精神障害の家族に対して、NGなことと大事なこと
記事
コラム
精神疾患の人へのNG行動で
「頑張れとか励ましは言ってはいけない」
っていうのが有名ですけど、私は少し違うと思います。
というか、頑張れとか言えないですよ。
あんな状態を目の前で見ていたら。
だから言われるまでも無いことです。
それに「頑張れがNG」だと思ったら
この先状況や状態が変化しても、
家族からは何の働きかけも出来なくなります。
それどころが本人の「頑張ろう」と言う意欲まで
妨害することになります。
「頑張れ」がNGなのは、
頑張れない時に言うと無理をさせることになるから。
でも「頑張りたい」と思っている時に
「頑張ってね」と言われるのは、背中を押してもらえること。
同じ「頑張って」でも、
タイミングで全然意味が違います。
まあ、当たり前のことですが。
うつ病=頑張れは禁句、というのは、ごくごく初期だけの話。
そして家族が寄り添い続けるのは、初期だけではないです。
ずーーーーーーーっとです。
急性期も、回復期も、維持期も、再発したときも、ずーーーっとです。
ずーーっと「頑張れは禁句」だけでは生活出来ません。
じゃあどうしたらいいのか。
うつ病に限らず、誰にとっても大事なのは
「自分がどうしたいと思っているか」を見極めて
近くにいる人にそれを尊重してもらえることです。
これを「自分軸」、福祉では「主体性」と呼びます。
うつ病・精神疾患の人と接するときも、一番大事なのは
『今この瞬間の自他の主体性』
だと思うんです
今相手がどんな状態にあって何が出来て出来なくて
その状態でもどうしたいと思っているのか
を可能なだけ汲み取って、
家族側のキャパを超えない程度に対応する
それが必要なんですよね、きっと。
そして私はあえて「自他の主体性」と書きました。
そうです、主体性が大事なのはうつの人だけじゃないです。
家族も、です。