あなたの創作は誰のため?【同じジャンルだから】でハマる意外な落とし穴

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こんにちは、ほうりです。今日は【みんな同じジャンルだから】でハマる意外な落とし穴についてお話ししていこうと思います。

これ、二次創作あるあるだと思うのですが、みんな同じ推しジャンルで推しCPなんだから皆兄弟☆何でもかんでも分かり合える!と信じていたのも今は昔、気づいたらこんな風に思っていませんか?

💔なんだか最近同カプの傾向が合わなくてしんどい
💔推しキャラの解釈が周りと自分が違い過ぎてツラい
💔でも、マイナージャンル、マイナーカプなんだからちょっと解釈や作風が好みじゃなくても我慢しなくちゃ…

こういう気持ちになった時、陥りがちなのが、「自分の意志が弱いから」「自分の性格が悪いから」という自分責めのスパイラルになるのですが、脳科学とか心理学とか学んでいくうちに「あれ? これ実は過剰適応の影響かな」と思うようになったんです。

この【過剰適応】、放っておけば取り返しのつかないほど心身共に止むので早めのケアが必要です。

過剰適応とは何か


まず【過剰適応とは何か】についてお話していきます。

過剰適応とは、環境や他人の期待に合わせすぎることで本来の自分を抑えてしまう状態のことを言います。

例えばこんな経験はないでしょうか?

😥なんだか最近、同カプの傾向と自分の傾向がちょっと合わなくてしんどい
😥推しキャラの解釈も周りと自分が合わなさ過ぎて疲れた
😥でも、界隈の主流が私が辛くてしんどさを感じている解釈や傾向を推してるから、「私が我慢すればそれでいいや」って風に自分を抑えつけている。

そしてこれがマイナージャンルやマイナーカプだったら、さらに倍率ドンで、
😔「自分の感性がおかしい」
😔「こんなことでそんなふうに感じる自分が悪いんだ」
というように、更に自分の心を押さえつけて見て見ぬふりて我慢する方向に行ってしまうわけなのです。

マイナー界隈での経験と気づき


20年ほど前、誰もが名前を知る巨大ジャンルの中で、活動人数が20人いるかいないかのマイナー界隈にて7年ぐらい活動していた頃。

その界隈内で私が推していたCPは、比較的メジャーな方でしたが、活動している人数は4人ほどでした。

そんな状態でもメジャーCPとして扱われる、所謂限界集落的な界隈だったので、【この界隈にいる人達は貴重である】という考えが掲示板やオフ会でのやり取りからも常に伝わってきました。

そのため解釈とか作風とか、掲示板でのやり取りを経て「あ、この人苦手だな」と思ってても、我慢して付き合っていた部分が凄くありました。

そうして自分の心を押し殺し、【界隈にいる人皆兄弟☆】という考えに合わせて振る舞っていたところ、最終的に、そのジャンルで活動していくうちにどんどん病んでいった記憶があります。

新しいジャンルにハマって、その界隈から抜け出せる口実が出来たことに当時はホッとしたくらいなので、相当追い詰められていたんだなと今なら分かります。

なので放っておくと心身ともにダメージが蓄積されていくので、「これは過剰適応なんだな」と早めに気づいて、ケアしていくことが大事になってきます。

「同じだからわかり合える」という同一視の落とし穴


そしてこれは私も当時無意識に思っていたことなのですが、マイナーCPやマイナージャンルを推していればいるほど、同界隈の人たちに対して

「同じジャンルだから、私の作品が刺さるはず」
「同じCPだから、あのCPは苦手だろうな」
という風に、自分と他人を同一視しがちな傾向にあります。

二次創作に限らず抽象度を上げて考えてみれば
🤜「同じ人間なんだから、私ができることは相手もできて当たり前だ」
🤜「Aが好きな人なら、きっとBも好きなはず」
という風に、私たちはついつい思い込んでしまいがちなのです。

