薬を飲みながら生きるということ

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コラム
おはようございます、まろみです♪

先日、睡眠薬であるマイスリーを長期的に使用することで、脳内に老廃物が蓄積し、将来的に認知症のリスクを高める可能性がある、という内容の記事が発表されました。
同様に、抗不安薬であるデパスも対象に含まれているようです。

記事によると、
マイスリーやデパスにはノルアドレナリンの働きを抑制する作用があり、このノルアドレナリンが本来担っている「脳内の老廃物を排出するシステム」が十分に機能しなくなることで、老廃物が蓄積し、結果として認知症につながるのではないか、という考え方が示されていました。
もちろん、この見解に対しては、さまざまな医師が反対意見を述べています。
エビデンスの解釈や研究条件についての指摘もあり、現時点で断定できる話ではありません。

私は医療従事者ではないので、
この問題を医学的に評価することはできません。
ただ、薬を飲んで生活している側の視点として、別の角度から考えてみたいと思いました。

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■ 「よくない薬なら変えればいい」は、簡単ではない

この話題を聞いたとき、多くの人がまず思い浮かべるのは
「もし良くない薬なら、似たような効果のある別の薬に変えればいいのでは?」という考えだと思います。
ですが、メンタル系の薬は個人差が非常に大きく、
化学構造が似ている薬でも、まったく効果が出ないことは珍しくありません。

実際に服薬を経験している人ほど、
「薬を変えることのリスク」をよく知っています。

・効かなくなるかもしれない
・副作用が強く出るかもしれない
・仕事や日常生活に影響が出るかもしれない

だからこそ、患者さん自身も、薬については非常に慎重になります。

また、心療内科や精神科の治療では
「患者さんが効いていると感じている薬を処方する」
という方針が取られることは、決して珍しくありません。
医師の話を聞いたことがありますが、
最初に処方した薬が合わなければ調整し、変更しながら
その人に合う薬を探していく、という形が一般的な治療プロセスだそうです。

そう考えると、心療内科や精神科の治療が
「対処療法」と言われる理由も理解できます。

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■ 「未来のリスク」より「今を生きられるか」

実際に薬を飲んでいる立場で考えると、
「将来の認知症リスクより、今をどう過ごせるかが大事」
という意見に、私はとても共感します。

日常のちょっとした不調が仕事に影響するのではないか、
生活が立ち行かなくなるのではないか、
そうした不安の中で薬を変更する決断をするのは、
かなりの勇気が必要です。

ただ一方で、
現在仕事をしていない、子育ての負担が少ないなど、
生活への影響が比較的小さいタイミングであれば、
薬を見直す良い機会になる場合もあるかもしれません。

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■ デパスという薬が持つ、もう一つの問題

ここで少し、デパスについて触れておきたいと思います。

デパスは非常に有名な薬で、
心療内科や精神科だけでなく、内科でも処方されることがあります。

一般的に、向精神薬や抗不安薬の中には
精神科の専門的な知識を持つ医師でなければ処方できない薬があります。
こうした薬は、厳密に管理される仕組みが整っています。
しかしデパスは、医師であれば誰でも処方できる薬です。
依存性が指摘されているにもかかわらず、
現在でも比較的よく使われている印象があります。

私はここに、少し危うさを感じています。

内科の医師が悪いという話ではありません。
ただ、内科は心療内科や精神科ほど
精神症状や向精神薬に詳しいわけではない、という現実があります。
実際、内科で薬を処方され続け、改善せず、
その後ようやく心療内科や精神科を受診して
うつ病や双極性障害の診断がつく、というケースもあります。

その頃には、症状が悪化していることも少なくありません。

心療内科や精神科は、
薬の選択肢も多く、症状に応じた調整がしやすい環境にあります。

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■ 敷居の高さと、専門性の間で

確かに、精神科は敷居が高く感じられます。

ただ、心療内科の多くは精神科の医師が診療しており、
専門的な知識と経験を持った医師が対応しています。
(まれに内科医が運営している心療内科もありますが、個人的には慎重に選んだ方がいいと感じています)

内科で処方してもらうメリットもあります。
気軽に受診できることは、大きな利点です。

ただ、不安症状が続いている場合や、
睡眠薬があまり効かなくなってきた場合は、
一度きちんと心療内科を受診することを
検討してもいいのではないでしょうか。
睡眠薬と睡眠導入剤は、作用時間の違いこそあれ、
本質的には同じ「睡眠に作用する薬」です。
「睡眠薬くらいなら」と軽く考えず、
困りごとが続いているなら、専門の視点を借りることも大切だと
私は思います。




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