この恋を失ったら、私は空っぽになる?──不倫の恋にすべてをかけてしまったあなたへ

この恋を失ったら、私は空っぽになる?──不倫の恋にすべてをかけてしまったあなたへ

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コラム
「この恋を手放したら、自分には何が残るのか分からない」

そんなふうに思ってしまう夜、ありませんか。

彼との時間が、あなたの一番の喜びで。

彼からの連絡が、あなたの一日の支えで。

彼に必要とされることで、やっと自分の存在価値を感じられる。

だからこそ、終わりを想像しただけで、足元が崩れ落ちるような感覚になる。

女性限定で不倫のご相談をたくさんお聞きしてきた心理カウンセラーとして、僕は何度もこの言葉を耳にしてきました。

「彼がいなくなったら、私は何者でもなくなる気がするんです」

でもね、本当にそうでしょうか。

今のあなたは、彼と出会う前は存在していなかったのでしょうか。

彼と恋に落ちる前、あなたは笑っていなかったでしょうか。

誰かに優しくしたことはなかったでしょうか。

何かに夢中になったことはなかったでしょうか。

不倫の恋は、どうしても“非日常”です。

限られた時間。

誰にも言えない秘密。

背徳感と高揚感。

その濃さゆえに、感情が何倍にも膨らみます。

だから「この恋=私のすべて」だと錯覚してしまう。

でも、それは錯覚なんです。

あなたの人生は、彼中心で回っているわけではありません。

たまたま今、彼の存在がとても大きくなっているだけ。

恋があなたの価値を作っているのではなく、あなたという人がいるからこそ、その恋が輝いているんです。

ここを逆にしてしまうと、とても苦しくなります。

「彼がいるから私は価値がある」ではなくて、

「私に価値があるから、彼は私を好きになった」んです。

この順番を、どうか忘れないでほしい。

彼を手放すことが正しいとも、続けることが間違いとも、僕は言いません。

大事なのは、「彼がいない私は空っぽだ」と思い込んでしまうこと。

それだけは、違う。

あなたは、恋愛だけで出来ている人ではありません。

友達としてのあなた。

娘としてのあなた。

母としてのあなた。

仕事を頑張っているあなた。

何気ない日常を丁寧に生きているあなた。

たくさんの顔を持っています。

ただ今は、その中の「恋する女性」という顔が、強く光りすぎているだけ。

もし、この恋が終わったら。

しばらくは苦しいでしょう。

涙も出るでしょう。

でも、あなたが消えることはありません。

恋を失うことと、自分を失うことは、まったく別です。

本当に怖いのは、彼を失うことではなく、「彼しかいない世界」に自分を閉じ込めてしまうこと。

あなたの世界は、もっと広い。

そして、あなたの価値は、誰か一人の愛情で決まるものではない。

そう気づいたとき、恋は少しだけ、軽くなります。

しがみつく恋ではなく、選べる恋に変わっていきます。

あなたは空っぽなんかじゃない。

むしろ、たくさん抱えているからこそ、苦しいんです。

その優しさも。

その一途さも。

その寂しさも。

全部、あなたの魅力です。

もし今、「この恋を失ったら何も残らない」と感じているなら。

それは、恋が大きすぎるのではなく、あなたが自分の価値を小さく見積もっているだけかもしれません。

一人で抱えなくていいんです。

誰にも言えない恋だからこそ、ちゃんと整理する時間が必要です。

あなたが消えない未来を、一緒に考えていきましょう。


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