周りのみんながキラキラと自分の道を進んでいるように見えて、自分だけが取り残されているような気持ちになること、ありますよね。
「自分の本当にやりたいことって何だろう」と考えれば考えるほど、答えが見つからなくて、ただ時間だけが砂時計のようにサラサラと過ぎていく。
その焦り、ものすごくよく分かります。
これまで仕事や人生の選択、将来への不安など、本当にたくさんの方の切ない胸の内を聴かせていただいてきました。
みんな、一生懸命に生きているからこそ、迷い、焦り、立ち止まってしまうんですよね。
でもね、まずはその焦ってしまう自分を、「それだけ自分の人生に真剣なんだね」って優しく認めてあげてほしいんです。
やりたいことが見つからないときって、ついつい「何か行動しなきゃ」「早く形にしなきゃ」と自分を追い込んでしまいがちです。
本を読んでみたり、新しい資格の勉強を始めてみたり、誰かのキラキラしたSNSを見て真似してみたり。
もちろんそれも素敵な一歩なのですが、心が焦りでいっぱいのときに動こうとすると、エネルギーが空回りして、さらに疲れてしまうことも少なくありません。
僕は、やりたいことが見つからない時期というのは、心が「今はちょっと休憩して、エネルギーを溜める時間だよ」と教えてくれているサインだと思うんです。
畑の土だって、ずっと野菜を育て続けていたら栄養がなくなってしまいますよね。
時には何も植えずに、ただ土を休ませて、お日様の光を浴びせるだけの時間が必要になります。
人間の心も、それとまったく同じです。
焦っているときは、心が栄養不足になっている状態。
そんなときに「早く実を結べ!」と自分を急かしても、なかなか上手くはいきません。
だから、今は「やりたいことを探すこと」を、ちょっとだけお休みにしてみませんか。
「あ、今日は風が気持ちいいな」とか、「このコーヒー、すごく美味しいな」とか、日々の小さな心地よさをじんわりと感じるだけで、100点満点です。
そうやって心が満たされて、エネルギーがぽかぽかと溜まってきたら、不思議なもので「あ、これやってみようかな」という小さな好奇心が、心の奥底からひょっこりと顔を出してくれます。
それは決して、世間一般に言う「立派な夢」や「大きな目標」じゃなくてもいいんです。
「明日はちょっと違う道を散歩してみよう」とか、「あの映画を観てみよう」とか、そんなささやかなワクワクの積み重ねが、気づけばあなたの「本当のやりたいこと」へと繋がっていきます。
焦って探しているときほど見つからなくて、ふっと力を抜いてリラックスしているときに、向こうからやってくる。
探しものは、そういうちょっぴり気まぐれなところがあります。
だから、時間が過ぎていくことに罪悪感を持たないでくださいね。
悩んで、迷って、立ち止まっているその時間も、あなたという素敵な人生の物語にとって、絶対に無駄な時間なんかじゃありません。
心理カウンセラーとして、僕はいつでもあなたのその等身大の歩みを、心から応援しています。
ゆっくり、あなたのペースで大丈夫ですからね。