流行の波にさらわれない、心にぴったりの「自分軸」の見つけ方

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世の中はいつも、新しい流行や「これが正解」というキラキラした情報であふれていますよね。SNSを開けば、誰かがおすすめする服や、今すぐやるべき習慣、みんなが持っているおしゃれなアイテムが目に飛び込んできます。そんな情報の渦の中にいると、ふとした瞬間に「あれ、私が本当に好きなものって何だっけ?」と、自分の輪郭がぼやけてしまうような感覚になることはありませんか。

心理カウンセラーとして活動している僕は、これまでたくさんの方の心の声に耳を傾けてきました。その中で感じるのは、自分だけの「定番」を持っている人は、どんなに外の世界が騒がしくても、自分という心地よいお家に帰る術を知っているということです。それは決して、頑固になるということではありません。ただ、「これが私を幸せにしてくれるもの」という確信をひとつ、そっと心の中に持っておくことなんです。

自分だけの定番を見つける作業は、自分を愛でる時間そのものです。例えば、クローゼットにある服の中で、流行りではないけれど袖を通すと背筋が伸びる一着や、なんとなく手に取ってしまうマグカップ。そんな些細な「好き」の欠片を拾い集めることから始まります。流行は、誰かが作った季節限定の風のようなもの。でも、あなたの「好き」は、あなたという地面から生えた根っこです。風に吹かれてもいいけれど、根っこまで引き抜かれる必要はないんですよ。

人間関係においても同じことが言えるかもしれません。「こう振る舞うのが正解」「誰からも好かれる自分でいなきゃ」という、いわゆる世間一般のトレンドに合わせようとすると、心は少しずつ疲弊してしまいます。そんなときは、僕と一緒に考えてみてほしいのです。あなたが一番「自分らしくいられる瞬間」はどんなときですか。無理に笑っているときよりも、少し不器用でも自分に正直でいられたときのほうが、ずっとあなたの瞳は輝いているはずです。

僕が思うに、本当の「定番」とは、時間が経っても色褪せない安心感のことです。何年も愛用しているタオルや、何度読み返しても救われる一冊の本のように、あなた自身を支えてくれる「心のよりどころ」を育んでいきましょう。それは誰かに自慢するためのものではなく、あなただけが知っている、あなたを甘やかしてくれる大切な宝物です。

流行を追うのが悪いわけではありません。新しいものに触れてワクワクするのは素敵なことです。ただ、その流行の波を乗りこなすための「ボード」は、あなた自身の定番で作っておいてほしいのです。自分にとっての心地よさを基準に選べるようになると、不思議と周りの声に振り回されることが少なくなります。選ぶ基準が「みんながいいと言っているから」から「私が私でいられるから」に変わったとき、世界はぐっと優しく、そしてシンプルに見えてくるはずです。

もし今、何を選べばいいか分からなくなって迷っているのなら、まずは深呼吸をして、自分の内側に「今、何を感じている?」と優しく問いかけてみてください。あなたの心が「これだね」と小さく頷く瞬間、それがあなたにとっての新しい定番が生まれる瞬間です。

外側の華やかさに目を奪われても大丈夫。でも、最後はいつも自分自身の心に戻ってきてくださいね。あなたの「好き」が、あなたを一番美しく彩ってくれます。その温かな感覚を、どうぞ大切に育んでいってください。


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