テクノロジー「大人の嘘と素直な子供」
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子供にお菓子を食べていいよと言うと多くの
子供は嬉しそうに手を伸ばします
では「嘘ついても良い」と言うと子供は一体
どうなるのでしょうか
シンガポール国立大学の研究者がこの疑問を
調査すると意外な結果が出ました
子供は嘘が許されると逆に嘘をつかなくなる
傾向を示したのです
嘘は単に口先でごまかす事でなく相手が何を
知らないか考えその上で本当ではない情報を
伝える必要があります
つまり嘘には相手の心の状態を推測する力が
必要です
でも同時に子供は幼い頃から「嘘は悪い事」
とも教えられます
嘘は能力だけでなく道徳も関わってるのです
この研究で使われた学問は発達心理学ですが
この学問で実験するには1つ難点があります
子供がある場面で嘘をつかなかったとしても
それが「まだうまく相手を騙せないから」か
それとも「悪い事だからやらなかった」のか
行動だけでは見分け難いのです
そこで今回の実験は3歳から6歳台の子供達に
参加させ子供がステッカーを2つのカップの
どっちかに隠し大人が隠したカップを当てる
と言う実験をしました
このとき子供にヒントを出してもらって更に
子供にカップを指差してもらい大人はそこに
ステッカーが入ってようが入ってまいが必ず
指差したカップを開けなければなりません
なのでステッカーが入ってないカップの方を
指を差して開けさせる方が大人達に不正解を
させられる仕組みです
でも大人は子供に嘘ついてと指示した訳では
ありません
そして一部の子供には本番の前に「ふつうは
間違った答えを言うのは良くないけど今回の
ゲームでは正しい答えでも間違った答えでも
勝つ為に好きに言って良いよ」という内容を
伝えました
大人達はこの説明により道徳的なためらいが
弱まって子供はより多く嘘をつくようになる
そう予想してました
しかし結果は逆で嘘をつく許可を与えられた
子供の方がむしろ嘘をつく確率が低くなって
意外な結果が出ました
何故この結果が出たのかは可能性とし子供は
何もペナルティーが無いゲーム中であっても
嘘は悪い事と言う感覚を完全に忘れられない
という事が考えられます
「普通は良くないが」という前置きによって
その意識がかえって強まり嘘を控える方向に
働いた可能性があります
また子供は大人の言葉の裏にある意図を読み
素直にならない傾向があります
なので嘘ついても良いという説明をそのまま
受け取るのではなく本当は正直に行動すべき
場面なのではと考えたのです
今回の実験が示してるのは子供の嘘が単なる
能力の問題ではなく道徳や状況の理解と深く
結びついているという点です
幼児でも嘘をついたり正直でな時でも内側で
能力や道徳が複雑に絡み合っているのです
と言ってもこの研究は特定の文化圏の子供を
対象としてて子供の内面を直接測定し訳では
ありません