【うつ病・繊細さん】「本音を隠し続ける」と、心は少しずつ疲れていく ― うつ病・繊細さんへ。“小さな本音”を大切にする話 ―

【うつ病・繊細さん】「本音を隠し続ける」と、心は少しずつ疲れていく ― うつ病・繊細さんへ。“小さな本音”を大切にする話 ―

記事
コラム
人間は誰しも、少なからず本音を隠して生きています。

空気を読んだり、相手に合わせたり、波風を立てないようにしたり。
社会の中で生きる以上、それはある意味当然のことです。

ただ、その“我慢”が長く続きすぎると、心は少しずつ疲れていきます。

嫌なのに笑う。
苦しいのに「大丈夫」と言う。
本当は限界なのに、平気なふりをする。

そうやって自分の感情を押し込め続けていると、いつの間にか「本当の自分」が分からなくなってしまうことがあります。

特にうつ病や繊細気質の人は、この状態になりやすいように感じます。



私はHSP気質ですが、どちらかというと本音を口にするほうの人間です。

もちろん全部ではありません。
怖くて言えない場面もあります。

でも比較的、「嫌なものは嫌」「それは違うと思う」と言葉にしてきました。

たぶんこれは、育った環境も関係していると思います。

私の中では、人間関係はどこか“弱肉強食”のような感覚がありました。

黙っていたら押し切られる。
言わなければ、自分が消えてしまう。

だから本音を言うことは、自分を守るための術でもあったのです。

しかし同時に、本音を言えない人の気持ちもよく分かります。

相談を受ける人の多くが、「本音を隠して生きている人」だからです。

優しくて、気を遣えて、周りをよく見ている人ほど、自分を後回しにしてしまう。

「嫌われたくない」
「迷惑をかけたくない」
「空気を悪くしたくない」

そうやって我慢を重ねてしまうのです。



ただ、本音というのは、「何でも言えばいい」というものでもありません。

感情のままぶつけたり、相手を傷つけたりすることは違います。

でも、自分の気持ちを無視し続けるのも、やはり苦しくなります。

本当は疲れていた。
本当は嫌だった。
本当は助けてほしかった。

そんな小さな感情に、自分自身が気づいてあげることはとても大切です。

長年自分を抑え込んできた人ほど、「自分が何を感じているのか」が分からなくなっています。

だからこそ、本音を言う練習は少しずつ必要なのだと思います。



人間は意外と「察してくれない」生き物です。

繊細な人ほど、「言わなくても分かってくれるはず」と思ってしまう。

でも現実は、何も言わなければ「平気なんだな」と思われてしまうことが多い。

すると、言えない側だけが疲弊していきます。

気を遣って、我慢して、合わせ続けて、最後に心が折れてしまう。

これは本当に多いです。

だから最初は、小さなことでいいのです。

「今日は疲れた」
「それは少し苦手」
「今は休みたい」

そんな一言でもいい。

少しずつでも、自分の感情を表現することは、自分自身を守ることにつながります。



本音を隠して生きることは悪ではありません。

それは今まで、自分が壊れないために身につけてきた“鎧”です。

だから無理に急いで脱ぐ必要はないと思います。

ただ、もし最近苦しいなら。

もし「自分が分からない」と感じているなら。

ほんの少しだけ、自分の本音を外に出してみてもいいのかもしれません。

全部じゃなくていい。
小出しでいい。

「私はこう感じていた」

その小さな言葉を、自分自身が認めてあげること。

それはわがままではなく、心を守るために必要なことなのだと思います。



サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す