ココナラ活用塾vol.25【ココナラのデメリットを真剣考察!手数料や外部誘導禁止など】

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こんにちは!
ライティング系と音楽系のサービスを出品しているemiglia(エミリア)です。

ココナラについて紹介していたり、まとめたりしている記事やサイトを読むことがよくあるのですが、中には「アンチココナラ」寄りの内容のものもあります。

ツイッターなんかを眺めていても、時々「ココナラは酷い!」といったご意見を見かけることもあります。

何事にも良い側面と悪い側面があり、長所・短所、メリット・デメリットは表裏一体です。

ココナラにだって当然デメリットがあります。
今回は、そんなココナラのデメリットについて真剣に考えてみようと思います。

決してケンカを売っているわけではありません!!
デメリットと言われている点について真剣考察した上で、その中でどうやって快適にココナラを利用していくかという方法を導き出していければと思っています。

<ココナラのデメリットとしてよく聞く声と考察および解決策>

巷でよく見るアンチココナラのご意見や、ココナラのココがちょっと…というご意見の代表的なものを6つピックアップしました。

その背景や理由を考察するとともに、解決策についても考えてみようと思います。

[1.手数料が高い]

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まず、誰もが挙げるココナラのデメリットポイントは「手数料が高い」です。

「ココナラは良い!」という趣旨の記事であっても、デメリットとして手数料の高さに触れているものが多いです。しかし、そういった記事では「デメリットは手数料が高い」という点にしか言及せず、その理由についての考察は書かれていません。

ココナラの手数料については、以前投稿したブログ記事で詳しく解説、考察しているので、是非読んでみてください。
この記事に書いた通り、ココナラの手数料の高さにはちゃんと理由があります。

そしてココナラの元に渡った手数料は確実にユーザーに還元されています。
詳細は上の記事を読んでいただきたいのですが、要約すると…

・広告、宣伝
・システム構築
・サポート

ココナラのユーザーは、手数料の代わりにこれらの恩恵を受けられているという内容になっています。

ココナラの恩恵を受けるためのココナラ利用料として手数料を支払っていると考えれば、少し見方が変わってくるかもしれません。

[解決策]

解決策というか、基本的な値付けの考え方なのですが、ココナラで値段を決める時は「手数料を引かれた自分の取り分」がいくらになるのか考えるのが大前提となります。

「1,000円で販売して725円しか手元に入らない!辛い!!」ではなく「1,000円稼ぎたいから1,500円で売ろう」という思考に切り替えないと、いつまで経っても「手数料が高い」という不満は拭えないままです。

「そうは言ってもお客様からすれば1,500円だと高い、1,000円にしてほしいと思うのでは…?」と不安になりますよね。でも、そこで勇気をもって1,500円という金額を提示できるかどうかが明暗を分けます。
お客様から「高すぎるから安くしてほしい」と言われてしまった時、私はお客様にココナラの手数料について説明することもあります。意外と手数料についてはご存じないお客様も多く、事情を分かっていただいて受注に結び付くということも結構あります。

「だったら外部で……」ともちかけてくる方もいらっしゃいますが、「それはココナラで禁じられております」とキッパリ断っています。ルールですし、外部でやりとりすると大抵面倒なことになるので、そこまでして値段を下げたいようなお客様とは取引しない方が賢明です。

ココナラの手数料は、売上額から差し引かれます。つまり、出品者から引かれる、というイメージです。
ランサーズというクラウドソーシングサービスでは、出品者(受注者)が提示した金額に手数料が上乗せされて購入者(発注者)に請求されます。つまり、購入者が手数料を負担するというイメージになります。

どちらが良いのか、これは非常に難しい問題ですが、購入者からすれば手数料とかいう上乗せ金額が発生してしまうと、なんとなく損した気分になってしまうことでしょう。
それで購入意欲が削がれてしまっては元も子もありません。
ココナラはその点販売額だけで購入できるので損した気分にはならない仕様になっています。

逆に出品者からすると「手数料が高い」という不満を生むわけですが、手数料を引いた金額を得るために、手数料分は「お客様に上乗せさせていただく」という感覚で25%増しの金額を提示することでこの不満を解消することができます。

