【塾なし合格ワザ】算数が劇的に伸びた10の勉強法-その8-暗記編

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算数は一発勝負の試験科目って思ってませんか?

大学入試のときのこと、いまから30年近く前の話です。
僕は数学が得意な文系で、大学受験は「関関同立」を狙っていました。
そこで、高校一年生のころから塾に通い、数学と英語をしっかりと勉強してきました。

高1の夏休みは、徹底してチャート式何かやってたと思います。
英語・国語と、世界史や日本史の代わりに数学で大学受験を目指していましたが、高1の秋ごろには早々に数学で受験をすることを放棄しました。世界史にシフトしたのです。

暗記ものの方が、成果が実感できると考えた結果でした。
学校の数学の成績はトップクラス、模試ではズタボロ。
こんな不条理なことあっていいのか!!!なんて思っていたのです。

学校で習った問題の数字の置き換えなら解ける、模試はなんだか見たことのない問題ばかりで解けない、、、なんだか良くわかる話じゃないですか?
これ、中学受験の算数にもあてはまります。が大学受験の数学とは根本的に違います。

「中学受験の算数は覚えることで、乗り越えられる」
「大学受験の数学は、演習の量と数学的センスも必要」

僕はそう思います。中学受験の算数と大学受験の数学の決定的な違いは「使えるワザの制約」です。中学受験で習っていない方法で解くことはご法度です。解答だけ書けばいい問題なら、誰にもわからないですが途中式が必要ならダメだと思います。

だから比を駆使して方程式もどきで解いていくのです。大学受験の数学はある程度ワザは出し尽くされています。ワザを使わないといけないのです。オープンワールド的で、未知の問題には手も足も出なかった記憶があります。

話を戻します、
中学受験の算数は、大学受験の数学のように出たとこ勝負、1発勝負じゃぁありません。社会や理科のように覚えることもたくさんあり、覚えた情報・知識をフル動員して解くのです。

だから、中学受験の算数は、やればできるようになっていきます。
できないな、と思っているのは

「まだ、身につくまでの量をクリアしていないからなのです。」

身につくまでの量ってなに?

「まだ、身につくまでの量をクリアしていないからなのです。」
とありましたが、どういうこと?算数って1回解いて、できなかったら解きなおしているけど、それでいいんじゃない?

それ、身につきません。

算数は考えるプロセスが重要な科目ですが、プロセスがそれなりに発生する分1回解いたら、できた気になりがちです。

これで解けるようになった気になっていても、サッと撫でたような知識しか身についていないのです。例えば、読書を思い出してください。
1度読んだ本、あらすじ書けます?それなりに正しいあらすじです。
これ難しいんです。なぜなら、読むって「読み飛ばし」になることが多いからです。

目で追うって、頭に摺り込むとは別です。

算数を解きなおすって、1回程度なら、目で追うぐらいのものです。
何回も解きなおしていると、脳みそに彫刻しているかのように刻んだ感覚になります。

何回も何回も解くと、解法が身につくだけでなく、その方法を使った応用ワザにも挑めます。応用ワザを使いこなせない子どもが多いと聞きますが、その理由は明らかです。

例えば、人が歩く速さの問題が、水がバケツに溜まる速さの問題にすげ変わるだけで解けなくなることがあります。それぞれの問題が「速さ」に関する問題であるのに、歩くと溜まるの条件違いに翻弄されすぎているのです。この場合は、それぞれの問題の解法が身についてくると、どちらかの解法でもう一方の問題に挑んでみようという発想がうまれます。

算数で大切なのは、この「挑んでみよう」という発想なのです。

先ほども言った通り、おおもとの解き方は限られています。小学校で習う範囲をアレンジするまでしかできないからです。先取の解法で解くことはないです。なので、たどればいくつかの解き方に限定されるので、学んだ解き方をあてはめるということができるかが大切なのです。

僕が下剋上算数がすごいと思うのが、この解法同士のつながりがある問題ばかりだからです。この問題解けない、となっても、この前解いたあの問題に似てる、って思えるかどうかなのです。この似てるって思えるようになるには、だいぶ頭の中に刻まれていないと思い出せないものです。

だからこそ、問題集のやりこみによって覚えることはとても大切なのです。
あとは、覚えることはサッサと覚えてしまう

算数で覚えておくこと、

・単位換算表:容量・面積・重さ
・50までの素数
・3.5.6.9.11それぞれで割り切れる3桁の整数
・分数の小数バージョン(2/5=0.4のように)
・速さの公式
・等差数列の公式
・面積、容積を求める公式
・11から19までの同じ数の掛け算の答え

さ、そろそろ10の勉強法いきますか!
【塾なし合格ワザ】算数が劇的に伸びた10の勉強法-その8-暗記編
【その1】公式の類は何度も同じ問題を解いて、覚えこむ
【その2】できない問題はできる問題になるまで解き尽くす
【その3】できた問題は解法を覚える
【その4】覚えた問題は違う問題と共通点がないか見て、解き方を当てはめる
【その5】算数で覚えておくことをリストアップし、暗記する
【その6】暗記した内容は、口に出して言えるかテストする
【その7】特に次の内容は覚える、同じ数の掛け算11×11~19×19まで
【その8】特に次の内容は覚える、単位換算
【その9】特に次の内容は覚える、50までの素数
【その10】特に次の内容は覚える、分数の小数バージョン(簡単なもの)
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