職場、家庭、パートナー、親族など
身近で逃げ場のない距離にいる相手との関係で
話し合いをしようとすると論点がすり替えられ
最終的に、なぜかこちらが悪いことになっている。
そんな経験はありませんか?
事実を伝えているだけなのに
「被害妄想だよ」「考えすぎじゃない?」と言われたり
相手を責めているつもりはないのに
そう受け取られてしまい
気づけば自分が悪いような気持ちになっている。
とても神経をすり減らしますよね。
本当に理不尽な状況なのですが
人から責められれば
「私にも何か悪かったところがあるのかもしれない」と
考えてしまうのは、とても自然な反応です。
そしていつの間にか、相手のペースに巻き込まれ、
相手の機嫌や評価ばかりを気にしている自分に気づく。
そんな状態が続いていませんか?
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最近では「自己愛性パーソナリティ」といった言葉を
目にすることも増えました。
もちろん、すべてのケースがそれに当てはまるわけではありませんが、
こうした関わり方をする人たちには
共通した特徴が見られることがあります。
それは
人と建設的に関わりたいのではなく
物事を自分の都合のいい方向に動かしたい
という点です。
利用できる相手には愛想よく振る舞い
そうでないと感じた途端、見下すような態度に変わる。
そして、相手の良心や真面目さにつけ込むことも少なくありません。
相手に「自分が悪い」と思わせておけば、
思い通りに動いてもらいやすいからです。
とても歪んだやり方ですが
現実にはこうした関係性で苦しんでいる方も多いのではないでしょうか。
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では、なぜ彼らはそのような行動を取るのでしょうか。
実は彼らは、周囲からは想像できないほど
自信のなさを抱えていることが多いのです。
私たちは、自信がなくても努力して成長しようとしたり
どうしても難しいことは「仕方がない」と受け入れることができます。
けれど彼らは、劣等感を感じることそのものに耐えることができません。
劣等感を感じる=「自分が壊れてしまう危険」
として受け取ってしまうのです。
その結果
・原因を自分以外に求める
・相手を下に見る
・相手を悪者にする
・攻撃的になる
といった行動が起こります。
そうすることで、一瞬だけ
「自分は悪くない」
「自分の方が下ではない」
と感じることができます。
これは
劣等感や危機感から逃れるための
一時的な応急処置のようなものです。
長期的には何も解決しませんが
その瞬間をしのぐためには
彼らにとって意味のある行動なのです。
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結局のところ
今の自分を正確に認識することができず
過大な期待を抱いたり
できないことに対して
「嫌だ」「認めたくない」と抵抗している状態とも言えます。
ただ、それを素直に表現することはできないため
利用できそうな人を探したり
自分より下だと感じられる相手を見つけて
安心しようとするのです。
そしてこの関係性を放置すると、
「この人にはこのやり方が通用する」
と学習されてしまうこともあります。
次回は、こうした人たちへの対処の仕方や
巻き込まれにくくなるための考え方について
書いていこうと思います。
といっても、特別なテクニックというよりは
・相手の正体を知ること
・距離や境界線を意識すること
・必要以上に同情しないこと
といった、
自分を守るための視点が中心になる予定です。
もし今、
「なぜこんなに消耗しているのか分からない」
「自分がおかしいのではと感じてしまう」
そんな状態にいるなら、
それはあなたが弱いからではありません。
関係性そのものに、
無理が生じているだけかもしれません。