廉清生織のブログの部屋へようこそ
皆さんは2025年をどのように過ごしたいとお考えでしょうか?
誰もが幸福や安泰を願っていることでしょう
世界情勢を見ると不安になるニュースばかりが飛び込んできていますね
まさに風の時代の影響です。戦争や経済不振・感染症の流行など不安は尽きませんね
今回は「歴史は繰り返す」という「History repeats itself」の訳語を述べた人物について探っていきたいと思います
ローマの歴史家 クルチュウス=ルーフス が述べた言葉です
クルチュウス=ルーフスとは1世紀中ごろのローマの歴史家です
「歴史は繰り返す」とは・・過去に起こったことは同じようにしてその後の時代にも繰り返し起こるという意味です
史的批判よりもむしろ幻想的・画的・あるいは扇情的な描写をねらいとしていて劇的構成・いきいきとした細部・みごとな修辞などからみて・歴史よりはむしろ小説に近いとのことです
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より引用
景気が良くなったと思えば・・突然バブルが崩壊し・不況に転じますね。この現象はなぜ起こるのでしょうか?
多くの経済学者は「市場の不安定性」や「心理的要因」「イノベーションの速度」などを理由に挙げていますが・・オーストリア学派の景気循環理論(ABCT: Austrian Business Cycle Theory)は…より根本的な原因を指摘しています。
それは「信用創造による人工的な低金利が資本の誤投資を引き起こすこと」であると指摘しているのです。この理論の基本を解説した上でなぜ景気循環が不可避なのかを説明していきます
市場経済では本来ならば資本の供給(貯蓄)と投資の需要(借入)のバランスによって金利が決まります
しかし政府の中央銀行や銀行制度が信用創造(=本物の貯蓄に裏付けられない貨幣供給の増加)を行うと・・金利が人工的に引き下げられるのです
金利が下がると企業は「資金調達コストが低い」と判断し長期的な投資を増やします。これが経済の活性化(好況)につながるように見えるのですが実際には「本物の貯蓄に基づかない偽りの好況」となっているのです
なぜなら・・・市場に実際の資源が増えたわけではないからです
信用創造によって資金が潤沢になると・・特定の産業(例えば不動産やハイテク産業)に過剰な資本が流入します
このことにより誤投資によるバブルが発生するのです
企業は長期的なプロジェクトを拡大し株式市場や不動産市場は活況を呈します。
しかし・・・ここで問題があります。市場金利が中央銀行によって引き下げられているのです。ということは本来なら採算が取れない投資にまで実行されるのです。人々の消費傾向や貯蓄の実態と合わない投資が積み重なるので・・やがて経済全体が持続不可能な状態に陥ることとなります。
やがて中央銀行はインフレ抑制のために金融引き締めを始めます。これにより金利が上昇し・企業の資金繰りが悪化。すると・・それまでの誤投資が一気に破綻し不況が訪れバブルが崩壊するのです
景気循環は「市場の失敗」ではなく「政府の信用創造と金利操作」によって引き起こされているのです
もし中央銀行が市場に介入せず金利が本来の市場メカニズムに委ねられていれば過剰な誤投資は抑制され持続可能な成長が可能となるのです。しかし現在の金融システムは政府と中央銀行の介入を前提としており…この悪循環から抜け出すことが出来ないでいるのです。
景気循環を根本から理解したうえで政府の介入が問題の本質であることを認識することこそが健全な経済の第一歩と言えるでしょう
これが景気循環の仕組みを作り上げていると言えるのではないでしょうか・・
カール・マルクスが続きを加えました
「歴史は繰り返す」
1度目は悲劇として・2度目は喜劇として
History repeats itself, first as tragedy, second as farce.」
あなたは「歴史は繰り返す」」の後につ続けてどんな言葉を加えますか?