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ココナラブログ
自分に嘘をつく
記事
ライフスタイル
ケアラー支援カウンセラー|惠然庵
2022/10/07 10:56
嘘を吐く、とは、まあ大抵は良くない行動に分類されます。
それでも人は嘘をつきます。
嘘だと認識して言うかどうかは別ですし、その理由も色々です。
嘘には、色んな効果があります。
しかし、
自分に対してつく嘘
は、
デメリットしかありません
。
1.嘘をつく時
嘘とは、事実と異なる情報を誰かに伝えることです。
何かしら
事実ではないことを言う理由があるとき
に出てくるものです。
「嘘も方便」ということわざがありますが、事実ではない情報を伝えたほうがその場は丸く収まるときに、嘘はとても便利です。一時的ではあっても思いやりとも受け取れます。
2.嘘の役割
事実ではないことを伝えるのが「嘘」なのだとすると、その時の嘘とは、どんな役割を果たしているのでしょうか。
それは、
事実が大多数にとってデメリットが大きくなる場合
です。
それも、
感情面
のデメリットです。
よくあるのは、誰かが病気になったとき。
ここでの「事実」とは、医師の見立てです。
「嘘」は、医師の見立てとは違う想定です。
本気で病気を治そうとするなら、または余命を充実させたいなら、医師の見立てをそのまま本人に伝えるべきでしょう。
しかし、本人が受ける衝撃を予想し、「それは可哀想だ」と思った親族が、あえて違う内容を伝えることで、苦悩から守ろうとします。
守った
のは本人の身体の健康ではなく、
心
です。
3.相手が自分のとき
しかし対自分の場合、嘘はどんな意味を持つでしょうか。
嘘が事実ではないと、知っているのに
あえて「自分に対して嘘をつく」
とき。
まず一つは、あえて
事実ではない事柄を事実であるように自分に思い込ませている
とき。
家族がもしかしたら病気かもしれない。本当なら病院に行くべきだけれど、今は普通にしていて病気には見えない。
だからきっと、病気かもしれないと思ったのは気のせいなのだ、と。
もう一つは、
自分の真実=本心を自覚できていない
とき。
本当はもっと仕事でのキャリアを伸ばしたいと思っているのに、そうした気持ちは主婦であり母である自分には「相応しくない」、自分はもっと家庭や子どものために頑張る「べきだ」と考えて、本心に気づきそうになると目を逸らして「べき」世界へ突き進む。
二つ目は、一見嘘ではありません。周囲からは嘘だと批判される要素はどこにもない上に、むしろ称賛され歓迎されるでしょう。だから自分でも「これでいいのだ」という思いを強く持ってしまい、更に本心からは遠ざかります。
4.最終的には嘘はデメリットが大きい
嘘をつくべきではない、嘘は悪だ、うそつきは悪い奴だ。
と言われていても、人は誰でも嘘をつきます。
保身のため、その場しのぎ、相手のため、自分を励ますため、など。
嘘を言う
そのときは、何かしらのメリットがある
のでしょう。
しかし、
長い目で見て
、その嘘は
良い状況をもたらすでしょうか
。
最終段階まで綿密に計画されたステップの一つであれば、「作戦」といえなくもないですが、これは「嘘」の範疇を超えています。
日常的に個人が口にする「嘘」は、長くつき続けることは出来ないし、どこかで事実と衝突・乖離します。「実はあれは嘘だった」と告白しなければいけない場面が訪れます。
自分の本心に無自覚なまま違う価値に従って生きる「嘘」
は、それこそデメリットしかもたらしません。
自分の価値観に背を向け続けることは、いずれ
心の中の葛藤が肥大
して、
メンタルヘルスを損なう大きな原因にもなります
。
何が嘘で、嘘ではないのか、を考え始めるときりがありません。
大切なのは、嘘か真実か、ではなく、
最終的に「ありたい姿」を自分で自覚出来ているか
、
そのためにはどうふるまうことが良いのか
、を忘れずにいることではないでしょうか。
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精神障害者・ご家族の問題解決、お手伝いします
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#メンタルヘルス
ケアラー支援カウンセラー|惠然庵
ケアラー支援カウンセラー / 50代前半 / 女性
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