特に二次創作はただでさえニッチな趣味なので、同じジャンル、同じキャラ、同じCPにハマると、勝手に共通点を見つけて

「えー、私たちってソウルメイトじゃん!運命じゃん☆」という思い込みが働きやすいんですよね。過去の私もそうだったので(^_^;)

この思い込みがお互いシンクロしていて、キャラ解釈やらカプの好みがガッチリ噛み合ってるうちはまだいいんですよ。

でも冷静に考えたら、自分とまったく同じ考えの人はこの世に存在しないのですよね。

双子の人だって、考え方や好み、交友関係や趣味や仕事など、校とか社会生活も、成長するにつれてかけ離れていくものですし、十人十色と言う言葉があるように、育ってきた環境によって考え方も好みも違って当然なのですから。

なので、どちらかがジャンル移動したり、プライベートでも近づきすぎて「え、この人のこういうところちょっと無理💦」となっても、シンクロしていた事実がかえって足かせになり、過剰適応を発動させて、人間関係や自分自身のメンタルも拗れていってしまいがちになります。

そうした過剰適応を防ぐためにも、自分は自分、人は人と適度な距離感を持った方が、健やかに楽しく二次創作を続けていけるのです。

自分は一体どんなタイプなのかを知るのが大事


そのためには、自分が一体どんなタイプなのかを自己分析した上で、相手がどんなタイプなのかを見極めて理解するのも大事になってきます。

例えば自分がパンダタイプで相手がツキノワグマタイプだったとすると、外見はいくら似ていても食べるものも習性も全く違うため、どちらかが自分のタイプを無視して相手に合わせに行くとかそりゃ上手く行きません。

しかし悲しいかな、同人女は憧れの人が自分と違うタイプでも「憧れのツキノワグマタイプの人が誘ってくれたんだ!」となって、自分の趣向と合わない推しCPアンソロに参加したはいいものの、

自分の好みと本音を無視したネタを無理やりひねり出す
⏬️
なかなか原稿が進まない
⏬️
こんなこともできない自分はなんてダメなんだと自己否定に陥ります。

そうした悲劇を少しでも防ぐためにも、自分を知るというのはとても重要になってきます。

自己分析の方法は、色々ありますし、今ならAIに【自己分析して】と頼めばやってくれるので、あまり気負わずやってみましょう。

自分の好きと地雷をあえて表明することも大切


また、SNSの自己紹介欄などに、「〇〇が苦手」「△△は地雷」と書いている人がいますよね?

あれは決して誰かに当てつけているわけではなく、「ここまでは許せるけど、ここから先は無理ですよ」という自己防衛なんです。

昔の私はとてつもなくひねくれていたので、そういった自己開示を目にしては
「ああいう風に書くのって何なの?😡💢」
「私に対するイヤミなの?当てつけなの?😡💢」
と思い込んではイライラしていたのですが、これは過剰適応に巻き込まれて振り回されないための自己防衛だったんだなと、今なら理解できます。

なので、「このカップリングがちょっと苦手」「このシチュエーションが苦手」って書くのは、該当するカップリングやシチュエーションが好きな人への当て付けやイヤミではなく、むしろ双方嫌な思いをさせないという想いやりだと思えるようになりました。

あえて
「自分はここまでが許せるけど、ここから先は許せないよ。踏み込まないでほしい」という自己開示をすることで、
「ここから先は分かり合えないから、付き合わないでおこう」と相手が判断して諦めてくれるのは、長い目で見ればお互い火傷をせずに済むし、むしろメリットしかないんですよね。

二次創作に限らずとも、社会生活を営む上で、関わる人全員と仲良くするっていうのはどうしたって不可能なんですよ。

相手との相性もあれば譲れない価値観の違いもある。

そこを自分が我慢すればいいことだと、相手と無理やり仲良くしたところで、後で人間関係が拗れてしまうのは目に見えています。

だったら最初からプロフィールに「自分はここまで許せるけども、ここから先は許せない」って書いちゃった方が、中長期的な目で見れば相性や価値観の合う人との関係性を築けるチャンスが増えるので、勇気を出してプロフィール欄に自分の好きと地雷を書いてみることをお勧めします。

