大好きなあの人ともう会えなくなって、胸の痛みに耐えながら過ごしている日々。
そんなある日、あの人に「新しい恋人ができたらしいよ」という話が、風の噂でふんわりとあなたの耳に届いてしまう。
その瞬間、頭が真っ白になって、心臓がハッと冷たくなるような激しい衝撃を受けますよね。
知りたくなかった現実に胸が引き裂かれそうになりながらも、あなたの細やかなアンテナは、気づけばその新しいお相手の情報を必死に集め始めてしまう。
名前や年齢だけでなく、その人の「血液型」や「星座」といった細かいプロフィールまで突き止めて、自分とあの人、そしてその人とあの人の相性の違いを、オカルト的に徹底的に分析し始めてしまうんですよね。
「私はA型で生真面目すぎて重かったから、次のB型の人とは気楽に楽しくやれているんだろうな」
「私は蠍座で愛情が深すぎたけれど、次の双子座の人とは軽やかに付き合えているのかな」
そんなふうに、客観的にはどうしようもない星占いや血液型のデータを使って、二人がうまくいっている理由と、自分が選ばれなかった理由を無理やり結びつけようとする。
そうやって自分を納得させようとしては、やっぱり「私はダメだったんだ」と、余計に深く傷ついて、暗い夜の底で一人きりで泣いている。
占いのページを何度もスクロールしながら、惨めさと悲しさで胸がいっぱいになってしまう。
そんなふうに、オカルト的なデータにまで縋って、自分で自分を傷つけるような分析をしてしまう自分に対して、「どうして私はこんなに往生際が悪くてストーカーみたいなことしちゃうんだろう」と、自分を激しく軽蔑していませんか?
心理カウンセラーとして、僕はその張り裂けそうなほどの寂しさと、必死に理由を探そうとするあなたの健気な姿を、そのまま優しく抱きしめてあげたい気持ちでいっぱいです。
繊細な気質を持っている方は、原因のわからない曖昧な状態や、理不尽な心の痛みに直面したとき、どうしても「納得のいく理由」を見つけて脳を安心させようとする高い防衛本能を持っています。
あの人に新しい恋人ができたという、受け入れがたい現実に対して、何か明確な理由がないと、あなたの優しすぎる心は崩壊してしまいそうになるんですよね。
だからこそ、血液型や星座という目に見える記号を使って、「私の人格が悪かったわけじゃない、星の巡り合わせや相性のせいで仕方がなかったんだ」と、必死に心を納得させようとして、自分を守ろうとしているだけなんです。
あなたがネットで必死にお相手のデータを分析したのは、執念深いからでも異常だからでも決してありませんよ。
それだけあの人のことを本気で、自分の人生のすべてをかけるくらい深く深く愛していたからに他なりません。
それほどまでに真っ直ぐで一途な恋をしたあなた自身を、どうか情けないなんて責めないでくださいね。
心理カウンセラーとして、僕はあなたに、今回はその星占いの画面をそっと閉じて、傷つきながらも生きようとしている自分の心を最優先で労ってほしいなと思います。
血液型や星座の相性なんて、その人のほんの一面を切り取っただけの記号に過ぎなくて、あなたとあの人が紡いできた本物の温もりや日々の価値を、1ミリも証明することなんてできません。
あなたがあの人を想って笑ったり泣いたりした時間は、どんなデータにも変えられない、あなただけの美しくて尊い歴史です。
次の人がどうだから、という比べっこに、あなたの心の大切なエネルギーを使うのは本当にもったいないことですからね。
今はただ、「それだけ私はあの人を全力で愛したんだな。よく頑張ったね」と、自分の大きな愛を丸ごと認めて、よしよしと撫でてあげてください。
心がボロボロになって眠れない夜は、無理に前を向こうとしたり、納得しようとしなくて大丈夫です。
あなたの傷ついた感性が少しずつ癒えて、また自分のことを心から愛せる日が来るまで、僕はいつでもここで、あなたの味方としてそっと寄り添い続けていますからね。