ココナラの恩恵を受けているのは出品者だけではありませんので、このような考え方も「アリ」だと思います。

そして、何より大事なのは、手数料分が上乗せされた金額(ちょっと高めな提示額)でもお客様に十分に満足いただけるようなサービスを提供するということです。

お客様に「この値段でこの内容はちょっと……」と思わせてしまうのではなく「この値段でこの内容なら満足!!」と喜んでいただければ、両者Win-Winになります。

[2.ココナラ外のやりとり禁止]

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ココナラでは、一切のココナラ外でのやりとりを禁止しています。

チャットワークもダメ、スカイプもダメ、Zoomもダメ、個人のメールアドレスや電話番号、住所などを教え合うのもダメ、とにかくココナラから離れてやりとりをすることは絶対NGの禁止事項となっています。

また、外部での取引を持ち掛けるだけでなく、プロフィールにメールアドレスやSNSアカウントを掲載したり、外部サービスの案内を掲載したりすることもNGです。
少しでもココナラを離れて連絡を取り合えるような道を示してしまうとダメということですね。

外部で取引するつもりはなく、ただ情報発信のためにSNSを活用したいと思っていたとしても、SNSのDMなどで連絡を取れてしまうため、この「道」がNGポイントとなってしまうのです。

このルールを破ってしまうとココナラから厳重注意を受けたり、ペナルティを受けたりすることがあります。
実際、私も一度ココナラさんからお叱りを頂戴したことがありました。
ライティング系のサービスのサンプル記事を掲載した特設サイトのURLを掲載していたのですが、そのサイトにTwitterとfacebookのリンクを貼ってしまっていたのです。
ご注意を受けて、SNSのリンクを削除し、その特設サイトからは直接連絡を取れないように仕様変更したところ、ペナルティは免れ、特設サイトを引き続き掲載することをお許しいただけました。

かなり厳しいこのルール。

ココナラは手数料が高いこともありますし、いずれ独立したいと考えている方にとってはココナラでの取引だけに留まってしまうのはツライところですよね。

ココナラ外でのやりとりを禁止している理由……それは誰もが予想できるものとしては「顧客の引き抜き阻止」でしょう。
ココナラの収入源は手数料ですから、購入者を引き抜かれてしまうと商売あがったりとなってしまいます。ココナラの中で取引してもらわないと困るのです。
だからココナラ外での取引を禁止しているというのは、おそらくその通りでしょう。当たり前のことです。

ただ、それだけではない、と私は思うんです。

ココナラを離れたところでトラブルが生じた時に、ココナラのスタッフが対処できないから、というのも、ココナラ外での取引を禁止している理由のひとつなのでは、と私はそう考えています。

実際、ココナラは本当によくできたシステムで、トラブルを予防する工夫が随所に見られます。ここを離れてしまうと、決済やコミュニケーション、納品方法、連絡の取り方など、全て自分で管理しなければならず、万一トラブルが生じても誰もフォローしてくれません。

ココナラで繋がったお客さんだからといってココナラがどうにかしてくれることも、当然ありえません。

こういったトラブルを回避するためにも、ココナラ内のみで取引を完結してほしい、というのがココナラの想いなのではないかな…と思います。

[解決策]

ココナラ以外でも顧客を獲得したい、もっと販売経路を広げていきたい、もしそう願っているのであれば、ココナラから外へ、ではなく、外でココナラを武器にすることをおすすめします。

ココナラで得た実績や評価を、SNSや個人ページなどで思い切り宣伝し、ココナラではないところからも顧客を獲得できるようにするのです。
外部からココナラへ誘引すれば、ココナラの便利で安心なシステムを活用して取引ができますし、もし外部でそのまま取引を進めたければ、そのまま個人的に取引することもできます。

[3.トラブルを運営が解決してくれない]

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これについては、私自身は全くそうは思わないですし、こんな経験をしたことも無いのですが……ちらほら「ココナラ運営の対応が最悪だった」とか「トラブってココナラ運営に連絡したのに何もしてくれなかった」とか、そんなご意見も見かけることがあります。

ユーザーの問い合わせや要望に対応しているのはココナラのスタッフさんであり、彼らもまた人間ですので、どんな方が対応したか、どんなやりとりがあったのか、そこが見えない限りは何とも言えません。

