人生のスパイス

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コラム
「ストレスは、人生のスパイスである。」 1936 年 ハンス・セリエ博士
人生のスパイスとはよく言ったもので。

私達の日常は日々ストレスにさらされる毎日です。
ストレスなく日々を過ごしたいなと思う人も少なくないと思います。
多くの病気というものは確かにストレスが原因です。
しかし、ストレスのない世界というものはどういったものでしょうか?

実は、適度なプレッシャーやストレスは身体を活性化させ、人を元気にする効果があると言われています。

そして、「ストレスは身体に悪い」と強く思いこんでいる人ほど死亡リスクが高いという研究もされています。

ストレスがかかると、身体はアドレナリンやコルチゾールといった「闘争・逃走」ホルモンを出し、血流を上昇させて心拍数も上がり、身体能力が高まります。
また、このストレスを「良いもの」として認識していると同時にセロトニン、オキシトシン、ドーパミン等の幸せホルモンが分泌されることが分かっています。
「悪いもの」として認識していると免疫機能が低下することもわかっています。

実はストレスはレベルの上下がありますが、常に私達と一緒にあるものです。

全くストレスを感じていない、という状況では実は生産性が下がります。
また、適度な緊張感があったほうが充実感が高まります。

つまり、ストレスは人生のスパイスになりうるのです。

では、強いストレスを感じるときにどうしたらよいのでしょうか?

1.考え方を変えてみる

強いストレスを受け続けると、「自分なんて・・・」とネガティブな考え方に陥りがちです。
視点を変えてみることが必要です。
自分視点だけで見ていると、良いところを見逃しがちです。
「でもここはよかったな」「こういうところは評価出来る」というポイントを探し、自己肯定感を高める必要があります。
客観的な視点でも見てみましょう。

2.一旦そのストレスから離れて休憩をする

ストレスから一旦離れる時間を作りましょう。
・美味しいご飯を食べる
・ゆっくり入浴する
・誰かと話す
・趣味などに没頭する
趣味がない人はこれをきっかけに趣味を持つのもよいかもしれません。

3.ストレス解消グッズを使う

ストレス解消グッズ、うまく出来ています。
一時的にでもストレスから気持ちが離れます。
握りつぶすタイプやパンチングマシンタイプなど様々なものがあります。

4.運動をする

軽い運動でも十分なほどに気持ちがすっきりします。
人は運動することで、脳内ホルモンのエンドルフィンが増加し、不安を解消するととともに幸福度が上がるとされています。
効果的なタイミングで出来るトレーニングを普段から探しておくとよいでしょう。

5.心理学系の本を読む

心理学系の本には、他人とのコミュニケーションの取り方から、呼吸法、瞑想法まで様々な事柄が紹介されています。
自分に合った解消法を見つけることが出来ると思います。

6.呼吸を落ち着ける

ストレスを受けた時は、呼吸が浅く早くなります。
ストレスを感じたときには深呼吸や腹式呼吸で身体をリラックスすると効果的です。

ストレスとは上手く付き合っていく方法を探すことが一番です。

もちろん、強いストレスを受け続けるとわかっている環境からは離れることが一番です。
無理をしない範囲で、適度なストレスを感じ、それをよい励みとしてやっていくように調整していきましょう。



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