ゲシュタルトの祈りを復唱してみよう


それでも「自分は自分、他人は他人」という風に適切な距離感を保つことに罪悪感を持つ人におすすめなのが【ゲシュタルトの祈り】。

これは、ドイツの心理学者フレデリック・S・パールズが妻のローラと共に創設した「ゲシュタルト療法」の思想を盛り込んだ詩であり、すべてをありのままに受け入れることを促し、自己成長や人格の全体性の回復を目的としています。

私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる。

私はあなたの期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。

そしてあなたも、私の期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。

もしも縁があって、私たちが出会えたのならそれは素晴らしいこと。

出会えなくても、それもまた素晴らしいこと。

引用元:JOICFP/「ゲシュタルトの祈り」


👆こちらを一日一回復唱することで、過剰適応が少しずつ緩んでいきます。

そしてこの詩を二次創作活動バージョンにアレンジしたのがこちらになります。


更に二次創作での過剰適応を緩めるために、ゲシュタルトの祈りを若干アレンジしたものが以下になります👇

私は私の為に推しキャラや推しCPを愛でるために生きている

あなたはあなたのために推しキャラや推しCPを愛でるために生きている

私はあなたの期待に応えて推しキャラや推しCPを書くためにこの世に存在しているわけではありません

そしてあなたも、私の期待に応えて推しキャラや推しCPを書くためにこの世にいるわけではないのです

もしも縁(ジャンル)が合って、私たちが出会えたのならそれは素晴らしいこと

出会えなくても、それもまた素晴しいこと

今、同界隈での立ち回りや解釈、人間関係に悩んでいる人はこのゲシュタルトの祈り・二次創作バージョンを朝と夜の寝る前に復唱することをお勧めします。

いくら何でもそれは…と思った方は、普通にゲシュタルトの祈りを復唱してください(笑)

ちなみにyoutubeで【ゲシュタルトの祈り】を検索すると、癒される音声動画が何個も出て来ますのでかなりお勧めです♪

まとめ


というわけでまとめです。

✅️同じ界隈だからこそ、違和感を覚えた時にしんどくなる
✅それでも周囲の空気を壊したくないため、過剰適応状態になってしまう
✅過剰適応が続けば続くほど、メンタル面に不調をきたすし人間関係も拗れやすくなる
✅️予防策としては、、、
①自分と全く同じ考えの人は存在しないと覚えておく
②自分がどんなタイプかを知る(色んな方法があるから調べてみたり、AIを使うのも手)
③プロフィール欄などに「これが好き」「あれが地雷」と表明して、自分の価値観と合う人と付き合う環境を作ることも大事
④更にお守りとして、『ゲシュタルトの祈りor二次創作バージョン』を一日一回復唱する

同界隈にいるからこそ、シンクロするところを見つけて喜ばしい気持ちになるのはよくわかります。

ただ、人の心は移ろいゆくものであり、考え方が変わらない人の方が珍しいのです。

『なんだか最近同カプの傾向が合わなくてしんどい』
『推しキャラの解釈が周りと自分が違い過ぎてツラい』と感じていても、
決して『周りと一緒になって騒げない自分に問題がある』なんて思わなくて大丈夫です。

大切なのは、どんなにシンクロしあった相手でも、適度な距離感を保つこと。

その予防対策として、今回紹介した
✅️自分のタイプを知る
✅プロフィール欄などに「これが好き」「あれが地雷」と表明する
✅️ゲシュタルトの祈りを一日一回目に通す&聞き流す
を是非試してみて下さいね♪


それでも
😣同界隈で話が合わないのはやっぱりしんどい
😣空気乱すのが嫌で過剰適応してしまっているかも…
と思い悩んでいるあなたは、是非以下のサービスのご利用を検討してみて下さい。

今日のお話は以上です。
最後まで読んだ方は、既読の代わりにスキを押してください。うちはそういうルールです。

ではまた!
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