こんばんは!なまこです!
普段はココナラさんでお悩み相談の出品をしていますが、趣味は映画鑑賞で、毎月最低1本は劇場で映画を観ることをモットーにしています♪( ´▽`)
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今回は、現在公開中の映画『室井慎次 敗れざる者』を観た感想をお話ししていきます♪
室井さんの映画は二部作で、今月11月15日には後編『室井慎次 生き続ける者』が公開されるということだったので「早く観なくては…!」と思い駆け込みました←
この作品を観ようと思ったキッカケは、いつものように予告編で「面白そう」と思ったことと、私が密かに推している女優・福本莉子さんが出演されていたからです^^*
「えっ!踊る大捜査線が好きだから観に行ったんじゃないの!?」
と思われてもおかしくないと思いますが…
当時踊る大捜査線がやっていた頃は小学生ぐらいの時で、
親が観ていたので私も観ていた記憶はあるのですが本当におぼろげレベルで…
レインボーブリッジの印象しかありません。笑
どんな内容かは断片的に覚えている感じです。
あとは、映画版で観た小泉今日子さんの殺人鬼役がトラウマレベルに怖かったので、記憶から若干抹消してたかもしれません。。(小泉今日子さん演技がホントすごい)
今回、室井さんの映画を観るにあたって過去作品を復習したかったのですが、時間がなく断念…
でも本作では、昔の映像や、以前出演されていた俳優さんがどんな人だったかとか、室井さんの警察時代がよくわかるようになっていたので踊る大捜査線初心者でも楽しめました♪
ちょっとだけ、本作のあらすじをざっくり解説します。
〜あらすじ〜
ある理由から警察を早期退職した元警視監・室井慎次は、故郷の秋田へ帰り、事件の影響で傷ついた加害者・被害者遺族の子供の里親として、山奥の古民家でひっそりと生活していた。
そんなある日、特殊詐欺と強盗事件の犯人の遺体が家の近くの山で発見される。のどかな村が混乱している中で、衰弱した少女を発見し保護するが、その少女の正体は以前湾岸署で逮捕した猟奇殺人犯・日向真奈美の娘だった…
日向真奈美というのは先ほど私がお話しした小泉今日子さんが演じてた人です。本当にやばい殺人鬼で夢に出てくるレベル…
現在も服役中なのに、娘がいるの???ってぶっ飛んだ設定でしたが、そこは物語上仕方ない&日向真奈美だったらやりかねないという感じですかね笑
※※※ここから先は、私の独自の感想になります。
映像作品の現場にいた経験があるからこそ、基本的に悪評は書きません。
ネタバレにならない程度に書いていますが、気になる方は読み飛ばしてください。
今回は室井さんがクローズアップされている作品というだけあって、あの硬派でパキッとスーツのイメージとはかけ離れた、農業・DIY等なんでもござれのスローライフ室井さんが沢山観られました( *`ω´)
その生活になった経緯なども本編に描かれますが、室井さんの真面目さは変わらず、だけど丸くなった感じもあって序盤はほっこりしました♪
事件が起こるまではスローライフタイムが多かったので、踊る大捜査線のようなドキドキな展開みたいなのは少なかった気がします。それもあって映画レビューや昔のファンの方たちの評価が割れたのかな?
私は初心者なので結構楽しめました♪
11月15日に公開される後編では、おそらく山で起きた事件の進展と、日向真奈美の娘・杏の狙い、そして室井さんの今後がクローズアップされるのではないかと思われます。(前半ではまだ明かされていません)
今作は、メインの子供が3人出てきます。
まずは室井さんと暮らす、被害者遺族の高校生タカくん(略称)と、加害者家族の小学生リクくん。
二人とも血は繋がっていないけど本当の兄弟のように接していて、室井さんのことも慕っています。
しかし時折過去の記憶を連想・回想するシーンがあったり、高校生タカくんの環境による進路の不安、小学生リクくんの不登校など…今までの経験からくる彼らの傷が伺えます…
そして途中から出てきた少女・日向杏ちゃんも、親が殺人犯で獄中。
里親の元で暮らすも、外で問題を起こして大人たちが手に負えなくなり見捨てられた子でした…
そう、彼らは正真正銘のアダルトチルドレン予備軍の子供たちです。
立場は違えど、どの子も、親や身近にいる大人が原因で心や体に傷を負った子たちなんですよね。
被害者遺族の高校生タカくんは、自分を愛してくれたシングルマザーの母親を殺されてしまったので、「親のせい」というわけではありませんが、生前母親が他の大人とトラブルがあるのを見たりしているので教育衛生上は良くない環境ですよね…
「子供は親を選べない」
最近の言葉で言うと「親ガチャ」ともいわれたりしますが、本当にそうなんです。
子供にとっては、親は「宇宙」みたいな存在だから、その親の影響を受けるのは当然ですし、親や周りの大人が与える影響力、植え付けられた価値観は塗り替えるのに時間がかかってしまうんです。
子供の心が白いキャンバスだとしたら、
負の影響力、負の価値観を与えるということは、黒い絵の具で子供のキャンバスを塗りたくるようなものです。
黒色は他の色では消えませんし、真っ白に戻すには深く削るか、キャンバス自体を変えなきゃいけません。
それだけ、親の影響で抱えたものは消しづらいということです。
この作品自体は元警察のお偉いさんである室井さんの半生を描くヒューマンサスペンスですが、
私は、「身勝手な大人たちのせいで犠牲になっている子供たち」の物語だと思いました。
そんな子供たちを育てて見守ると決めた室井さん、本気でカッコいいな…!
私も彼らのような存在にもし出会う機会があるのなら救ってあげたいなと本心で思いました。
早く続編を観るのが楽しみです!
室井さん、そして子供たちが幸せな方向にいくことを期待しています♪
映画「室井慎次 敗れざる者」はもうすぐ劇場公開が終わってしまうと思うで、気になる方はぜひご覧ください!!
それではまた♪