ただ、ひとつハッキリ言えることは、ココナラの運営さんは何でもかんでもお世話を焼いてくれるわけではない、ということです。

私も何度か質問したことはありましたが、「ダメなものはダメ」「それはココナラでは現状対応できない」というお答えを頂戴したこともありました。これを「冷たい」とか「融通が利かない」とか、そう感じる人もいるかもしれません。(文面はとても丁寧で冷たい印象は一切ありませんでしたが……)

そして、よくあるトラブル対応なのですが、ユーザー間トラブルに関しても、ココナラのスタンスは「基本的に当人同士で落としどころを見つけるように」というものです。「不当な低評価をつけられた!」というクレームをココナラに入れても、よほど納得できる事情や悪質性が認められない限りはココナラは対応してくれません。
ただ、悪質なもの、ココナラのルールに抵触するもの、法的にマズイものについてはきちんと対応してくれます。

あれやこれや、なんでも親切に親身になって対応してくれる、ということを期待してしまうと、その期待を裏切られることはあるかもしれません。
ただ、個人的にはココナラの運営さんはいつも丁寧に、そして真摯に対応してくれると感じています。

[解決策]

トラブル解決は基本的に「自力で」どうにかするものだと思っておくのが良いでしょう。

ココナラの運営さんはとても頼りになりますが、日々多くのユーザーの対応に追われています。
また、何事もそうですが、定められているルールは変えることができず、特例や例外は認められないことがほとんどです。
ココナラの運営さんにもどうしようもないことがある、ということも忘れないでください。

様々なトラブルや困ったこと、悩みなどを解決する方法については、「ココナラ活用塾」の各記事でもご紹介していますので、参考にして自分自身で問題解決する力を高めるよう努力してみてください。

[4.価格崩壊が起こり適正価格で出品できない(買ってもらえない)]

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ココナラはプロもアマチュアも出品することができます。

自分の専門分野や特技、なんでも出品できるため、例えばプロのピアニストによるピアノ音源作成サービスと、趣味でピアノを弾く人によるピアノ音源作成サービスが共存することとなります。
趣味でピアノを弾いている人の中にはかなり上手な方もいらっしゃいます。すると、「自分はプロじゃないし趣味でやっているだけだから」という理由で破格の値段でサービスを出品してしまいます。
こうなると困るのはプロのピアニストです。同じ値段で出品しては仕事として成り立たなくなってしまいますが、購入者はどうしたって安いサービスに魅力を感じてしまうからです。

これはピアノだけでなく、イラスト、Webデザイン、ホームページ制作、占い……あらゆるカテゴリにおいて言えることです。

以前から、ココナラの価格崩壊については問題視する声が上がっており、ココナラも真摯に受け止めて対策を講じてくれています。今ではカテゴリやジャンルごとに「最低価格」が定められ、本来の価格に見合わない金額でのサービス出品ができないようになっています。

それでもやはり適正価格についての問題は根強く、高額サービスと格安サービスが混在している中で、価格が安いサービスが購入されやすいという傾向は否定できません。

[解決策…というか心配しなくて大丈夫という考察]

解決策というわけではないのですが、この価格崩壊については、それほど心配しなくて大丈夫です。

その証拠に、ココナラでは高額サービスもちゃんと売れています
安いものばかりが売れる、高いものは売れない、というわけではないのです。

高いサービスは、一様に「質の高さ」や「対応の早さ」などの付加価値を掲げています。この付加価値を求めている購入者が確実に増えているのです。
つまり「安かろう」ではなく、「高くて良質なサービス」の需要がある、ということです。

もちろん安さを求める購入者も多いです。しかし彼らはクオリティはそこまで求めていません。趣味程度、特技程度で出品しているサービスで十分なのです。だったら、それは趣味や特技で出品している人に任せましょう。

プロの方や、専門家の方は、それ相応の質を求める購入者を惹きつけるサービスを展開すれば良いのです。

また、これは出品者の「基本のキ」ですが、実績がつくまでは最低価格で出品し、実績が増え評価が溜まるごとに値上げをする、という方法もおすすめです。

最初は勉強や経験、そして実績集めのために破格で出品して、そこから適正価格へと引き上げていくことにより、値段を上げてもサービスが購入され続けるというサイクルを作ることができます。

[5.詐欺サービスや悪質なユーザーが多い]

