カウンセリングで楽になった次は何をする?コーチングが必要なタイミングとは

カウンセリングで楽になった次は何をする?コーチングが必要なタイミングとは

記事
コラム

「楽になった。でも、何も変わっていない気がする」

誰かに話して、気持ちが楽になった。

あのもやもやが、少し晴れた気がした。
でも数日後、また同じ場所に立っている自分がいる。
「また同じことを考えている」

「楽にはなるけど、結局何も変わっていない」

「これを繰り返していても、意味があるのかな」
そう感じたことがありませんか。
これは、相談や傾聴に意味がなかったのではありません。

「楽になること」と「変わること」は、実は別のことだからです。

「楽になる」と「変わる」は、違うプロセス

精神保健福祉士として相談を受けていて、よく感じることがあります。
カウンセリングや傾聴の場でできることは、
主に「感情を受け取ること」です。

ため込んでいた気持ちを外に出して、
「わかってもらえた」「受け取ってもらえた」と感じる。
その安心感が、心を軽くしてくれます。

これはとても大切なプロセスです。
特に、しんどさの真っ只中にいるときは、まずここが必要です。

でも「楽になること」は、「状況が変わること」とは別です。
職場の人間関係は変わっていない。

転職するかどうかの答えも出ていない。

自分のパターンも、まだ変わっていない。
話すことで感情は整理できても、
「どうするか」「どう動くか」という部分は、別のアプローチが必要になります。


コーチングが必要なタイミングとは

では、どのタイミングでコーチングが必要になるのか。

一つのサインがあります。
「楽にはなるけど、また同じところに戻ってくる」と感じ始めたとき。
これは、感情の整理はできているけれど、思考の整理がまだできていないサインです。

「何が問題なのか」「自分はどうしたいのか」「何から動けばいいのか」
——これらは、話すだけでは答えが出ません。
一緒に整理して、言語化して、方向性を見つけていく作業が必要です。

もう少し具体的に言うと、こういった状態になったときがコーチングのタイミングです。
「気持ちは落ち着いてきたけど、次どうすればいいかわからない」
「毎回話してすっきりするけど、状況は何も変わっていない」
「感情の整理はできている気がするけど、行動に移せない」
「同じパターンを繰り返している気がして、そこから抜け出したい」


梅雨のこの時期だからこそ

6月の中旬は、梅雨が本格化する時期です。
気圧の変化や日照不足で、思考がまとまりにくくなりやすい。

「考えようとしてもぼーっとする」「堂々巡りになる」
——これも梅雨の影響です。

でも逆に言うと、「なんかまたぐるぐるしている」と気づけるこの時期は、自分のパターンを見直す絶好のタイミングでもあります。

毎年梅雨になるとしんどくなる、毎年この時期に同じ悩みが出てくる
——そのパターン自体に、気づいていますか。


「楽になること」を卒業する、ということ

少し大げさな言い方かもしれませんが、あえて言います。
「楽になること」が目的の段階を卒業するとき、というものがあります。

しんどくなったら話して、楽になって、またしんどくなったら話して
——そのサイクルが続いているとしたら、それは「楽になること」に依存している状態かもしれません。

コーチングが目指すのは、「自分で整えられるようになること」です。
誰かに話して楽になるのではなく、自分で気づいて、自分で整えられるようになる。
ストレスを受けても、自分で回復できるようになる。
それが、「変わった」ということだと思っています。


思考整理コーチングでできること

思考整理コーチングでは、感情が落ち着いた状態から「では、どうするか」を一緒に整理していきます。

「何がしんどいのか」「本当はどうしたいのか」「何から始めればいいのか」——ぐるぐるしている頭の中を、少しずつほどいていく時間です。
そして、その整理のプロセスを繰り返すことで、「自分で整える力」が少しずつ身についていきます。

こんな方に向いています。
・カウンセリングや相談で楽になるけど、また同じところに戻ってきてしまう
・感情の整理はできてきた気がするけど、次のステップがわからない
・同じパターンを繰り返していることに気づいていて、そこから抜け出したい
・「変わりたい」という気持ちはあるけど、何から動けばいいかわからない

「整理されていない」状態のまま来てください。
それが、スタート地点です。


「楽になった」は、スタートラインだった

楽になることは、決して無駄ではありません。
それは、次のステップに進むための土台を作っていた時間です。

「楽になることはできた。次は変わりたい」
——そう感じ始めたなら、それはもう次のステップに進む準備ができているということです。

「また同じところに戻ってきた」と感じるたびに、自分を責めなくていいです。
それは、次に進むタイミングが来たよ、というサインかもしれないから。

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