新しい自分へ…5

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彼はベットで寝ていた。

そしてとうとう男女の関係になった。
これまで、自分の体のことなどどうでもいいと思っていたが、この人は違うなと感じた。

朝になり、彼は「子供たちのこともあるし、俺と真剣に付き合おう」
と言われた。

「子供?!」
私はハッとした。
この人は「子供」のことまで考えてくれていた。

そのあとに「長距離やってるからある程度は養えるから」
と…。

そこまで!?

私は即答できなかった…

他人の子供を養うってどういうことかわかってない
そう思った。
そんな簡単なことじゃない

黙っていると「返事は後ででいい」
というので「わかった、あとで返事するね」
と返した。

その日はアパートに降ろしてもらって別れた…。

私はなにが一番「最善」なのか…。

考えていた。

今、生活保護を受給しているものわかっている
子供を施設に入れていることも
私に両親がいないことも
そして…入れ歯なことも…。

最初は「会う」とは思っていなかったから全部話していた。

それでも「養う」?

そんな簡単なことじゃない
彼も考えてくれただろうが
自分の母親でさえもあの有様だ…
そして自分の旦那の子供であってもかわいがることはなかった…

それを他人がやる?

顔も会わせてないのに?

また「騙される」ところだった…

そう思うことにした。

そして、しばらく連絡は控えよう…。

そして、私はそのことを忘れるかのようにバイトをした。
今までの生活に戻した。

バイトをして子供に会ったり外泊をさせたり…。

彼からも連絡はなくなっていた。

所詮そんなもんか…。
そんなもんだよな
一時の気の迷い、ってやつかな

本当に男の人はわからないな。

まぁ好かれるなんて思ってないけどね。
ちょっとは「期待」した自分もいたが
子供のことをなんの相談もなしに私の話だけで判断されたのは
なんだか「騙されている気分」だった。
なに目的?

結婚を焦ってる?
そういえば彼の親から「結婚の話をよくされる」と言ってたなぁ…
それか…。

彼はまだ婚姻歴がなかった。
だから「手っ取り早く結婚して…」
か…。
それなら納得いくな…。
金銭的余裕も少しある…
そういうことか

親がうるさいからか

またうまいように使われるところだった…。

男性全員ではないだろうが、シングルマザーの人に
「子供が好きだから」とか
「子供の面倒は見る」だとか
そういううまい話しをして近づくんだろうな。

私は「利用」される人生なのか
「利用する価値」があるのかわからないけどね。

まぁ誰しも私や子供のために親身になってくれるパートナーなどいない
よな…

忘れてた(笑)
自分を含めて「好きになってくれる人などいない」ことを(笑)

私は「孤独」なのだ。
誰も頼ってはいけないし、好きになってもいけない
そんな「価値」も「権利」も私にはないのだ。

一瞬でも「子供たちにおばあちゃんができるかな」とか
「保護者の欄」が「旦那」っていいよな、とか浮かれてしまった自分に呆れてしまった。


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