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ココナラは詐欺サービスばかり、悪質な出品者、購入者が多い、という声もちらほら目にします。

ただ、これについては最近かなり改善されているようです。
特にサービスについては、規制が厳しくなり、詐欺まがいのサービスは激減しました。

しかし中には規制をかいくぐって悪質なサービスを出品するユーザーもいますし、出品者購入者問わず、まともにコミュニケーションができなかったり約束を守らなかったり酷い対応をしたりする悪質ユーザーもいます。

こればかりは、誰でも気軽に参加できるサービスである限りは取り締まるのが難しいと言わざるを得ません。ココナラでは、ある程度は自動で、そして手動でも日々チェックしてくださっていますが、それでも全てを見つけるのは至難の業です。

悪質なサービスやユーザーを見つけたら、すぐにココナラの運営さんに報告してココナラの治安維持に協力してください。

[解決策というか予防策]

悪質サービスを購入してしまわないために、また悪質ユーザーとのトラブルを回避するための予防策としては、サービスの場合は評価と実績をしっかりと確認すること、そしてユーザーの場合も評価を確認することです。

まだ購入実績が無く評価がついていない購入者の悪質レベルを見極めるのは難しいですが、やりとりの端々で「ヤバイかも……」と感じたらすぐに取引を断り関わらないようにしましょう。場合によってはブロック機能を使うことも手です。(ただ、ブロック機能を使いすぎるとユーザーとしての評価が落ちてしまう恐れがあるので注意しましょう)

[6.表現の規制が厳しい]

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これは、上で挙げた悪質サービスの抑制のために、ココナラで出品するにあたり表現の規制がかなり厳しくなっている、ということです。
・「必ず儲かる」や「勝率、利率〇〇%」という断定的な表現により、購入者に誤解を与える可能性があるサービス
・「◯◯万円儲かった」など投資成果について具体的な金額を記載し、購入者に誤解を与える可能性があるサービス
・「実績No.1」や「信頼度No.1」など裏付けのない順位を用いた表現をしているサービス

(ココナラ公式サイト「ルールとマナー」より引用)
こんなかんじで、表現規制があります。

他にもココナラが独自に定めているNGワードに引っかかると出品できなかったりメッセージが送れなかったり、アカウント停止のペナルティを受けたり……というリスクがあります。

私も以前突然ダイレクトメッセージが送れなくなり、運営さんに問い合わせたところ「NGワード規制に引っかかってしまってメッセージ送信ができなくなってしまったようです」とのことでした。
ちなみに、偶然引っかかっただけで、悪質性が無いということで、すぐに解除していただけました。

なんのワードだったか忘れてしまいましたが、確か「mail」とか「コピペ」とかそんなワードだったような気がします。3つぐらいのNGワードコンボで弾かれてしまったようでした。

[解決策というか注意したいこと]

私の事例のように、そんな意図は無くても知らずにNGワードで引っかかってしまうことがあります。それが原因で思わぬペナルティを受けないよう、「ん?」と思ったらココナラの運営さんに問い合わせてみましょう

また、「ルールとマナー」はしっかりと確認して、NG表現について理解した上で、規制に引っかからない表現を探してみてください。

おわりに

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

今回はココナラのデメリットについて、真剣考察してみました。
ユーザーが「不便だなぁ」とか「困ったなぁ」とか、そんな風に感じていることも、ココナラ側からすると、必要なことであったり、より良いプラットフォームにするための策であったり、なんらかの理由や背景がちゃんとあります。

ココナラは、ユーザーの声を本当によく吸い上げてくれています。

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こんな風に、返信が必要な問い合わせと、もうひとつ「ただ意見を言いたい人」向けのフォームまであるんです。

ここから送られた意見はスタッフさんが目を通して、要望の多いものからなるべく実現できるよう日々尽力してくださっています。

何か気になる事や要望、意見がある方は、是非直接ココナラさんに伝えてみてください。

「ココナラ活用塾」では、皆さんの「これってどうしてる?」や「こんなところで苦労しているんだけど……」といったお困りごとを少しでも解消できるよう、隔週ペースでお役立ち情報を発信しています。

もし、何か知りたいことや聞いてみたいことがありましたら、お気軽にDMでリクエストをお送りください。全てにお応えできるわけではありませんが、記事にできそうなテーマがあれば、記事化いたします。

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