づいた業務上の指示を行う権限を指します。
業務委託の場合、企業側から委託側への指揮命令権は発生しません。
そのため、企業側から業務内容に対する指示や命令をすることはできません。
企業側と委託側は、あくまでも対等な関係であり指示系統はないためです!
一方、社員(正社員やパート)の場合は、企業と雇用関係があるため、企業からの指揮命令に基づいて業務を遂行します。
業務に関する指示や命令について原則として拒否できず、会社の指揮命令に従う義務があります。
◇各種保険
業務委託は雇用関係がないため、企業側で各種保険に加入させることはできません。
社員(正社員やパート)の場合は、基本的には以下の保険に加入させる必要があります。
・労災保険:業務中の怪我に対する保険
・雇用保険:失業や休業時に対する保険
・健康保険:通院や入院に対する保険
・介護保険:介護が必要な方に対する保険
・厚生年金保険:将来受け取る年金に対する保険
これらの社会保険について、概要は以下の記事をご参照ください!
◇賃金・労働時間
業務委託の報酬は、企業から依頼された仕事の成果物や業務の遂行に対して決定されます。
一方、社員(正社員やパート)の場合は、雇用契約に基づいて、労働時間に応じて賃金が支払われます。
業務委託→成果に対する報酬
社員→労働力
◆業務委託を採用するメリット
◇保険料を節約できる
業務委託は社員と違い、社会保険に加入する必要がありません!
社会保険料(健保・介保・年金)は労使折半が原則のため、社員を雇うとその負担は大きいものとなります。
例えば、月給が20万円の社員を雇うと、月に約3万円の社会保険料を企業が負担することになります!
かなり大きな負担かと思います!
ですが、業務委託を採用することでその分のコストを抑えられます!
◇プロジェクト単位で依頼できる
業務委託を契約することで、一時的・突発的なプロジェクトに対応した労働力を確保することができます。
そのため、閑散期や業務が1人で足りるような時期があっても、社員を雇用していない分、無駄なコストを削減することに繋がります!
業務委託契約を希望する人は、専門性の高いスキルを持っていたり、経験が豊富である場合が多いため、専門性の高い業務をピンポイントで効率よく活用できることが、業務委託の特徴であり大きなメリットといえるでしょう!
◇教育コストを抑えられる
業務委託先にあたるフリーランスや個人事業主は、その業務の専門家である傾向が強いです。
すでにスキルを持っている方々に任せることによって、教育コストが削減できます!
新卒の社員のように、まだスキルやノウハウを持たない従業員を雇って1人前に育て上げるには、多額の教育コストや時間が必要です。
しかも、多額の投資をしたにも関わらず一人前になったかと思えば、転職されるというリスクも・・・
一方、業務委託であれば、すでにスキルを持っており、契約が満了するまで業務遂行してくれるため、教育コストを削減しながら短期間での成果を期待できます!
◆業務委託を採用するデメリット
これまで業務委託のメリットをご紹介してきましたが、正直嬉しいことばかりでデメリットなんてあるのか?
と思ってしまいます!
ですが、ちゃんとデメリットもありますので、しっかりとその辺りも述べていきます!
◇指揮命令権がない
業務委託では、企業は業務を指揮する権限を持たないこともデメリットとして挙げられます。
勤務時間や勤務場所の指定ができないため、認識のすり合わせや意思疎通が十分に行われず、業務や成果物のクオリティが下がってしまう可能性も!
業務委託を採用する際は、契約時点で目標を明確にし、進捗状況の共有を徹底することで企業側と委託側の意識をすり合わせることが重要です!
また、タスクの細分化や進捗管理ツールを利用するなど、理解のズレが生まれにくくするための工夫や対策が有効でしょう!
◇ノウハウや技術が蓄積されにくい
業務委託の利用は、自社内にノウハウや技術が蓄積されにくくなります。
業務委託はあくまでも業務遂行のために契約しているだけであるため、その業務に関する知識やノウハウを共有してもらえる保証はありません!
社員であれば、社内で情報共有して会社としての成長も見込めますが、業務委託の場合はそうはいかないのが大きなデメリットといえます!
特に長期的なプロジェクトを業務委託に任せてしまうと、「ただプロジェクトに協力してもらっただけ」ということになり、相応のスキルが社内の人材教育に結びつかないという事態に、、、
もちろん、ノウハウやスキルを共有するために、業務委託先相談することも可能ですが、それをしてしまうと、その相手の仕事がなくなってしまうことに繋がるので、あまり喜んではくれないでしょう!
その点を踏まえて業務委託を利用していきたいですね!
◆総括
いかがでしたでしょうか?
業務委託は、企業が特定の業務を外部に委託する契約方法で、雇用関係がないため自由度が高いことが特徴です!
これにより、社会保険料の節約や専門スキルを持つ人材の柔軟な活用が可能です!
一方、指揮命令権がないため業務管理が難しく、ノウハウや技術が社内に蓄積されにくいデメリットもあります。
業務委託を導入する際は、これらのメリットとデメリットを十分に理解し、プロジェクトに適した形で活用することが重要といえます!
是非ご参考にしていただければと思います!
(前回のブログです)
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