「ラジカセ朗読」

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【録音機能】



4歳の時母親が
ラジカセを買ってきてくれて
アニソンのテープも一緒に
もらってきてくれた。


この事が嬉しくて俺は
毎日アニソンを聴きまくってたら
ある日赤い録音ボタンを発見し
録音操作を教わった。


しかし今あるテープは
アニソンが入ったテープしかなく
これに録音するとアニソンが
全部消えちゃうと言われた。


なので録音機能が使えず
使えないとなると余計
録音したくなってしまい
母親に録音したいと頼んでみる。


そして翌日
母親と一緒に買い物行った帰り
なんと!レコード店に寄って
空のカテープを買ってくれた!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

買ってくれたテープを
母親が俺に手渡してくれて
「これにならいくらでも
録音して良いよ」と言ってくれた。


もうこの事に嬉しくなった俺は
家に到着するとすぐラジカセせに
空のテープを入れて準備し
早速録音し始める。
(´∀`*)ウフフッ

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【録音開始】



そして昨日母親から教わった通り
再生ボタンと録音ボタンを
同時に押してみたら
録音ボタンが硬くて押せない!


でも録音したくて何度も挑戦したが
やっぱり録音ボタンが硬くて
再生ボタンと一緒に押す事が
全くできなかった。


この事を母親に言うと
「最初に再生ボタンを押しながら
録音ボタンを同時に押すんだよ」
そう言われてしまった。


なので再度録音にチャレンジし
再生ボタンを押しながら
録音ボタンを押してみたが
やっぱり録音ボタンが押せない。
ε-(・д・`;)フゥ…


しかし同時に押してた時は
途中で止まる感覚だったけど
再生を押しながら録音を押すと
力さえあれば押し切れる感じ。


そこで俺は
腕の力だけで押すんじゃなく
立ち上がって録音ボタンに
全体重を乗せて押してみた!


するとやっと押し切る事が出来
疲れ果てた状態で録音が始まり
ここで何を録音するのか
全然決めてない事に気が付いた。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ

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【有効活用】



録音が始まったので俺は
とりあえず何でも良いから
録音しようと思い「あーあー」と
適当に録音してみた。


そしてテープを巻き戻し再生すると
きちんと「あーあー」が入ってて
生まれて初めての録音が再成功し
凄く感動してしまった!
*゚。+(n´v`n)+。゚* ワーィ♪


でもせっかく録音機能があるから
もっとましな事録音しようと思い
再度録音を開始して今度は
「ウンチ!しょんべん!」と言う。


また巻き戻して再生すると
「うんち!しょんべん!」と
俺の声がきちんと入ってて
また感動してしまった!
∑(゚Д゚)スッ、スゲー!!


こんなことをしばらく続けてたら
だんだん飽きてきてしまって
家事をしてた母親を呼び
「何かしゃべって」と頼んだ。


しかし母親も
特に何も録音する事が無くて
何も話せずに「う~ん」とだけ
録音されてしまってた。


そこで母親が「毎日絵本読むの
大変だから朗読を録音してあげる」
そう言って録音してくれたので
寝る時ラジカセで絵本を聴いてた。

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