「新しい恋をすれば、前の人なんてすぐに忘れられるよ」
そんな言葉を投げかけられて、目の前が真っ暗になったり、心の奥底で激しい怒り……いえ、言葉を選ばずに言えば「殺意」に近いほどの絶望を感じたことはありませんか。
心理カウンセラーとして活動している僕、うさぴょんは、そんなあなたの痛いほどの真っ直ぐな気持ちを、何よりも大切にしたいと考えています。
世の中には、恋愛をスマートフォンの買い替えか何かのように、古くなったら新しいもの、壊れたら次のもの、と「交換」できるものだと捉える人が意外と多いものです。
でも、繊細な気質を持つあなたにとって、好きになったその人は、世界にたった一人しかいない「代えのきかない唯一の魂」だったはずです。
その人の声のトーン、笑った時にできる目尻のシワ、一緒に過ごした静かな空気感。
それらすべてがあなたの心に深く深く根を下ろしているのに、それを「新しい誰か」という得体の知れない存在で塗りつぶせと言われるのは、自分の感性や、これまでの愛の歴史をすべてゴミ箱に捨てろと言われているようなものですよね。
僕は、あなたが抱いているその「割り切れなさ」こそが、人間としての美しさだと思っています。
簡単に忘れられないのは、あなたがそれだけ深く、真剣に、魂を削るようにして相手を愛した証拠です。
「新しい恋」という言葉が、まるで特効薬のように語られる風潮がありますが、それはあくまで「外側」の刺激で気を紛らわせているだけに過ぎない場合も多いのです。
心の中に空いた大きな穴を、無理やり別の人で塞ごうとしても、形が合わなくて余計に傷口が広がってしまうこともあります。
周りの人は、あなたの苦しむ姿を見たくなくて、良かれと思って「次に行こう」と言うのかもしれません。
けれど、あなたの心は「消耗品」ではありません。
「はい、次」と切り替えられるほど軽いものではないからこそ、今のその苦しみがあるんですよね。
僕は、無理に忘れようとする必要なんて、どこにもないと思っています。
むしろ、今はその「忘れられない自分」を、どうか否定しないでいてあげてください。
「あんなに素敵な人を、私はこれほどまでに愛することができたんだ」と、自分の愛の深さを誇りに思っていいんです。
誰かに何を言われても、あなたの愛の価値を決めるのはあなた自身です。
今はまだ、思い出の波に飲み込まれて息が苦しい夜もあるでしょう。
でも、時間をかけてその痛みを味わいきった先にしか、本当の意味での「心の整理」は訪れません。
新しい恋を探すことよりも、まずは「ボロボロになるまで人を愛した自分」を優しく抱きしめて、癒してあげることが先決です。
あなたの繊細で純粋な魂が、いつかまた、自分のペースで光を取り戻せる日が来ることを、僕は心から願っています。
焦らなくていいし、無理に笑わなくていい。
あなたのその「唯一無二の愛」は、決して間違いなんかではありませんから。