不動産業で独立した方や、これから開業を考えている方からよく相談を
受けます。
「案件が取れない」
「紹介しても決まらない」
「住宅仲介の経験はあるけど、事務所や店舗仲介は難しい」
実はこの悩み、珍しいことではありません。
私自身、約10年間事務所・店舗仲介に携わってきましたが、
開業初期に結果が出ない方には共通点があります。
それは、
“物件を探すこと”に集中しすぎていること。です。
事務所・店舗仲介は住宅仲介とは少し違う
住宅仲介の場合、
・駅から近い
・築浅
・家賃が予算内
など比較的分かりやすい条件で決まることもあります。
一方で事務所や店舗の場合は違います。
例えばオフィス移転でも、
・人員増加
・採用強化
・来客対応
・固定費削減
・ブランディング
など企業ごとに目的があります。
店舗の場合も、
・なぜそのエリアなのか
・なぜ1階なのか
・ターゲットは誰なのか
・駐車場は必要なのか
・看板は重要なのか
など確認するべきことが非常に多くあります。
つまり、「条件に合う物件を紹介する」
だけでは決まりにくいのです。
案件が決まらない人はヒアリング不足が多い
実際に相談を受ける中で多いのが、
物件提案数は多いのに成約率が低いケースです。
詳しく話を聞くと、
お客様が本当に求めていることを把握できていないことがあります。
例えば、「駅近希望」と言われても、
本当に重要なのは駅近ではなく
「採用活動のため」かもしれません。
この場合、駅距離だけで物件を探すのではなく、
会社のイメージ向上につながる物件の方が刺さる可能性があります。
事務所・店舗仲介では、
条件ではなく背景を聞くことが重要です。
契約前確認で差がつく
店舗仲介や事務所仲介では、
契約前確認も非常に重要です。
例えば、
・原状回復
・残置物
・定期借家契約
・看板使用
・営業時間
・業種制限
・消防
・給排水
・ガス容量
などです。
実際のトラブル事例を見ると、
契約後に揉めるケースの多くは、
契約前の確認不足が原因です。
経験が浅いうちは、
「どこを確認すればいいのか分からない」
ということも珍しくありません。
だからこそ、
事前に確認項目を整理しておくことが重要になります。
開業初期は事務所仲介から始めるのもおすすめ
「店舗仲介の方が儲かる」
と言われることがあります。
確かに1件あたりの売上は大きいこともあります。
ただし難易度も高くなります。
一方で事務所仲介は、
・縮小移転
・増床移転
・支店開設
・固定費削減
など景気に関係なく一定の需要があります。
開業初期は、まず事務所仲介で経験を積みながら、
徐々に店舗仲介へ広げていく方が安定しやすいと感じています。
一人で悩むより相談相手を作る方が早い
事務所・店舗仲介は、
住宅仲介とは違う知識や経験が求められます。
そのため、「この進め方で合っているのかな?」
と不安になることも多いと思います。
私自身、現在は不動産開業者向けに事務所・店舗仲介の相談を受けています。
相談方法は、
テキスト相談
チャット形式で気軽に質問したい方向け。
案件獲得や契約前確認など、日々の疑問を整理できます。
テレビ電話相談
画面共有をしながら物件や契約内容を確認したい方向け。
より具体的なアドバイスが可能です。
契約完了までのスポット相談
実際の案件について、
ヒアリングから物件提案、条件交渉、契約前確認までサポートします。
「初めての店舗仲介で不安」
「この案件だけ相談したい」
という方に利用いただいています。
最後に
事務所・店舗仲介は、
単純に物件を紹介する仕事ではありません。
お客様の課題を理解し、
最適な提案を行い、
契約後のトラブルを防ぐ。
その積み重ねが信頼につながります。
もし、
・開業したばかりで不安がある
・事務所仲介を学びたい
・店舗仲介の契約前確認に自信がない
・案件はあるのに成約率が低い
という方は、一人で悩まず相談してみてください。
経験者に確認するだけで、遠回りを防げることも少なくありません。